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ゆるふわ屋。 - 鏃キロク・若林浩太郎のブログ -

シナリオライター若林浩太郎のblogです

スト2生みの親、制作当時は21歳だった(Daigo the BeasTV)

2017年02月27日 15時50分27秒 | ゲームについて
またまたプロゲーマーの梅原大悟さんの話……
ではなくて、ストリートファイター2の生みの親。

現・株式会社アリカ西谷亮(にしたに あきら)さん
梅原さんがインタビューした時の映像を
このブログで案内したいと思い投降しました。


動画は4つに分かれてます。

これをどうしてブログに貼るのか?

ゲームに限らず、ものを作って売る……
そういうサービス業をされている方には、
みんなプラスになると感じたからです。



ウメハラ「BeasTV」8/18 - 特別対談 西谷亮 - Part 1



ウメハラ「BeasTV」8/18 - 特別対談 西谷亮 - Part 2



ウメハラ「BeasTV」8/18 - 特別対談 西谷亮 - Part 3



ウメハラ「BeasTV」8/18 - 特別対談 西谷亮 - Part 4



これらの動画は元々「Daigo the BeasTV」という
ネット上の番組で2016年夏に配信されたもの。

上記の動画も、その番組の
Youtube公式チャンネルのものです。

それってどんな番組?
と思われる方はこちらの記事をどうぞ。



さて上記の動画の話に戻ります。

どういう経緯で、あのヒット作スト2が生まれたのか。
格闘ゲーム嫌いだ、いやそもそもゲームが嫌いだ、
そんな人にも観て欲しいんですよ。

というのも、娯楽の垣根を越えた一つの真理を
この中で導き出しているからなんです。



たとえばスト2の効果音。
攻撃が当たった時のものにこだわったり、
ガードした時に後ろへ下がるのかどうか、
何ドット下がるのか?

全て自分が遊んでみて気持ちいいからそうしたそうです。
ガードについては1ドットずつ下がる距離を調整していって
「これだ」と思えるところを探したそうで。


前回のポストで梅原さんの講演で、質問コーナーがあったんですね。
「梅原さんから見て、いい格闘ゲームって何ですか?」
の質問に、こう答えていました。

「うまい人も下手な人も平等に楽しめるものはあります。
人間が気持ちいいと感じるものは何なんだ? というものを追求して欲しい。
海で泳ぐと気持ちいい。山の頂上で息をすると気持ちいい。
そういうものを提供すべきではないのかなと思います」


これなんですよ。


テレビゲームが生まれて数十年。
どんな娯楽でもそうなんですが、
その娯楽なりの文法というものが積み上がっていきます。

作り手側のセオリーと言い換えてもいいかもしれません。


よくゲームのシステムで「属性」なんていうのがありますよね。
火・水・土・風……なんでもいいですけど
たとえば火は水に弱くて、水は……みたいな。

そういうのが当たり前になりすぎて、
疑問を持つことなく踏襲してしまっている。

それが気持ちいいのかどうか考えて考えて
結論として「やはりこのままでいこう」と決める……
そういうチーム、そういう作り方をしているのは
殆どいないんじゃないか? と思うんです。



そんなことはない! という意見は大歓迎で、
そういう人たちにもっと増えて欲しいし
私もゲームを作る手伝いをしている身として
追求していきたいと考えています。

そんな風に考えさせられたので、
動画を紹介してみました。

自分の中から出てきた言葉は、かくも響くものか ~プロゲーマー梅原さんの講演に寄せて~

2017年01月24日 16時44分49秒 | 雑記
プロゲーマーの梅原大悟さんをご存じだろうか。

氏は「ストリートファイター2」をはじめとした格闘ゲームにおいて
偉大な戦績を収め、3つのギネス記録を持つ
格闘ゲーム界の生きるレジェンドだ。


私は梅原さんのファンである。
ゲーマーとして腕が立つ、というだけでの尊敬ではない。

氏が語る言葉が、どこか気になるのだ。
サラッと何気なく放った言葉が、刺さるのだ。

それが何故なのか気になって気になって、
Twitchの公式チャンネル「Daigo the BeasTV」も追いかけている。


そして、その理由が何なのか少し分かった気がする。
この記事をご覧頂きたい。

【やじうまPC Watch】
四半世紀もの間、格ゲー界頂点に君臨する梅原氏が出した、一度別れたリュウに戻る理由
~自分で決めたと思っていたことが、そうでなかったと気付いた - PC Watch



こちらの記事は、
2017年1月19日に行われた講演会での様子を要約したものだ。

その後に行われた質問コーナーは
上記の記事では取り上げられていないので、
このブログをご覧の方には
そこも含めてご覧頂きたい。

質問コーナーを含めると2時間あるので長いと感じるかもしれないが、
あっという間だ。
また、ラジオ的に声を聞くだけでも充分だと思う。


「BeasTV」17/1/19 - 一日ひとつだけ強くなる 慶應丸の内シティキャンパス講演



この動画を見終え、氏の著書も電子書籍で購入した。
(私自身は物理書籍の方が大大大好きなのだが置くところがネ……)


