賢太郎の物書き修行

IT系と政治関連の事件を中心にコラム風に書いています。趣味は舞台、だけど最近は殆ど観てないな~。

未来予想図

2007-02-22 23:33:15 | ビジネス
カカクコム、映画情報サイト買収--エンタメ系強化で利用者層拡大
YouTubeに違法投稿された動画、「問題ない」との意見が8割以上
「検索連動型広告は第2ステージに突入」--オーバーチュア

カカクコムの傘下に入った「フォートラベル」は以前から凄く注目していた。カカクコムもだが口コミサイトというのは運営者のパーソナリティに負うところが大きいと思う。フォートラベルは運営者が元々旅行好きというのがサービスの根幹にあって、それが支持される理由だろう。カカクコムは「口コミ」メディアを集積することによって、マーケティング業界に大きな影響力を持つように動いている。影響力が大きくなれば、広告料も高くもっていけるだろう。

フォートラベルなどのサイトに広告を掲載することは広告主にとっては分かりやすいと思う。そのサイトに何を求める人がやってくるか自明だからだ。その分、広告効果は分かりやすい。更に、サイトの内容と広告が自動的に連動する仕組みが進んでくれば、更にユーザにとってメリットがあるだろうし、口コミを見てから価格などの比較サイトの情報と連動して購入するという一連の流れを抑えれば、専門店的なサービスを作ることが出来るかもしれない。

動画の口コミというものもありうるだろう。ドラマは「視聴率」という指標でしか評価できないのが現状だ。しかし、視聴率に加えて口コミによる評判が後押しすれば、古い動画コンテンツも売り物になる。レンタルは手間がかかる。それよりもオンラインで配信されれば、ユーザビリティは向上する。問題はそこにどうやって広告をもぐりこませるかだ。動画の内容や見る人の趣味指向に合わせた広告配信が出来ればいいように思うが、それよりもコンテンツの中、つまりドラマであれば洋服や店、ロケーションに絡めて広告を取らないと自然に消費者に受け入れられることにはならないだろう。

将来的には完全に商品やロケーションとタイアップしたドラマばかりになるのだろうか。それはそれで少し寂しい気もする。

気になった記事(22/Feb/07)

2007-02-22 23:00:00 | 日記

NTTはひどくないか?

2007-02-22 18:34:03 | 事件

自分あての電話が勝手に転送される? NTT東西が注意を喚起

これはひどい話じゃないか?

大体、申し込みのときの本人確認とかやってるのか?って聞きたくなる。

そのため両社は,ボイスワープなどの転送サービスを申し込んでいるユーザーに対し「請求書に注意喚起を促す文書を同封する」(NTT東日本)などの周知策を採るとともに,付加サービスの注文を電話で受ける際の本人確認の強化に取り組む。両社ともユーザーに対し,NTTを名乗る不審な電話や注文した覚えがないサービスの利用案内,料金請求が届いた際には問い合わせてほしいと呼びかけている。

ふざけた話だ。結局、ユーザが請求書をチェックして自己防衛しろって話じゃないか。商品を提供しているものとしての責任感ってモノが感じられない。

分散化と集中化

2007-02-22 18:26:37 | ソフトウェア
「すべてがデスクトップからブラウザに移動する」と米ジンブラのダラマージCEO

Macintoshがパーソナルコンピュータを世に問うた時、AppleはIBMを情報を支配する巨人として揶揄した。それから個人がデスクトップに自由に情報を保存してアプリケーションを操るPCの時代になった。これがコンピュータの集中から分散になった歴史だ。しかし、WEBサービスが高度化するにつれて今度はWEBの奥に情報やアプリケーションを再び集中させようとしている様に思う。

集中->分散->集中->・・・

歴史が繰り返すとするならば、10年後には分散化をするための新しいコンセプトや技術が生まれているのだろうか。

迷惑千万なアメリカという国

2007-02-22 18:04:52 | 政治
また「慰安婦」「南京」に悩まされる日本の情けなさ

まったくだ!

