天皇杯・準々決勝 2006.12.23(Sat)13:00K.O
浦和 3(0-1)3 10-9(PK) 磐田@埼スタ2002 観衆27,242人
信じ難い19人連続PK成功!
浦和は強い、強すぎる。。。
快晴の浦和スタジアム2002。クリスマス時期とは思えないほどのポカポカ陽気の中、天皇杯ベスト4をかけて、ヤングジュビロが王者浦和に挑んだ。
かつての王者、磐田。今日のスタメンには黄金時代の中山隊長、藤田、名波、服部、田中誠らの名前はなく、輝かしい時代を連想させるのは鈴木秀人、西の名前だけ。GK川口も負傷のため?かベンチ入りもなし。
一方の浦和も、サントスはオーストリア出張中、ワシントン、トゥーリオは既に里帰りと、「天皇杯を捨てたのか?」と思えなくもない布陣。小野もベンチスタート。田中達也はボルト摘出手術後の為、休養中。
前半から磐田が押し気味に試合を進める。往年のようにボールを支配し、サイドから効果的なクロスを上げ、浦和ゴールを脅かし続ける。浦和はカウンター狙いのリアクションサッカー。そんな展開の中、32分。右サイドから上がったクロスに、前田がドンピシャで合わせて、磐田が先制、0-1。磐田有利のまま前半終了。
浦和は後半開始から平川に代えて小野を投入。しかし、磐田が46分に電光石火で福西がゴールゲットで追加点、0-2。後半開始早々にリードを2点差に広げられ、息の根が止まりかけたかに見えた浦和だったが、ここから王様・小野を中心に大反撃を開始。
永井のヘッド、小野のヘッドで同点。浮き足立つ浦和を攻め立て、小野がループ気味に放ったシュートを磐田が自殺点で、3-2とついに逆転。今日も浦和か?と思ったその直後、右サイドを切り裂いた犬塚がゴールを叩きこみ同点に戻す。ここから試合はヒートアップ。磐田は西、福西、鈴木秀人を下げちゃって、どうなるの?と思ったけど、交代出場した船谷、大井、カレンが奮闘し、浦和と一進一退の白熱した攻防を繰り広げ、延長戦に突入。
前後半、計30分の延長戦でも決着が着かずにPK戦に突入。磐田は、延長後半終了間際に、ゴール前でGKと1対1になった前田が決めきれなかったのが痛かった。ゴール前左45度でラストパスを受けてから、切り返しとフェイントで浦和DFを振り切り、GK都築と勝負、前田の放ったグラウンダーのシュートが決まったか?と思い、磐田ゴール裏が総立ちになった瞬間、都築の左足がシュートをブロック、浦和の絶対絶命のピンチを救った。ここは都築をを誉めたいところだが、「前田よ、ココを決めなければ、磐田のエースになれないゾ!才能十二分の前田だが、イマイチ存在感が薄いのはこういうトコロで決めきれないからなのだろう」。
PK戦は、前回観戦の札幌vs新潟戦を上回る壮絶な、信じ難い内容。先攻の浦和が10人連続で成功。後攻の磐田も9人連続で粘りを見せたが、10人目の犬塚が左に外し万事休す。磐田の今シーズンが終了した。ここで犬塚を責めるのは酷というものだ。120分の内容では、大活躍だった犬塚。顔を上げて、胸を張って、今シーズンを終えて欲しい。
勝者となった浦和は、さすが王者の風格としか言い様がない。これだけレギュラーメンバーが欠けても、バックアップに相馬、永井、細貝、坂井らがいるってのも豪華。足首痛の小野を無理に使わず、温存できるのも余裕の采配。2点をリードされても、慌てることもなし。後半から投入された、その小野が同点、逆転の2ゴールを決めちゃうんだから、文句のつけよう無し。
天皇杯の2連覇とACLの決勝トーナメント進出は、カタイ。そんな気が強くなった今日の埼玉スタジアムでした。
浦和 3(0-1)3 10-9(PK) 磐田@埼スタ2002 観衆27,242人
信じ難い19人連続PK成功!
