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生まれて・生きて・死んで・それから・・・(2)

② 赤ちゃんの元気な産声と、喪主の魂呼びなど。
  
  大きな声を出すのが同じ!



③ 出産した時の産飯と、人が亡くなった後の 枕飯や 四十九餅など。

  ご飯を作るという事が同じ!



④ 生まれた後の 三日祝いと、お葬式の後の 三日斎

  三の数字と宴会をするという事が同じ!

  この宴会は、「共」という字を書く「共食」です。



⑤ 赤ちゃんが初めて会う人は 産婆さん。

  亡くなった人が初めて会う人は 三途の川のほとりに陣取る奪衣婆

  どっちも初めて会うのは 年を取った女性です。



⑥ 赤ちゃんは産湯で、亡くなったひとは湯潅で、
  どちらもお風呂に入って体を清めます。


⑦ 産湯の赤ちゃんは 産着に着替えます。

  亡くなった人は 死装束に着替えます。

  着替えをするのが同じ!



⑧ 赤ちゃんは 産屋で生まれ、ご遺体は喪屋に納められます。

  どちらも 神さまの領域である特別な空間に移ります。




⑨ 赤ちゃんが生まれると お父さんは
  近くの神社で 石を拾ってきて神棚に供え

  その赤ちゃんが歳をとって亡くなると
  喪主が その石で棺を2度たたき、

  お葬式の後 石を神社に返し
に行きます。

  どちらも です。




⑩ 赤ちゃんの御七夜のお祝い、
  これまでに名前が付けられます。

  亡くなった人の初七日の供養と お戒名の授与。

  の数字と 新しく名前が変わる事が同じ!



⑪ お誕生の 日明餅と、お葬式の長寿銭や遺物料

  御祝儀の御裾分けと 故人の遺産分け、同じ事をしています。



⑫ お誕生100日目のお食い初めと、百箇日の供養

  どちらも100



つづく


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生まれて・生きて・死んで・それから・・・(1)

去る6月4日に 
第55回 天台宗埼玉教区 一隅を照らす運動推進大会が
寄居の高蔵寺において開催されました。

その際に 「命」という壮大なテーマをいただき、
第二講座として講演をさせていただきました。

これはその講演をもとにしたものです。





第1章 死ぬことは生まれること!


このお話は、かれこれ15年以上前になりますか、
8部さんの霜月会でお話させていただいた事があります。

そのほかにも、埼玉県では、
4部さん、岩槻仏教会さん、本庄仏教会さんなんかでも
お話しました。

もう2度~3度 お聞きになっている方も、
もしかしたらいるかもしれませんが、
お赦し下さい。



さて、先ほど言い訳したように、
私は話が飛ぶので、
最初に第1章の結論、
演題の「生まれて 生きて 死んで それから・・・」
で言いたい事を 最初に言っておきます。



日本人は・・・(仏教は、ではないですよ。
 
  私たちのご先祖である日本人は! です)

意識的に、あるいは 無意識のうちに、
死ぬという事は、
外のどこかに生まれ変わることだと考えていた。

考えようとしていた。

この事を、子供が生まれて成長していく過程でのお祝い

(通過儀礼って言うんですが)と、

人が亡くなった後のお葬式やご法事や 
いろいろな供養
(これはお寺さんのご専門ですが)
を比較する事によって証明してみた
という事です。


資料の表は、
赤ちゃんが生まれて、子供が育っていく間のお祝いと、
ご両親とか 旦那様とか奥様とか、
大切な誰かが亡くなって、
お葬式をして、
そのあと 法事なんかをしていく過程での
共通する事を、
19項目 並べてみたものです。



ただし、この1つ1つを 詳しくお話していきますと、
2時間弱 お時間をいただかなくては無理なんです。

だから、第1章は 子供のお祝いと先祖供養の
何が同じなのか? という事と、
ちょっと気になる事を、“ササッ” “チャチャッ”と
お話して お赦しいただきます。


それでは。


① 妊婦さんが 妊娠5か月目に 
  水天宮や聖天様にお参りに行く帯祝いと、
  自分が死ぬ前にする生前葬や 生前戒名をいただいたりする、
  「逆修」 「豫修」

  それぞれに事前準備するのが同じ!