動画を見るうち、本を読み進めるうち、
なぜ私が梅原氏に惹かれるのか分かった。

決して借り物の言葉で取り繕い、
「その場限りの上手い立ち回り」をしようとしていないからだ。


もちろん社会で生きていく中で、
折り合いをつけることは必要だ。

何でもかんでも自分の我が侭を押し通せるほど
強い人ばかりではない。

だが、そればかりやっていては楽しくない。人生を楽しめない。
そして後悔することになる。

「自分は何の為にこれをやっているんだっけ?」
「何のためにこれをやろうとしたんだっけ?」
分からなくなっていく。


私にもそういう経験がある。
いや、今まさにこういう心理状態である。

自分で決めたはずなのに、
好きで始めたことなのに、
何だか楽しくない。何故だろう、と。


私はまだ答えを探している。
迷いは深くなったように思う。

だが「何となくつまらない」を続け、
それを解消する為にゲームで時間を浪費し、
そんな毎日を続けるよりはずっといい。

迷って苦しんで答えを見つけても、
周囲からは後ろ指を指される結果になるかもしれない。

でも。それでも、後悔するより、
その場を誤魔化して生きていくよりはいい。
確かに今、そう実感している。

「ニーズに死を」 WIRED.jpの記事に寄せて

2017年01月11日 18時15分54秒 | 雑記
2017年になって、もう10日が過ぎたってさ。
早いよね。

「WIRED.jp」にとても興味深い記事があったので、
ブログに投稿したくなった。
「ニーズ」に死を:トランプ・マケドニア・DeNAと2017年のメディアについて


この記事には、ここ数年ネットで起こっていることが書かれている。
PVを稼ごうとして過激な見出しを書くキュレーションメディア、
SNSに投稿される人々の意見などなど。

一読の価値はあると思う。


記事から抜粋、引用。
『ちなみに言っておくと「イノヴェイションは勇気から生まれる」というのがぼくらの見解だ』

そして

『「ニーズ」「ニーズ」と言う輩に限って、
実際は金にならない「ニーズ」は無視し続けるものだが、
理由は簡単で、現状の数字の原理ではその価値を測定できないからだ。』

と、数字化できない価値について書かれている。
特に娯楽においてそれは顕著だと思う。

娯楽は人々の生活になくてはならないものだが、
果たしてこれだけ娯楽が溢れている世の中において
まだ価値を……数字を示していないものを投入する意味がどれだけあるのか? と。


漫画家・イラストレーターのかねこしんやさんは
画集の中でこんなことを書かれていた。

大学生の時分、教授にこう言われたのだそうな。
「これだけ娯楽が溢れている世の中に、
 君が作品を出す意味があると思うかね?」

かねこさんは当時、答えられなかったそうだ。
だが画集を発売した後、こう確信したという。

「教授、当時は答えられませんでした。
 でも今なら言えます。
 それはやってみなければ分からないものです」と。


何を当たり前のことを、と笑う者もいるかもしれない。
だがしかし考えて欲しい。

全てがムダに終わるかもしれないのに、それでもやる。
それを勇気と言わず何と呼べばいいのだろうか。

短い人生の中で「市場」からニーズがないと言われ
消えていく者が山ほどいるこの世の中で
(しかもそれらは表に出てこないから数字に表れない)。

また、市場に出そうと企画を出してはボツになる例なんて
いくらでもある。

まだニーズがあるかどうか分からないものより、
支持を得た作品を出版しようなんて流れは
「なろう系」をこぞって出版社が書籍化する流れを見れば明らかだ。


記事には、こうも書いてある。

「「民主化」がデジタルテクノロジーに内包されたひとつのネイチャーであるなら、
「民主化」というもの自体が孕むダウンサイド、
すなわちポピュリズムというものをも、それは必然的に孕むのだ」

大衆に迎合することが善か悪かについて、ここでは問わない。
何故なら記事の中で散々触れているからだ。


私が問いかけたいのは、
誰も彼もが「勇気」を失ってはいないか?
ということだ。

お金を出す人……経営者も、物作りをする人も、
消費者ですら「数字を見てから」判断する。

売れていない物より、
より売れていて評価の高いものを買おうとする。

見える価値、数字に経済が支配され、
それが国の有り様そのものを決めるというなら
我々はここから先に進んでいけるだろうか。

先人が通ってきた道を行き来するだけではないのか。


記事は、こう締めくくられている。

「発した言葉がすぐさま無効化されていく
「ポスト真実」の世界では、すべてが虚しく、すべてが堂々めぐりでしかないのはわかっている。
それでもあえて、と思うのは、読者や社会というものを信頼し、
期待し続けるのがやっぱりパブリッシングというものの本分だと思うから」

民主主義、多数派の正義、見える価値こそ全て、
そう信じてやってきた我々の社会は
だがしかし行き詰まっているようにも感じられる。

我々が次のステップに進む為に必要なのは、
目に見えない価値を信じる勇気があるかどうかにかかっている。
そんな気がしている。

FF14 東京ファンフェスティバル行ってきました!

