先週、また金田一シリーズの本を借りてきました。
夜歩く

これは…うーん…
感想とか聞けませんね、ネタバレしてしまいそうで。
作中でも、この事件は
単純ではなく、もっと深い綿密な…
と、主人公も金田一耕助も言ってましたが
その通りで。
一言だけネタバレしないように感想を書くと
「そうきたか………」
です。
最後がちょっとショックな感じですね。
どんでん返し的な。
犯人には驚きましたね。
ただ、どうりで…アレが無いと思いました
こう…たいていは あるんですよね
三つ首島、八つ墓村、と同様に主人公が事件の事を後から書き綴っていく形式のもの。
(女王蜂はどうだったかなぁ…)
今回、夜歩くの主人公は売れない探偵小説家。
なので三つ首島や八つ墓村の
いかにも 起きたことを思い起こし書いていくよ!
と言う形ではなく
もう完全にしっかりと主人公が書いたというよりも小説!!!
となっています。
それだけにやられますね、さすがは売れないとは言え、探偵小説家!
三つ首島、八つ墓村、多分、女王蜂も
主人公が事件に巻き込まれ
逃げたり恐怖したり…そんなドキドキ感が面白いのですが
この 夜歩く は
そう言うのがありません。
事件は起きていきます。
ただ、この作中のお家関係でドロドロしい何かは感じるものの…
主人公はお客として来たばかり。
そこで次々と事件が起きていくので
自身が命を脅かされるような恐怖的なドキドキ感、不安といったものが無い分が
少し物足りなさを感じるものの
事件の突飛さ、生々しい残虐さから
退屈はさせないでしょう。
売れないとは言え、さすが探偵小説家。
書き方が上手いです。
ただ、背景がおそらくは戦後 間もない頃と思われる。何年とは書いてないけれど
金田一耕助がこの事件の後のかえりに八墓村の事件に絡む感じらしいので
(たしか八墓村読んでいた時位そう書いてあったと思う)
だいたい昭和25、26年あたりと思われる。
首無し死体の殺人事件が今回の趣向。
これ、今の充実した現代ではDNA鑑定ってので もう一発で話が終わってしまう。
まったく話にならないのだが
これはこの当時、昔のお話なので
昭和初期、戦後数年と言う時代を頭に入れて読まないといけない。
あと、少し違った視点から。
男同士のそう言った描写は一切ありませんが
そう言うのが好きな腐女子のお姉さん方が
喜べそうな妄想できる要素が多くあります。
探偵小説とか興味なくても腐女子のお姉さん方にもオススメできる作品です。
*いえ、同性愛的な描写も、それを思わせる物も一切ありませんよ!!
ただ妄想好きな腐女子のお姉さん方なら
色んな妄想が出来るだろうと…そう感じて読んでました(⌒-⌒; )
夜歩くの犯人、このブログの1番最後に書きます。
ネタバレが嫌な方は一番下は見ないように!
あと、こちらも借りてきました。

ベルギーの本です!
私が秋に行く予定のブルッヘ(ブルージュ)
の歴史や美術などが。
メムリンクなど、パラパラと見てた時に発見!
こちらはこれから見てみます!
それでは
ここからかなり下の方に
夜歩くの犯人を書くので、知りたくない方はここで お帰り下さいね。
夜歩く
他の三つ首島や八つ墓村、たしか女王蜂も…
と、同様に
金田一耕助とは別の
主人公が事件を振り返り物語の語り手として書き綴った形となってまして
(女王蜂は書き綴ったわけではないかもしれませんが、主人公が金田一耕助ではなく
1人の主人公の女性がいます)
彼ら、事件に巻き込まれ
身の回りで事件が起き、犯人と疑われたり、危険な目にも合い
そう言ったスリルと恐怖もリアルにありますが
この夜歩く は主人公が直に恐怖と直面することがありません。
不思議で奇妙な事件が起きていく。
すぐ近くでありながら
この主人公にそれが振り返る様子は感じられないがために安心して読んでいられる。
直紀という友人とずっと行動を共にしているが
腹の底では信用しきれず、お互いに気を許せない…という気持ちもある(腐女子の方には美味しい妄想が出来るほどに作中、よく一緒にいる)
しかし、売れなくとも探偵小説家!
自身の推理からこの事件が
そう単純では無いと見抜く。
そして常に一緒にいる事の多い直紀
彼がだんだんと怪しくなる
直紀を意識する
アリバイ工作など色々と考えても
直紀に実行する理由と 実行するさせるだけのタイミングがある…
すぐそばの直紀にいつか殺されるのでは?
との緊迫感が伝わってくる部分が
事件の残虐さ、突飛さが他の主人公が語り手となる
自身も危険に会うスリル感、不安とで読み手に緊張感を持たせるそれを補っている。
…どうりで この主人公は自身に身の危険が降りかかる事がなかったか…
客だからと疑われる事もなく
推理まじりに話しを書いていく…。
犯人はまさかの主人公ってオチ。
やたら犯行あやうくなっていた直紀、
その直紀と常に一緒にいたわけだから
この主人公にも十分な行動できるタイミングがある。
が、主人公の為に読者にも全く疑われない!
上手い具合に犯人を別へ反らせる小説として書き上げていく。
最後に動機について
因縁的な物が書かれている。
最後の方まで直紀に目が向けられるように書かれて
どんでん返しを食らう結果となる。
どんでん返しの前まで主人公が好人物的だっただけにショックをうけた。
やられた!というのが今回の感想。
まさか主人公とは!
夜歩く