反日キャンペーンをどうにかしろ!

でも書いたが、国内外の反日運動家がアメリカに働きかけているっていうことだ。アメリカの議員の皆様方に日本を叱ってもらおうとでもいうのか!

これと同じことが「拉致問題」でも言える。自国民の国外誘拐という犯罪に対し、何も根本的な解決が出来ない日本政府は情けない。だから、被害者家族がアメリカを頼ってしまうんだ。自国民に信頼されないというのは笑えない。

面白くない社会

2007-02-22 17:52:21 | ビジネス
バブル前夜か?その昔、買い占められた会社がまたも…

M&Aとか三角合併対策とかで色々と騒ぎになっている。面白くもない。というのも、流通にしろ、ビールにしろ、最終的に大きな会社が3~4社でということになると、業界全体が均質化してバラエティに欠けてしまうと思うのだ。そんなの面白くないと思わない?

百貨店は地方の”顔”のイメージがある。その土地で「百貨店」と言えば「XX屋」みたいなイメージだ。それが、どこに言っても同じ名前、レイアウト、商品だと何の面白みもないということになる。「いや、そんなことはない。それぞれのブランドは残して、流通を統合して効率化する」というものの、「ロケーションがバラバラで」「扱うメイン商品やブランドがバラバラ」だったら、物流現場は「多品種少量」を扱わないといけないってことだ。少品種大量であれば巨大な物流センターで一気に処理すれば効率があがるだろうが、多品種少量だと小さな物流センターの方がよっぽど効率がいいのではないだろうか。

すると、早晩統合解消となりそうな気がする。そうじゃなければ、完全に同一のものになるってことだ。ビールだって、味やブランドはサッポロとキリンでは大違い。これが統合したところで、何の意味があるんだろうか。物流と違い、工場を統合してコストを下げることはできると思うが、「サッポロの新しい味」はもう出てこなくなる。

どこに行っても同じものが並ぶ。面白みのない社会に近づくのだろうか?

Web広告の出稿料から考えるメディア

2007-02-22 17:27:55 | ビジネス
06年のネット広告費は前年比3割増、雑誌に肉薄もわずかに及ばず

総広告費は殆ど変わっていない状態で、ネット広告費だけが3割り増しってことは他の媒体の広告費が少なくなっているってこと。つまりはテレビ、新聞、雑誌、ラジオの広告費が減っているってことだ。ラジオは当の昔にネットに抜かれてしまっている。今回は雑誌に迫る勢いだったが、結果的には及ばずってところ。

ネット広告業界は参入する業者の数もうなぎのぼりで、今のところどこが有利ということは決まっていない。逆に、雑誌は部数が落ち込んでいるし、他の媒体も広告効果をネットに奪われている。ネット広告の良さは、関連している商品の広告を掲示することが出来るってことと、その広告に本当に消費者が反応したかがデータで判断することが出来るっていうこと。しかし、ネットでの広告の表現はテレビには及ばないし、ネット上のコンテンツの質は新聞には及ばない(と思われている)のがテレビと新聞の牙城を崩せない理由だろう。

だが、逆に言えば、テレビの表現力と新聞の信用をネット上のコンテンツが持つことができれば、そのサイトの広告効果は絶大だということになる。今のところ、テレビや新聞並みにコストをかけてWEB上にメディアを立ち上げようという試みはされていない。精々、新聞社やテレビ局のコンテンツの使いまわしとボランティア記者の記事が載っているだけだ。

だが、テレビや新聞などのメディアの信用が落ちている昨今、WEB上のメディアが攻勢をかけるチャンスかもしれない。ただ、一つだけある懸念はテレビ、新聞、雑誌、ラジオに比べてWEBは情報が寸断されて、不完全になりやすいということ。それを如何にして伝達しやすくて質の高いメディアにするかというのが成功のためのキーなのではないだろうか。