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徒然なるままに その31

ちょっと具体的な話をします。

ブッダ最後の食事というと、
鍛冶職人の息子チュンダが用意した「スーカラ・マッダヴァ」で、

これはキノコ料理で、
これにあたってブッダは亡くなられた、
とされていますが、

最近は キノコじゃなくて、上等の野豚の干し肉にあたって、
赤痢か食中毒、
いずれにせよ 消化器官系の疾患で亡くなったという説が
最有力だそうです。



最後は 下血なんかもあって、かなり辛かったようです。

ブッダが亡くなったのは 真夏の暑い盛り、
干し肉も傷んでいたんでしょうかねぇ?






また、中村元先生によると、
チュンダの饗応は かなり豪華だったように 
資料から読み取れるそうです。



その他、ブッダが食あたりした食べ物については いろんな伝説があって、

1 若過ぎず 老い過ぎない 上等の野豚の生肉、

2 不老長寿の霊薬、

3 牛からとったスープで煮込んだ 柔らかいお米のごはん
  ~~雑炊でしょうか?

4 栴檀茸  ~~これは今でいう世界三大珍味のひとつ、トリュフ



そんな事が伝わっています。

ホントです。






ちなみに、食事には、

噛む食事~~固い食事 と、

吸う食事~~柔らかい食事 の、

大別して2種類の食事があったそうです。






食べ物の事で こんなに時間取ったら、終わんない、

話が面白いところまで行き着きません。

急ぎましょう。

今日は、ここまで!


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徒然なるままに その30

ブッダは 動物にも植物にも 命・心・魂があると認識していた、
っていう話でしたね。



涅槃経』に 

一切衆生悉有仏性
     生きとし生けるものすべてに ブッダと同じ心があるんだよ」

草木国土悉皆成仏
     草や木や大地もみんな やがては仏様になるんだよ」

って、出てきますよねぇ。



空海の『吽字義』や 沢庵の『玲瓏集』にも
植物の成仏が書いてあります。



つまり、植物や自然を生き物として認知していたんです。



日本古来の神道も、自然そのもの、気象現象までも
神様として あがめてきましたよねぇ。

すべての自然に対する尊敬、畏怖ですよねぇ。






それから、もう一つ、
ジャータカを見ると、
ブッダ自身が 前世では 大樹、大きな樹に 神として宿った、
つまり、樹神、樹木の精霊だった、なんて記事があるんです。

こんな考え方をするのは、
ブッダの教えそのものと、
日本人だけだったんです。







他の国では、植物に命や魂があるなんて、
絶対受け入れられない
事なんです。

ギリシャの哲学者アリストテレスは、
植物・動物・人間に それぞれ別次元の魂がある
と主張しましたが、

キリスト教は、これをけちょんけちょんに否定しています。

人間以外に魂なんてない! ってね。






近代哲学の大御所デカルトは、

動物は有機物でできた機械でしかなく、

 痛みも喜びも感覚も感性も 人間以外の動物には存在せず、

 感情が有るように見えるのは、

 偉大なる神が そんなふうに操作しているだけだ


と言って、生きたままの犬やウサギを 
平気でそのまま解剖しています。






また、話がそれていってしまいました。

脱線したり、話が飛んでっちゃうのは 私の得意技です。

すみません。

今日は、ここまで!(汗)


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徒然なるままに その29

それから、ブッダは 食事の仕方については、

「正午過ぎに ご飯食べちゃダメだ」 とか、

「食べ過ぎに注意しろよ」 とか、

「みんなで分け合って食べなさい、ひとり占めはダメだよ」 とか、

いろいろ訓戒していますけど、
食事の内容については うるさく言ってません。



もちろん、誰かの饗応のために、新たに動物を殺すことは 
断じて禁じていましたが、
残り物であれば 肉食だってOKでした。

あの提婆達多(ダイバダッタ)が、教団内での肉食を禁止しようと提案した時も、
ブッダはこれを却下しています。



それどころか、ブッダは、

動物はもちろん、植物にさえ命がある、魂、心がある

と認識していたようなんです。



だから、肉・魚はもちろん、
いわゆる野菜、果物さえ命がある、
ご自身も含めて 

人間は これらの命をいただいて生きているんだ、
ごめんなさい、有難う。
 

という事を しっかり認識していた、
と私は思っています。






久し振りの更新なので(苦笑)、もう少し続きを書きます。


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