2017年01月03日 23時28分27秒 | 雑記
去年の12月24日・25日と
東京ビッグサイトで行われたファン感謝祭。

オンラインゲーム「FINAL FANTASY XIV」のイベントに行ってきました!


画像は、会場で貰ったものをバババッと並べてみたものです。


左上から、2日間通しての入場チケット。
その下が再入場用のリストバンド。
その下がインゲームアイテムが貰えるコード。
(これはストリーミング配信を観た人も貰えるようです)


真ん中がイベント限定の「リアルクロの手帳」兼
イベント概要、イベント案内の冊子。

会場内で遊ぶとスタンプが押して貰えて、
抽選券と引き替えて貰えるようになってました。


その右の3つが、
来場者全員に配られた「アラガントームストーンを模して作られたUSBメモリ」です。
ちなみに16GB。

赤線が3つだから……聖典かな、禁書だっけ?


そして一番右の上が、アラグの敵を模したボール。
握力を鍛える為のものかな? 良く分かりません(笑)

その下が会場内限定で遊べた
「プロトアルテマ討滅戦」に成功して貰えたステッカー。

会場内で並んで偶然居合わせた人で
24人PTを組み戦うというものでした。

いやーさすがに5分でホットバーを
いつも使ってるものに登録するとかムリがありましたね。

でも勝てて、嬉しくて思わず隣の方と盛り上がっちゃいました。

ちなみに今後のパッチでも戦えるようになるらしいのですが
イベントと同じ24人コンテンツなのかな?
8人になるような気がする。


今回のイベントで最も嬉しかったのは、
交流コーナー。

前々から一度会ってみたかった開発コアメンバーと
お話しできて……感無量でした。

吉田Pにサインも貰えましたし、
記念撮影もして貰えました。

私の顔だけ消して画像アップしようか迷ったのですが
心霊写真みたいになるからやめます(笑)


今回の大きな発表としては赤魔道士(ジョブ・DPS)追加ですよね。

残りのジョブ追加はサムライと風水士だと勝手に予想しています。
吉田PがスパイダーマンのTシャツを着て登場
→ サム・ライミ監督 → サムライ
と同時に
→ 髙井浩さんが「蜘蛛の巣士」と言っていたので「蜘蛛……雲? 天候? 風水?」かなと。

タンクがサムライでヒーラーが風水、DPSが赤かな。

なんていう風に妄想するの楽しいですよね。


時期拡張パック「紅蓮のリベレーター」では
バトルシステムが大きく変化するらしいので、
そこも楽しみにしてます。

興味のある方は、14日間無料で試せるので
プレイしてみてはいかがでしょうか。

NW-A25 最近のウォークマンの仕様について

2016年12月09日 16時19分34秒 | 雑記
つい先日、ウォークマンを買い換えました。

NW-A25です。(リンク先は製品公式ホームページ)

オシャレで小さい、薄くてSDメモリーカードも使える代物です。


買って使ってみて
「これは買う前に気付かないんじゃないか」と思った部分を
何回かに分けてブログでにまとめてみようと思います。



購入前に特に注意した方がいいのは、
本体のメモリー容量です。


買う前は
「SDメモリーカードで追加できるんだから容量小さくてもいいじゃない」と
思っていたんですよ。

ところが!

SDメモリーカードには、
著作権保護のかかったファイルは転送できないんです。


著作権保護と言われてもピンとこないと思います。

私が言いたいのは、Mora。


ソニーはMoraという音楽配信サイトを運営しています。

2012年10月1日にリニューアルする前は、
ATRAC3という形式の音楽ファイルを配信していたのですが、
これが転送できないのです!


※ 2012年10月1日にリニューアルした後は、
デジタル著作権管理(DRM)なしのAAC-LC(MP4) 320kbpsを
新たに採用したのでそれは問題なく転送できます


私は2006年からMoraを利用していまして、
2012年のリニューアルまでに1000曲以上を購入していました。

1曲を5MBとすると、5GBです。

私が買ったNW-A25は本体メモリーが16GBのバリエーションでした。
だから私の場合は容量が足りないという事態は避けられました。
良かった……。

でも、もし3000曲買っていたとしたら?
そう。足りない可能性があるんです。


ウォークマン(ソニー製品)を使っている人は
自然とMora(ソニー運営)を利用している人が多いと思いますので、
ここは注意した方がいいのではないかと。


またプレイリストを転送する時も、
本体メモリーかSDメモリーカードかによって
xアプリが使えたり、Media Goを使わなくてはいけなかったりします。


ちなみに、iTunesで購入したAAC形式のもの(拡張子はm4a)は大丈夫です。

最近はMoraになくてもiTunesでは配信しているものがあるので、
どちらのサービスも使っています。


随時、スクリーンショットなど追加していきます。