これは…うーん…
感想とか聞けませんね、ネタバレしてしまいそうで。
作中でも、この事件は
単純ではなく、もっと深い綿密な…
と、主人公も金田一耕助も言ってましたが
その通りで。
一言だけネタバレしないように感想を書くと
「そうきたか………」
です。
最後がちょっとショックな感じですね。
どんでん返し的な。
犯人には驚きましたね。
ただ、どうりで…アレが無いと思いました
こう…たいていは あるんですよね
三つ首島、八つ墓村、と同様に主人公が事件の事を後から書き綴っていく形式のもの。
(女王蜂はどうだったかなぁ…)
今回、夜歩くの主人公は売れない探偵小説家。
なので三つ首島や八つ墓村の
いかにも 起きたことを思い起こし書いていくよ!
と言う形ではなく
もう完全にしっかりと主人公が書いたというよりも小説!!!
となっています。
それだけにやられますね、さすがは売れないとは言え、探偵小説家!
三つ首島、八つ墓村、多分、女王蜂も
主人公が事件に巻き込まれ
逃げたり恐怖したり…そんなドキドキ感が面白いのですが
この 夜歩く は
そう言うのがありません。
事件は起きていきます。
ただ、この作中のお家関係でドロドロしい何かは感じるものの…
主人公はお客として来たばかり。
そこで次々と事件が起きていくので
自身が命を脅かされるような恐怖的なドキドキ感、不安といったものが無い分が
少し物足りなさを感じるものの
事件の突飛さ、生々しい残虐さから
退屈はさせないでしょう。
売れないとは言え、さすが探偵小説家。
書き方が上手いです。
ただ、背景がおそらくは戦後 間もない頃と思われる。何年とは書いてないけれど
金田一耕助がこの事件の後のかえりに八墓村の事件に絡む感じらしいので
(たしか八墓村読んでいた時位そう書いてあったと思う)
だいたい昭和25、26年あたりと思われる。
首無し死体の殺人事件が今回の趣向。
これ、今の充実した現代ではDNA鑑定ってので もう一発で話が終わってしまう。
まったく話にならないのだが
これはこの当時、昔のお話なので
昭和初期、戦後数年と言う時代を頭に入れて読まないといけない。
あと、少し違った視点から。
男同士のそう言った描写は一切ありませんが
そう言うのが好きな腐女子のお姉さん方が
喜べそうな妄想できる要素が多くあります。
探偵小説とか興味なくても腐女子のお姉さん方にもオススメできる作品です。
*いえ、同性愛的な描写も、それを思わせる物も一切ありませんよ!!
ただ妄想好きな腐女子のお姉さん方なら
色んな妄想が出来るだろうと…そう感じて読んでました(⌒-⌒; )
夜歩くの犯人、このブログの1番最後に書きます。
ネタバレが嫌な方は一番下は見ないように!
あと、こちらも借りてきました。

ベルギーの本です!
私が秋に行く予定のブルッヘ(ブルージュ)
の歴史や美術などが。
メムリンクなど、パラパラと見てた時に発見!
こちらはこれから見てみます!
それでは
ここからかなり下の方に
夜歩くの犯人を書くので、知りたくない方はここで お帰り下さいね。
夜歩く
他の三つ首島や八つ墓村、たしか女王蜂も…
と、同様に
金田一耕助とは別の
主人公が事件を振り返り物語の語り手として書き綴った形となってまして
(女王蜂は書き綴ったわけではないかもしれませんが、主人公が金田一耕助ではなく
1人の主人公の女性がいます)
彼ら、事件に巻き込まれ
身の回りで事件が起き、犯人と疑われたり、危険な目にも合い
そう言ったスリルと恐怖もリアルにありますが
この夜歩く は主人公が直に恐怖と直面することがありません。
不思議で奇妙な事件が起きていく。
すぐ近くでありながら
この主人公にそれが振り返る様子は感じられないがために安心して読んでいられる。
直紀という友人とずっと行動を共にしているが
腹の底では信用しきれず、お互いに気を許せない…という気持ちもある(腐女子の方には美味しい妄想が出来るほどに作中、よく一緒にいる)
しかし、売れなくとも探偵小説家!
自身の推理からこの事件が
そう単純では無いと見抜く。
そして常に一緒にいる事の多い直紀
彼がだんだんと怪しくなる
直紀を意識する
アリバイ工作など色々と考えても
直紀に実行する理由と 実行するさせるだけのタイミングがある…
すぐそばの直紀にいつか殺されるのでは?
との緊迫感が伝わってくる部分が
事件の残虐さ、突飛さが他の主人公が語り手となる
自身も危険に会うスリル感、不安とで読み手に緊張感を持たせるそれを補っている。
…どうりで この主人公は自身に身の危険が降りかかる事がなかったか…
客だからと疑われる事もなく
推理まじりに話しを書いていく…。
犯人はまさかの主人公ってオチ。
やたら犯行あやうくなっていた直紀、
その直紀と常に一緒にいたわけだから
この主人公にも十分な行動できるタイミングがある。
が、主人公の為に読者にも全く疑われない!
上手い具合に犯人を別へ反らせる小説として書き上げていく。
最後に動機について
因縁的な物が書かれている。
最後の方まで直紀に目が向けられるように書かれて
どんでん返しを食らう結果となる。
どんでん返しの前まで主人公が好人物的だっただけにショックをうけた。
やられた!というのが今回の感想。
まさか主人公とは!