トリエステはイタリアの北東部、アドリア海とスロベニア国の間の細長いイタリア国土にある港湾都市です。古い歴史がある町なので、興味がある人はGoogleってみるといいでしょう。
トリエステ 1 & 2
トリエステ 3 & 4
トリエステ 5
私たちはここで8日間過ごします。
我々のアパートメントからの景色 (昼 と 夜)
劇場など、ローマ帝国時代の遺跡の他、大変に栄えた過去の名残の立派な目を見張るような建物がたくさんあります。
ローマの遺跡 1 & 2
トリエステ 6 & 7
トリエステ 8 ・ トリエステのイカ釣り漁船
さらに見事な広場もいくつかあるのです。そしてその間には中世の雰囲気を醸し出している小道が複雑に入り組んでいます。レストラン、バー、カフェ、アイスクリーム屋が軒を連ねる通りを外国人を含む大勢の観光客がそぞろ歩きをしています。男性も女性もほぼみんな半ズボンか3/4ズボンや短いスカートをはき、上半身はTシャツやタンクトップ。中にはファッション性に富んだ夏ドレス(?)を身に着けた女性もいます。日差しは強いのですが、涼しい風が心地よいのです。
トリエステの駅 ・ トリエステの郵便局
ところで、この町には「ハリーのピッコロ」という名前のミシュラン一つ星を持つレストランがあるのです。それでトリエステ滞在中に夕食を食べに行こうと思っていました。が、山歩きをした後で少しだけ良い服装をして夜出かけるのが煩わしくて、プランBを採用することにしました。つまり、同じ経営の「ハリーのビストロ」で昼食をとったのです。
ハリーのレストラン ・ レストランのテーブルからの景色
この街で一番有名な広場に張り出した屋外のテーブルにつきました。飲み物は白ワインとノンアコールのビールとミネラルウォーターです。
最初に出てきたパンはあまり食べずに、翌朝の朝食にするために持って帰りました。
テーブルセッティング ・ パン
妻の前菜は胡麻マヨネーズで食べさせるマグロのタルタルステーキとウイキョウのサラダです。皿にはオレンジのかけらものっており、オレンジの風味をスプレーで振りかけました。少し味が薄めですが新鮮なマグロが美味です。
マグロのタルタルステーキ ・ ホタテ貝のたたきのカルパッチョ
私の前菜はホタテ貝のたたきを使ったカルパッチョで、その下にいろいろあります。パン切れ、オリーヴ、ケイパー、赤タマネギ、オレガノ、ラディッシュ。この料理が特に美味しいのです。パン切れはパリパリで、他の食材と一緒に口に入れると不思議な食感です。
妻はメインディッシュとして本日のおすすめのスパゲッティを注文しました。乾いた魚卵を細かく削って上にかけているサルデーニャ風だそうです。ベースはトマト味ですが、複雑な味に仕上げています。
スパゲッティ ・ 味噌漬け魚
私も本日のおすすめ料理にしました。味噌に漬けていた何かの魚を焼いて、味噌ソースをかけています。以前スペインで体験したように味噌をそのまま使うのではなく、味噌の風味を残したままいろいろ工夫しています。
思ったよりも量が少なかったのでデザートも頼みました。妻はティラミス、私はパンナコッタです。
ティラミス ・ パンナコッタ
「ビストロ = 小レストラン」にもかかわらず、ちゃんと英語ができるスタッフが居ます。メインディッシュが終わった後、テーブルにこぼれたパンくずを取り除いてくれます。ナプキンを椅子に置いてトイレに行って帰ると、ナプキンを畳み直してテーブルに置いてくれています。これらは結構良いレストランの特徴ですね。
値段はもちろん “普通の“ ビストロよりずっと高いのですが、妻も私も大満足でした。ミシュラン一つ星を持つ「ハリーのピッコロ」の方はもっと美味しいのでしょうが、次の機会にします。
〔2019年7月〕〔2025年3月 加筆・修正〕