B型ゲンゴロウのブログ

見たまま、感じるまま、想うままに岐阜から発信するゲンゴロウの日記

富山県の山奥へ  山菜弟子入り2

2017年06月01日 | 
今年御年81歳になられる師匠から

「連れてってほしい」って

2年前からリクエストされてました。

世界遺産五箇山集落から

山奥に入った温泉施設の近くに

「山菜の沢アザミがいっぱいある所があるんじゃ!」って。

昨年は同行が実現せず

「今ベストな時期のはずじゃ!」ってんで急きょ決定!

2年越しでようやく運転手兼弟子入りと相成りました


朝6時に岐阜市内の師匠宅へ

ピックアップして一路富山県へ

ところが師匠は肝心な温泉施設の名前を覚えていない・・・って言う。

「五箇山で聞けばわかる」ってんで

とりあえず五箇山まで向かいました。

師匠の朧げな記憶をもとに

土産店や駐車場の係員とかに聞きまくりました。

「それは○○温泉じゃないかなぁ」

って話が多く聞かれスマホで検索すると・・・

峠山道超えた30km先!

 (ここからまだ30kmあるんかよ(-_-)) 

○○温泉に着いてみると

「んん~ ここじゃねえなぁ~」

「沢アザミまったくない」って・・・

ええ~

 (ここまで210kmも走って来たのに・・・) 

(お手上げだな・・)

(下調べしっかりやっとけよGGI!)
 


なんて言いません。



師匠は2年前から沢アザミをいっぱい見た風景が夢にも出てくると言う。


 
(なんとしてもお連れしなきゃあかん使命に違いない) 



気を取り直して来た峠道を戻り

とある道の駅のカフェで一服

そこで昔その温泉に一緒にいったお友達に師匠が電話した。

お友達も温泉の名前は憶えていないって・・・

 (GGIの友達もGGI・・・) 

でもヒントをもらったのです

「露天風呂から湖みたいなのが見えたぞ」って仲間が言った。

「そうじゃったなぁ!」

そんなこんな聞いた話をカフェのお姉さんにしてみたら

「それは◆◆温泉じゃないかなぁ」

「そこにかけてみましょう師匠!」

ちょっと元気がない師匠を励まして向かいました

◆◆温泉に到着!

師匠は自信なく覚えがない様子・・・

あたりをウロウロ探す師匠・・・

 (ここでダメならもう無理・・・) 




おおっ! 

あったぞぉ~!



満面の笑顔で

今日一番の元気な声を出した師匠

夢にみた沢アザミが見つかりましたとさ!


どれじゃ? 俺にはわかねえぞ・・・




これだそうです。




「わしの読み通りじゃ!」

大きく育った絶妙のタイミングだそうな。


嬉しい収獲祭となりました



葉っぱは食べないんだって。

軍手で葉をそぎ落としていく師匠。





夢にみた沢アザミの収獲に満足して握り飯を食う師匠80歳



一日お供していろんな話を聞いたんですが

若いころから大自然で遊びまくったすごい人でして。

まだ野鳥獲りの規制がないころは鶏餅を使って捕りまくり

一時30匹くらい貴重な鳥たちを飼ってたとか。

イワナ釣りで山の中の谷で野宿して大物をよう食ったとか。

蜂に綿つけて飛ばして地蜂の巣獲りに山中を追っかけて駆けずり回ったとか。

地中に巣を作るクロスズメバチのことです。

蜂の子(へぼ)ですね。

家でも地蜂の巣箱を作って育ててヘボ食ったとか。

もちろん山菜は知らんものはない。

どこの山には何があるとか、まぁ詳しいことったらスゴイ。

そんな生き字引の大先輩に同行しお役に立てた充実感でいっぱいです。

帰りにご自宅まで送り届けて

「今日は迷惑かけたなぁ。」

「どうなるかと思ったけどおかげでたくさん採れてうれしいわい。」

その言葉で嬉しくなる



収獲のほとんどを師匠に渡して少しだけ持ち帰り。

水洗いまで私がやりまして。



あとはおかはんに任せる。




師匠! なかなかいけますぞ。
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