なちゅらる

自然に生きていきたい

赤い魂

2007-08-02 | 想い


マドリッドの小高い丘の上に建つ、白い石の宮殿「王宮」
パリ郊外のヴェルサイユ宮殿で生まれ育った初代国王フェリペ5世が
フランス・イタリア風の王宮の建設を命じ建てられたものです

今では国賓を迎える公式行事のみに使用されています





マドリッド最大のドームを持つ「サン・フランシスコ・エル・グランデ教会」

彫刻の美しい木の扉のところに、入場料を払うべく1台の机が置かれていました
そこにいたおじさんが、何やら「スペイン語が解るか?」と聞いているみたいです
取りあえず「ノー」と返事をしたものの
どうも、「早くこっちへ来い!」って言ってるみたい・・・
何も解らないまま、ついて行くとなんといつもは入ることの出来ない
主祭壇の横にある小さな扉をあけてくれました

そこは、小さな美術館のようになっていて
巡礼の途中にこの地に小さな礼拝堂を建てた、聖フランシスコの生涯を描いた作品がならんでいました

おじさんは、一つ一つ丁寧に説明してくれるのですが
さっぱり解りません
でも、今まで聞いた中で一番優しい(口調が)スペイン語でした





直径32mにも及ぶドーム
とても写真では収まりません

写真は駄目かなと最初は遠慮していましたが
一枚撮ってみると
おじさんが写真のために説明を待ってくれたり
それから、首が痛くなるほどシャターを押しました(笑)
その割には、いい写真がありません。。。






ここには主祭壇の他に6つの礼拝堂があり、それぞれ装飾様式が異なります
とても珍しいのだそうですが、やっぱり説明が解らないので残念です

その中の一つにゴヤの天井画があります
ゴヤが宮廷画家になる前、タペストリーの下絵を描いていた頃の物です




マドリッドの守護聖人サン・イシドロとその妻サンタ・マリア・ラ・カベッサが祀られている
「サン・イシドロ教会」

街の真ん中でいきなり表れるこの教会は昔はカテドラルとして使われ
マドリッドの守護聖母アルムデーナが祀られていました

閉館ギリギリに滑り込みセーフと思ったら
いきなりパイプオルガンの音が皆さん立ち上がってどうもミサが始まるようです
ミサもとても興味があったのですが
途中で出られなくなってはいけないと後ろ髪を引かれながら出ることにしました







そうなんですこの日はフラメンコの予約を入れていたのでした

18世紀の宮殿内にあるタブラオで、ギタリストが素晴らしいと言うお店を選びました

フラメンコと言えばまず最初に踊りを想像しますが
無伴奏の歌、それにギターがつき、最後に踊りと言うのが通説なのだそうです

ジプシーたちの心の叫びが身体の「表現」となって表れているのですね
スペインに来て、初めて「赤」を見たような気がしました





マドリッドの街をアルバムに入れました良かったら覗いてみて下さいね~