なちゅらる

自然に生きていきたい

母の大島

2008-07-06 | 着物


「○子さん(母の名前)髪結いさんには、行かはりましたか?」

背筋をピンと伸ばし毎日着物で正座していた祖母(父の母)が 母に言う口癖でした



そんな祖母の影響もあったのでしょうか

母は何かのときにはよく着物を着ていました

参観日に着物姿の母を見つけると とても嬉しかったものです



最近着ることもなく 和箪笥に眠ったままの母の着物を広げてみました

薄い色が好きだったようで どれも長年のシミが目立ちます

でも 久しぶりに母と二人

「この着物好きやったから よく着たわ~^^」

「あ~これ 私好きやったわ^^」

と着物姿の若い母が目に浮かび 楽しい時間を過ごせました



小柄な母ですので 私が着るには身丈も裄丈も短いのですが

この大島を着ている母がとても好きで なんとか私も身につけたいと思っています

シミがあり呉服屋さんに聞いてみたところ 綺麗にするのは難しいと言われ

今 どうしたらいいか思案中です・・・

母曰く「ええもんと違うから・・・」

何もしなくていいよ と言うことなのでしょうが 高価な物でなくても思い入れのあるものってありますよね




母がお嫁に来る時 祖母(母の母)から受継いだお重箱

今は 我家のお正月に登場します