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イチョウの下のよもやま話

埼玉県深谷市にある
吉祥寺の住職のブログ

忌中払い その1

2013年07月29日 | 日々之法話
これは何年も前に用意した <忌中払い>のためのご法話です。

この10年間で 中瀬のご法事・ご葬儀のあり方は
想像以上の変化を見せました。

ですから 現在には通じない部分も多々あります。

それどころか、歴史や伝説のようになっている部分さえあり、
読み返すと 時代の変化の速さに驚かされます。

どこかに ご参考になる部分があれば、と思い
収録する事にします。






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昨晩の、〇〇さんの復活を願う≪通夜≫、
葬列を行なう都合から 本日中に行なわれた≪火葬≫、
お昼からの≪葬儀・告別式≫、
遺体を送るための≪葬列≫、
≪納骨≫、
土葬時代に 埋葬した遺体を 獣が掘り起こして荒らす危険を 
なくすために行なった仕儀の≪墓直し≫、
そして ただ今の≪忌中払い≫と、

長時間にわたるご供養、誠にお疲れさまございました。



この後、故〇〇さんと皆さんの 共同飲食としての≪清宴≫と、
念仏講主催の≪十三仏のお念仏≫がございますが、
菩提寺としてのご回向は これで 終わりにさせていただきます。





さて、
葬送の儀式は、宗教や地域などによって
様々な相違がありまして、
当地にお住まいでない皆さんには、
昨日からの色々な儀式で、
戸惑ったり 意味がわからなかったりした場面も
あったのではないでしょうか。



殊に 
「<忌中払い>ではなく 初七日ではないのか」
「<忌中払い>というのは 葬儀後の清宴の事ではないのか」
と考えた方も 多いのではないでしょうか。

現に 私も 当山にお世話になった当初、
この法要に戸惑い、
師匠である前住職や 当地の長老に
その意味を確かめたものでした。






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どこの地域の話だろうとお思いになりましたか?

他ならぬ、中瀬の話です。

つづきます。