ほんまかいな、そーかいな、南アフリカ と ちょびっと シドニー そして日本だ!

南アフリカ(2004年)と、シドニー(2005年)での生活の近況報告です。そして日本でも(2007年から)

シロアリのアリ塚

2004年10月04日 | 南アフリカ
南アフリカの荒野を散歩しているとこのようなあり塚をよく見かける。
最初は、”なんかいな?” と、思っていたのだが、これがシロアリの蟻塚とわかるのにそう時間はかからなかった。
なんのことはない、つっつぃて調べてみればいいのだ。
どうも、気になる人は多いみたいで、道沿いの蟻塚は壊されているものが多い。
僕も気になるので、一度じっくり見てみようと、スコップを購入していざ調査におもむいた。
ま、こういうのは、なんかよく学校の帰り道に犬のウXチを棒っ切れで突っつくのによく似た心理のような気がする。
それは、さておき、蟻塚をくずしてみると、中は、蜂の巣のように縦横に道が作られており、さらに掘り進むとおがくずのような細かい藁の切れ端のようなものが出てきた。 それとともに、兵隊蟻がわんさかと出てきた。
シロアリの巣は、この盛り上がった部分だけではなく、ずっと地下何メートルも深くに及んでおり、細かく開いた通路がベンチレーションのような役割をしていて、乾燥地帯の日中でも、夜でも、あまり温度が変化せず快適な温度を保っているのだと、クルガーパークのガイドが説明していた。
シロアリは、かなり原始的な昆虫だと聞いた事がある。 それでも、集団で社会生活を営んでおり、ここの役割分担が確立していてそれに応じて体型も異なっている。
その最前線は、兵隊蟻で、大きなあごを持っていて巣を守るタイプと、頭の先がとがっていてその先からネバネバの液を出してこうげきするタイプの2種類ある。 このときは、このネバネバ液のタイプばかりが出てきた。 
この、ねばねばタイプのを捕まえて帰り、うちで写真をとろうと思って開いてみたら、ねばねばでお互いの頭がくっつき合っちゃって全滅していた。 ごめんちゃい。
そして、残念ながら、大きなあごのタイプは見えなかったので次回に再挑戦。
別のワーカー、労働蟻とでも言うのだろうか? というタイプもある。これは、少し小さめのあごを持っており、小さいうちに成長が止まったタイプらしい。 彼らは、巣を作ったり、子供の世話をしたり、女王蟻の世話をしたりする。
あとは、皆さんご存知の女王蟻、と 副女王蟻とでもいうのか、ひかえの女王蟻、王様蟻がいる。
驚いた事に、この何千といる蟻たち、スタートは、2匹の羽蟻から始まっていると言うからすごい。
まぁ、なんと子だくさん。
白蟻さんは、貧乏だったのね?!
 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。