   赤ちゃんの誕生・子供のお祝い     お葬式・ご先祖の供養

① 帯祝い(妊娠5カ月ー水天宮、戌の日   豫修・逆修(生前戒名など)・枕経

② 出産 ⇒ 産声             臨終 ⇒ 魂呼び(通夜など)

③ 産飯(供食)               枕飯(一本箸)
                      ・枕団子・精進落とし(供食)

④ 三日祝い                三日斎

⑤ 産婆                  奪衣婆

⑥ 産湯                  湯潅

⑦ 産着(三日衣装)             死装束

⑧ 産屋                  喪屋(殯宮)

⑨ 寺社の小石               釘打式(鎖龕・起龕)

⑩ お七夜(命名)              初七日忌(戒名・法名・法号)

⑪ 宮参り(32~33日頃)        三十五日忌・四十九日忌

⑫ 菓子(日明餅)             遺物(料)・長寿銭

⑬ お食い初め              百箇日忌

⑭ 正月(破魔弓・羽子板)・初節句(人形 鯉幟)
                     新盆(新盆提灯 等)・初彼岸・喪中欠礼

⑮ お誕生                一周忌

⑯ 七五三(7歳までは神のうち)     三回忌・七回忌

⑰ 十三参り(虚空蔵参り)→ 成人    十三回忌・
                     三十三回忌(虚空蔵菩薩)→ 祖霊 

⑱ (×・犬・☆・*)           (×・+・☆)

⑲ 血穢                 死穢





つづく


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「苦労の向こうに実りが見える 我慢の向こうに笑顔が見える」

令和6年新春 元正祥を啓き 至心に無窮を祝す

至心に三寶を拝し、檀信徒皆々様のご清祥を祈念申し上げます。





江戸時代の三大画人と呼ばれる絵描きさんを知っていますか?

谷文晁・金井烏洲・田崎草雲の三人で、師匠と弟子の関係です。

吉祥寺には 文晁の山水画(真贋不明)と 烏洲の富士(真筆)が
所蔵されています。





ある時、烏洲の計らいで、新進の若き草雲が南画の大御所文晁に会う事を
許されました。

若いとはいえ、草雲は その時すでに
巷で俊才の画家との評判を得ていました。

文晁のもとを訪れた草雲は、尊敬する大先生文晁に会えた事に
とても感動しました。

そして鄭重な挨拶をしたのち、真摯に教えを請いました。

それに対し、文晁は「そこの庭の梅の木を描いてみな」と言いました。

草雲は真剣に筆を走らせました。

描かれた草雲の絵を見た文晁は こう言います。

「なんだその絵は。どこの子供が描いた落書きだ。あぁ腹立たしい」

そして 家の奥に引っ込んでしまいました。

草雲は奥歯を噛みしめました。

そして誓いました。

「絶対に自分の絵を文晁先生に認めさせてやるんだ」



それから2年、草雲は懸命に修行を続け、
渾身の梅の絵を描き上げました。

そして、師匠の烏洲に申し出ます。

「もう一度私を文晁先生に会わせて下さい。
 この絵を文晁先生に見ていただきたいのです」

烏洲は 草雲の絵の素晴らしさを確認すると、
彼に一通の手紙を差し出して見せます。

その手紙は、2年前に文晁から烏洲に宛てられたものでした。

「今日わたしを訪ねてきた草雲という若者は 
 とても優秀だった。

 ただ、このままだと世間の評判に慢心して
 ダメになってしまうだろう。

 そこで私は、彼の今の慢心を打ち破るために 
 思い切り罵倒してやった。

 才能ある若者は 国の宝である。

 私は宝を失いたくない。

 草雲の事を これからもしっかりと育ててやってほしい」

草雲は 感激の涙を流しました。

その時の草雲の絵を 文晁が認めた事はいうまでもありません。

そして、草雲はその後も修行に励み、
やがて近代画壇の大家と呼ばれるようになりました。





人は誰でも褒められれば嬉しいし、それを糧に頑張れます。

でも、褒められた事に慢心してしまうと その先に進めません。

けなされるとがっかりするし、悔しいし、
けなした人に対して 怒ったり恨んだりします。

でも、その悔しさや怒りをバネにして、
けなした人に褒めてもらえるようになる努力をすれば、
今の自分より もっと成長した自分になれます。

結果、その人のみならず、
たくさんの賞賛を得られるようになります。





むかし、若いお坊さんたちが師匠にこんな質問をしました。

「お釈迦さまは 悟った後は修行しなかったんですか?」

師匠の答えは
「お釈迦さまは 亡くなるまで修行を続けていたんですよ。

 修行の中の過程に悟りがあるのであって、
 修行の終着点が悟りなのではないんですよ。

 人生そのものが修行なんです。

 だから、私たちは お釈迦さまに倣って、
 毎日一生懸命生きていかなければなりませんね。

 その一生懸命が修行なんだと思います。

 お釈迦さまは亡くなるまで 一生懸命生きておられたのです」






褒められたらテレずに
「ありがとう! うれしい!」
と大きな声で言いましょう。

けなされたら頭にきて
「なにくそ! 今に見てろ!」
と思いましょう。

そして、慢心せず、落ち込まず、
「修行 修行」と心の中で唱えて、
前を向いて 未来に向かって 生きていきましょう。

自分の思いに正直に歩んでいく。

これも修行。

修行って 結構楽しいですよ。





檀信徒の皆さんに、明るい未来が訪れますように
心からお祈りしています。

                           山主敬白


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「苦労の向こうに実りが見える 我慢の向こうに笑顔が見える」

令和6年新春 元正祥を啓き 至心に無窮を祝す

至心に三寶を拝し、檀信徒皆々様のご清祥を祈念申し上げます。





江戸時代の三大画人と呼ばれる絵描きさんを知っていますか?

