中田英寿が現役引退を表明した。http://nakata.net/
代表引退ではなく「現役」を引退するということにどれだけの意味があるか推し量る外はない。中田はデビューしたときから注目の的だった。ベルマーレ平塚(現湘南)というJリーグの中でも弱小のチームにいても、日本代表では常に中心の選手だった。
プロフェッショナリズムという言葉が似合う選手だった。普段はオシャレでマスコミでも度々取り上げられてきたが、フィールドに出ればプロとして仕事に徹していた。いつもクールな彼がブラジル戦の後にセンターサークルで寝転がっていたのは、確かに彼らしくなかった。感傷にふける姿がこの引退のプロローグだったのだろう。
中田英引退に見る、スポーツ・ジャーナリズムの危機
この記事はスポーツ・ジャーナリズムと言っているが、実はジャーナリズム全体が中抜きされているということだ。機関であれ個人であれ、情報を発信したい人間はブログをはじめとしたインターネット上の情報発信システムの恩恵を受けていつでもどこでも情報発信が出来るようになった。今まで、メディアによるバイアスがかかっていた情報もストレートに伝えることが出来るようになったということだ。その代わり、発信者の表現に対する責任は大きくなったとも言えるだろう。
中田のブログへの投稿は非常に良く練られた文章だ。中田個人が下書きをしたにせよ、第三者のサポートがあったように感じる。
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