浦和は強い、強すぎる。。。
快晴の浦和スタジアム2002。クリスマス時期とは思えないほどのポカポカ陽気の中、天皇杯ベスト4をかけて、ヤングジュビロが王者浦和に挑んだ。
かつての王者、磐田。今日のスタメンには黄金時代の中山隊長、藤田、名波、服部、田中誠らの名前はなく、輝かしい時代を連想させるのは鈴木秀人、西の名前だけ。GK川口も負傷のため?かベンチ入りもなし。
一方の浦和も、サントスはオーストリア出張中、ワシントン、トゥーリオは既に里帰りと、「天皇杯を捨てたのか?」と思えなくもない布陣。小野もベンチスタート。田中達也はボルト摘出手術後の為、休養中。
前半から磐田が押し気味に試合を進める。往年のようにボールを支配し、サイドから効果的なクロスを上げ、浦和ゴールを脅かし続ける。浦和はカウンター狙いのリアクションサッカー。そんな展開の中、32分。右サイドから上がったクロスに、前田がドンピシャで合わせて、磐田が先制、0-1。磐田有利のまま前半終了。
浦和は後半開始から平川に代えて小野を投入。しかし、磐田が46分に電光石火で福西がゴールゲットで追加点、0-2。後半開始早々にリードを2点差に広げられ、息の根が止まりかけたかに見えた浦和だったが、ここから王様・小野を中心に大反撃を開始。
永井のヘッド、小野のヘッドで同点。浮き足立つ浦和を攻め立て、小野がループ気味に放ったシュートを磐田が自殺点で、3-2とついに逆転。今日も浦和か?と思ったその直後、右サイドを切り裂いた犬塚がゴールを叩きこみ同点に戻す。ここから試合はヒートアップ。磐田は西、福西、鈴木秀人を下げちゃって、どうなるの?と思ったけど、交代出場した船谷、大井、カレンが奮闘し、浦和と一進一退の白熱した攻防を繰り広げ、延長戦に突入。
前後半、計30分の延長戦でも決着が着かずにPK戦に突入。磐田は、延長後半終了間際に、ゴール前でGKと1対1になった前田が決めきれなかったのが痛かった。ゴール前左45度でラストパスを受けてから、切り返しとフェイントで浦和DFを振り切り、GK都築と勝負、前田の放ったグラウンダーのシュートが決まったか?と思い、磐田ゴール裏が総立ちになった瞬間、都築の左足がシュートをブロック、浦和の絶対絶命のピンチを救った。ここは都築をを誉めたいところだが、「前田よ、ココを決めなければ、磐田のエースになれないゾ!才能十二分の前田だが、イマイチ存在感が薄いのはこういうトコロで決めきれないからなのだろう」。
PK戦は、前回観戦の札幌vs新潟戦を上回る壮絶な、信じ難い内容。先攻の浦和が10人連続で成功。後攻の磐田も9人連続で粘りを見せたが、10人目の犬塚が左に外し万事休す。磐田の今シーズンが終了した。ここで犬塚を責めるのは酷というものだ。120分の内容では、大活躍だった犬塚。顔を上げて、胸を張って、今シーズンを終えて欲しい。
勝者となった浦和は、さすが王者の風格としか言い様がない。これだけレギュラーメンバーが欠けても、バックアップに相馬、永井、細貝、坂井らがいるってのも豪華。足首痛の小野を無理に使わず、温存できるのも余裕の采配。2点をリードされても、慌てることもなし。後半から投入された、その小野が同点、逆転の2ゴールを決めちゃうんだから、文句のつけよう無し。
天皇杯の2連覇とACLの決勝トーナメント進出は、カタイ。そんな気が強くなった今日の埼玉スタジアムでした。