
パリ旅行に行くので
またベルばら好きとしては
ベルばらゆかりの地をちょっと無理ない程度に巡ってみたい
なんて考えている
そこで気分を盛り上げる為に好きな作家さん、
中野京子さんのこの本を。
やはりこの方の本は面白い!
新しい発見もたくさんあり
良い知識を増やしてくれる。
とは言え、事実のヴァレンヌ逃亡事件の事なので
どういうストーリーか、とか
感想となると困ってしまう
そのまんま、ヴァレンヌ逃亡事件だ。
これを読んだ後にベルばらのヴァレンヌ逃亡事件のあたりを読み返すと
よりわかりやすい。
ただ、ベルばらにしても、フランス革命やその当時の知識がまるでない人がいきなり読んだら同じように楽しめるか?と言ったら…
どうなのだろう?
はやり予備知識があっての本なのかもしれない。
ただベルばら好きな方なら大丈夫な内容。
ラファイエット侯は名前くらいしか登場しなかったが
フェルゼンやブイエ将軍
王党派、ジャコバン派(出てこないけどベルばら的にロベスピエールやサンジュストがジャコバン派)テュイルリー宮殿、ヴァレンヌ、ドルーエなど
馴染みのある、あるいは聞き覚えのある名所が沢山。
そもそも
この本は表紙からしてマニアックだ。
1785年に、王妃マリーアントワネットお気に入りの女流画家、ヴィジェ・ルブランが描いた王妃の肖像画
サロンに出展するも、麦わら帽子に簡素なモスリンドレスが不評で王妃らしくないと外された物。
その代わりに描かれた青いドレスに薔薇を持つ肖像画はマリーアントワネットの肖像画で一番有名になった物。
ずっと金田一耕助シリーズを続け読みだったので久々に別ジャンル。
とても面白かった。
先ほども書いたように
全く何も知識のない方が読むと
理解できない部分も多いかもしれない。
しかし…この運命はなんとも言いがたいものがある。