私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

[塩盈珠と塩乾珠」で兄を“惚苦”させる???

2019-02-22 14:46:47 | 日記
 海神は、更に、火遠理命に不思議な珠を与えます。海の水をいかようにも操る珠です。

           “塩盈珠<シホミツタマ>。塩乾珠<シオヒルタマ>”

 「三年もの間に兄弟で貧富の差が大きく開き、火照命は貧乏になり、きっとあなたを恨んで、攻め込むでしょう。その時この珠を使いなさい。」
 と云って手渡します。
 「火遠命が攻め来た時に塩盈珠をお使いなさい。突然に海の水が溢れて火照命は溺れるでしょう。でも、火照命が助けを求めると思いますが、此の塩乾珠を出して海水を引いて、助けてあげなさい。」
 と言います。
 これからもわかるように、「塩盈珠」とは海の水を津波のように押し寄せさせることができる珠です。また、塩乾珠は海水を元の状態に戻すことができる珠なのです。
 さらに海神は言います

            “如此令惚苦云<カクシテ タシナメタマヘ>
 
と。「たしなむ」は「窘む」で、「苦しむ、なやむ、辛苦する、困窮する」と云う意味があります。
 「海の水を増やしたり退いたりさせて苦しめなさい」と教えたのです。 

“為然者。吾掌水故”と海神が・・・

2019-02-21 12:20:31 | 日記
 <シカ シタマワバ ワレ ミズヲ シレバ>と宣長先生は読んでいますが、此処では、むしろ<ツカサドレバ>の方がいいように思うのですが、どうでしょうか。
 それについて、宣長先生は、<ツカサドル>と云う言葉は“古言にあらず“シレル”と読まなければと説明がありますが・・・
 まあ、それは兎も角として、海神が火遠理命に、

 「火照命が高田<アゲタ>に作物を作った時は、雨を降らせず日照りにして不作にして、また反対に、下田<クボタ>に作物を作った時は、大雨を降らして洪水を起して、これ又、凶作にして挙げます。その結果、3年間で火照命は
                “貧窮<マズシクナリナム>”
 貧しくなって生活できなくなり困ってしまわれるでしょう。だから、あなた様は兄君より反対の場所に田を作りなさい」
 と、言い聞かせます。

 話は別ですが、昨年の岡山地方を襲った大水害で、岡山県も、今、その復興に大変です。もし“我掌水故”の神様がいたのならお祈りしていたのですが??????

安倍さんって、もしかしたら「阿倍」さん????

2019-02-20 09:31:27 | 日記
 今日も又横道にちょっとそれでから・・・・・・さて、突然ですが、質問します。

 ・「阿」ってどう読むのでしょうか???「阿蘇」の「阿」です。「安」ではありません。
 
 この字は辞書によると「おもねる」と読み、「へつらう」「自分の気持ちを曲げて従う」「よりかかる」等の意味があるのだそうです。
 
 今の日本を見ておりますと、どうもこの字のお好きな人が永田町辺りには、うようよと巣食うていて、毎日、マスコミを賑やかしているようです。その真っ直中にいる何処かの安倍さんとか言うお人です。この人、もしかして、本来は「阿倍」(おもねるのをおおくする)が正式な苗字ではなかったのかしらと疑いたくなるような言動が目についていたしかたないのですが、皆さんは如何にお考えでしょうか???


 今日も、又、駄弁を弄し失礼しました。

 それはそれとして、又、古事記に。どうしてそんなにトランプに対する安倍さんみたいに、火遠理命に阿るのでしょうかね。徹底的に火照命を惑わし弱めるようなことばかり誨えたのでしょかね。ただ、火遠理命が娘の婿殿だったからといことでは説明がつき兼ねるのですがね???水穂の国に帰ったならば、兄とは、総て、反対の事をしなさいと誨えております。
 「高田<アゲタ>」だったら「下田<クボタ>」を、「下田」だたら「高田」を作れとです。
 なお、この「高田」とは土地が高い所にある田で、下田は窪地(低地)にある湿地を言うのです。これだけかと思いきや、海神は、更に、火遠理命に不思議な珠をも与えます。

“於後手賜<シリヘデニタマヘ>”

2019-02-19 14:45:29 | 日記
 海神は誨えます。
 「この鉤を後ろ手で火照命に差し上げなさい。」
 と。
 この「後ろ」と云うのは何を意味しているのでしょうか。普通に手渡す方法ではありません。当然、背中の方に手を廻して渡さないといけません。すると、後ろ向きになって渡さなければなりません。そんな方法で渡すのですから兄の方も、「どうしてこんな渡し方をするのか」と、不思議かるはずですがどうしてでしょうか??宣長もそこまでは追及はしておりません・・・・・
 でも、私は不思議がって仕方ありませんから少々考えてみました。
 「後ろ」と云う言葉は、「後ろ暗い」「後ろいぶかし」「後ろきたなし」「後ろめたい」とか、余りいいことする時でない場面に使う言葉だと思うのですが、兎に角、そうして渡しなさいと誨えます。実際に、そんな方法で手渡ししたのでしょうかね???古事記にはそう出ております。当り前へなら、そなん方法で手渡しできるはずがありませんが???、でも、そうしたのでしょう。大切な物を3年間も探してようやく見つけた大変貴重な鉤です。兄を驚かしてやろうとでも思って後ろでに隠し持ってきたのだろうと解釈したのでしょうか。兄は素直に受け取ってくれたのでしょう????

 さて、綿津見神は、その上にまだ、それ以後の火遠理命の生活の仕方についても、更に、付け加えて誨えます。
 
 「あなたのお兄さんが“高田<アゲタ>”をつくったならば、あなたは“下田<クボタ>”を、反対に兄が下田を作ったならば、あなたは高田を作りなさい。」
  
 と。どう思われますか????

どうして海神は火遠理命を肩入れしたのでしょうか

2019-02-18 09:04:20 | 日記
 今朝の朝刊に、安部さんがトランプ氏のノーベル平和賞の推薦文を送ったことについての記事がありました。何て心の狭い、よりによって日本の総理大臣としてもあるまじき至ってみにくい拙文を送ったりしたのでしょうかね。平生から余り賢いお人とは思えないような言動ばかりでしたから驚くことはないのですが、世界の人から、特に、プウチンさん何かからは、相当馬鹿にされそうだとおもうのですが、どうでしょうか???

 それはそうとして、綿津見神もこの火遠理命に、この安倍さんより以上に、相当に入れあげています。どうしてだと思われますか?????我娘「豊玉姫」のお婿さんですから、この人を、是非にも、日本の支配者に、天皇に、押し上げたいと思われてのことだと思われます。そして、そのための手段として、何か彼の兄「火照命」が次の天津日高命(皇太子)の地位に着かないようになる誠に奇天烈な方法を教えるのです。

その方法の一つが昨日の

        “淤煩鉤、須須鉤、貧鉤、宇流鉤"

と言いながら、その鯛の喉からから抜き取った鉤を渡すように教えたのです。更に、渡す時は後手<シリエデ>に渡しなさいと誨えたのです。“淤煩鉤、須須鉤、貧鉤、宇流鉤”と言うのは「心が晴れない。落ち着かない。心が貧しくなる。うろたえる」と云う意味です。つまるところ、この針を渡された兄は、要するに、精神的な落ち着きが無くなりノイローゼになると言うことです。すると、皇太子としての任務を全うすることができなくなり失脚間違いありません。そのような妙薬をその鉤にしかけておいて手渡します。“後手”でにと有ります。どうして後ろでしょうか???