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高速カードバトル カードヒーロー (ニンテンドーDS)

2008年01月25日 15時46分52秒 | レビュー
高速カードバトル カードヒーロー

任天堂

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ありえないと思っていた。
それはもう、終わったのだと。

遥か昔に思える。
ゲームボーイカラー向けゲーム「カードヒーロー」が発売され、
遊びたおした日々のこと。


そのゲームは、当時のファミ通では珍しく
プラチナ殿堂入りを果たした。

だが任天堂の悪い癖が出てしまった。
需要を遥かに上回る供給量のせいで、価格は暴落。

ワゴンセールで180円の値がついていたこともある。
プレイ時間、およそ200時間オーバーの自分にしてみれば
これほど残念なことはなかった。

カードゲームが好きではない、
シミュレーションゲームを好まない自分と
肌の合うゲームなど、ないと思っていたのに。
それだけハマってしまったのだから。


しかし状況はそういった通りで……。
続編が出ることなど、ありえないと思っていた。

だがッ!!

任天堂の王座奪還に伴い、
新生カードヒーローが登場した。


こんなに嬉しいことはない。

自分が価値を認めたものが、
大勢の人の目に触れる機会がおとずれたのだから。


カードヒーローの面白さとして
特徴的なものを挙げろ、と言われると
やはり一言では難しいので
他のカードゲームとの違いを少々。


・安易に「属性」をつけたりしていない

炎に強いのは水、とか
闇に強いのは光、とかアリガチな属性をつけていない点。


・カードの絵に魅力がなくても楽しめる

これは好きなイラストレーターさんが描いていることを
売りにしているカードゲーム業界(?)においては
すごいことだと思う。好きな絵柄であれば尚良し。


・Wi-Fiで対戦が楽しめる

これが前作になくて今作にはある、
最大の違いにして売りではないだろうか。

説明書には
「レア度8以上を含む相手でもいいかどうか」という風に、
バランスを破壊するようなカードを
持つような相手でも対戦するのかどうか、
選ぶ余地を与えてくれている。


さて、それでは一人用はどうか。

今回もゲームを遊ぶために必要な内容を
ストーリー仕立てでやってくれる。

前作とは違い、ドラクエ式の
「主人公が喋らない」タイプではないけれど、
プレイヤーを選ばない内容になっている。

アニメの放送のように流れるストーリーモードは
1話ごとにテンポよく進み、逐次セーブされるので
長い時間ゲームに縛られることもない。

クリアーそのものは4つあるルールのうち
2つを消化したところで迎えることができる。

そしてクリアーの後にある……前作最後のお楽しみも
もちろん登場するのだが、それには秘密が……!

前作を骨の髄までしゃぶりつくした人には
「あっ!!」と思わせる作りになっているぞ。

クリアーして、
いわゆる裏ボスをクリアーして、
そのまた先にまで楽しめる作りになっている。

定価4800円が高いか安いか?
皆さん自身が手に取って、確かめてみて欲しい。


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