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佐川急便東京SC vs FC刈谷(観戦記)

2006-12-03 17:56:06 | サッカー
第8回JFL 最終第34節 2006.12.03(Sun) 13:00K.O
佐川東京 1(1-1)1 刈谷@駒沢陸上競技場 観衆718人

  

”あばよ!オレたちの佐川東京” by Tokyo Raiders(写真)

 今日でJFLも最終節。すでに門番ホンダFCの優勝が決定、佐川東京の2位も確定している。13位の刈谷も降格(17位以下)の心配はなく、今日の試合はお互いのプライドを掛けた戦いとなった。

 既に報道されているように、来シーズンから佐川東京は佐川大阪と合併し、ホームを滋賀に移す。よって、実質的には「今日が佐川東京のラストゲーム」となり、その勇姿を見るのはこのゲームが最後となる重要な試合。12月とは思えないような陽気と透き通った青空は、フットボールの神様からのプレゼントと感じるような、ピッチの芝も良好の駒沢陸上競技場がその舞台。

 佐川東京のゴール裏集団”Tokyo Raiders”の方々は、バックスタンド・コーナー付近に集結。佐川東京を最後まで勇気づけ、サポートしようと、気合充分だ。試合前から、コールリーダーさんが、”今日で佐川東京の試合を観られるのも、最後。盛り上がってゆきましょー”、”メインの皆さん~”、”バックの皆さん~”とスタジアム全体を鼓舞しつつも、スマイルを誘う。敵方の刈谷ファンからも”さっがわ・トーキョー!!”のチャントが響く。スタジアムにいる全ての人々が、この大切な試合の意味を判っているのは、濃い人々しか集まらないJFLならではの光景だ。

 Tokyo Raisersの方々は、立って応援している人の数が「27人」(拙者の目測です)。お揃いのJFLガイコツパーカーを着た男たちと、同様のJFLパーカーや佐川東京ユニを着たチャーミングな女性の方々が数名。昨年のJFL最終節、雨の東京ダービー・武蔵野戦@西が丘の「13人」(同・目測)から、2倍以上に増加。今シーズンの好調に合わせて、佐川東京ファンの数も着実に増加してました。惜しくも準優勝とはいえ、得失点差「+61」は驚異的な攻撃力です。多くの方々が魅力的なサッカーの虜になったのでしょう。

 スタジアムへ向かう途中は、佐川東京な方々の心情を察すると、今日はさぞかし辛い応援風景であろうと思っていました。しかし、そんな私勝手な心配などに関係なく、佐川東京な方々の応援風景は、いつも通りで湿っぽいところはなく、今日の天気のような快晴のやりたい放題、東京下町気質の痛快な声援でした。

 本当の心情は、全く逆で苦しく辛いものであったに違いない、と思います。でも、江戸っ子気質で、最後までカッコ良く、粋(イキ)な砂町帝国人。その姿は、傍らで観ている私の方が胸が痛くなり、泣けちゃうほどに「男らしい(女らしい)」カッコ良さでした。

 ゲーム内容は、”空気を読まない”刈谷の奮闘にあって、1-1のドロー。後半のロスタイムにスローインから胸トラップ、トヨタカップのプラティニを彷彿させるスーパーボレー(誰?)が刈谷ゴールに突き刺さり、誰もが「ヨッシャー」と立ち上がったけれど、無情にもオフサイド。。。この瞬間だけは、私も「コラっ、空気読め!見逃せ、このヤロー!」などと、お下品な罵声を飛ばしてしまいました。ゴメンナサイ。

 でも、それくらいみんなが佐川東京を応援していました。残念ながら引き分けでしたが、ここは刈谷を誉めておきましょうかね。シーズンを締めくくる好ゲームでした。

 佐川東京の痛快応援チャントを記憶に留めておきたいのでココに記します;
・♪打ちまくれ、佐川東京、ホームもアウェイもおかまい無し。ひたすらゴールを狙え♪
 (FC東京の♪青赤軍団、荒れ狂う♪の調子で)
・♪人が出たぁ、でたぁ、ひとが~あ、でた~あっ、オフ・サイッ!♪
 (佐川東京オリジナル)
・味方CKでは、♪♪特捜最前線のテーマ with トランペット♪♪
 (佐川東京オリジナル)
・マイボールスローインは、♪マイ・ボー、マイ・ボー♪
 (♪ハイホー、ハイホー、声を合わせ♪の調子で)
 などなど。

 試合終了後のセレモニーも無事に終え、佐川東京イレブンがTokyo Raidersに最後の挨拶。その際に出された”あばよ!オレたちの佐川東京”のダンマク。唄うは、金八先制の♪贈る言葉♪

 どこまでも、下町ックで粋なカッコいい砂町帝国でした。
佐川急便東京SCに関わった全ての方々に、今日の観戦のお礼を申し上げます。
熱い応援とゲームを、ありがとうございました。

 次回の「佐川東京vs刈谷(観戦後記)」で、他にいくつも撮影した写真をアップする予定です。