谷文晁・金井烏洲・田崎草雲の三人で、師匠と弟子の関係です。

吉祥寺には 文晁の山水画(真贋不明)と 烏洲の富士(真筆)が
所蔵されています。





ある時、烏洲の計らいで、新進の若き草雲が南画の大御所文晁に会う事を
許されました。

若いとはいえ、草雲は その時すでに
巷で俊才の画家との評判を得ていました。

文晁のもとを訪れた草雲は、尊敬する大先生文晁に会えた事に
とても感動しました。

そして鄭重な挨拶をしたのち、真摯に教えを請いました。

それに対し、文晁は「そこの庭の梅の木を描いてみな」と言いました。

草雲は真剣に筆を走らせました。

描かれた草雲の絵を見た文晁は こう言います。

「なんだその絵は。どこの子供が描いた落書きだ。あぁ腹立たしい」

そして 家の奥に引っ込んでしまいました。

草雲は奥歯を噛みしめました。

そして誓いました。

「絶対に自分の絵を文晁先生に認めさせてやるんだ」



それから2年、草雲は懸命に修行を続け、
渾身の梅の絵を描き上げました。

そして、師匠の烏洲に申し出ます。

「もう一度私を文晁先生に会わせて下さい。
 この絵を文晁先生に見ていただきたいのです」

烏洲は 草雲の絵の素晴らしさを確認すると、
彼に一通の手紙を差し出して見せます。

その手紙は、2年前に文晁から烏洲に宛てられたものでした。

「今日わたしを訪ねてきた草雲という若者は 
 とても優秀だった。

 ただ、このままだと世間の評判に慢心して
 ダメになってしまうだろう。

 そこで私は、彼の今の慢心を打ち破るために 
 思い切り罵倒してやった。

 才能ある若者は 国の宝である。

 私は宝を失いたくない。

 草雲の事を これからもしっかりと育ててやってほしい」

草雲は 感激の涙を流しました。

その時の草雲の絵を 文晁が認めた事はいうまでもありません。

そして、草雲はその後も修行に励み、
やがて近代画壇の大家と呼ばれるようになりました。





人は誰でも褒められれば嬉しいし、それを糧に頑張れます。

でも、褒められた事に慢心してしまうと その先に進めません。

けなされるとがっかりするし、悔しいし、
けなした人に対して 怒ったり恨んだりします。

でも、その悔しさや怒りをバネにして、
けなした人に褒めてもらえるようになる努力をすれば、
今の自分より もっと成長した自分になれます。

結果、その人のみならず、
たくさんの賞賛を得られるようになります。





むかし、若いお坊さんたちが師匠にこんな質問をしました。

「お釈迦さまは 悟った後は修行しなかったんですか?」

師匠の答えは
「お釈迦さまは 亡くなるまで修行を続けていたんですよ。

 修行の中の過程に悟りがあるのであって、
 修行の終着点が悟りなのではないんですよ。

 人生そのものが修行なんです。

 だから、私たちは お釈迦さまに倣って、
 毎日一生懸命生きていかなければなりませんね。

 その一生懸命が修行なんだと思います。

 お釈迦さまは亡くなるまで 一生懸命生きておられたのです」






褒められたらテレずに
「ありがとう! うれしい!」
と大きな声で言いましょう。

けなされたら頭にきて
「なにくそ! 今に見てろ!」
と思いましょう。

そして、慢心せず、落ち込まず、
「修行 修行」と心の中で唱えて、
前を向いて 未来に向かって 生きていきましょう。

自分の思いに正直に歩んでいく。

これも修行。

修行って 結構楽しいですよ。





檀信徒の皆さんに、明るい未来が訪れますように
心からお祈りしています。

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年末年始

吉祥寺の除夜の鐘は、11時ころに撞き始めます。

どうぞ梵鐘を撞いて下さい。

鐘楼堂に上がる時には、足元に気を付けて下さい。



なお、お焚き上げは 10時ころの予定です。

古くなった卒塔婆、お札などをお焚き上げします。





元日のお年賀は 

午前9時から 午後3時の間 本堂にて お受けします。

この時、中瀬外の方には、お札と記念品をお渡しさせていただきます。


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