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東京 vs 神戸(観戦記)

2008-03-09 20:40:39 | サッカー
J1リーグ・第01節 2008.03.08(Sat)14:00K.O
東京 1(1-0)1 神戸 @味の素スタジアム 観衆24,390人

待ちに待った、今季開幕戦のホームゲーム。城福新監督のもと、羽生、エメルソンら新加入の新しい顔ぶれが揃い、新人の長友も元気に左SBで先発。城福新監督が目指す今季のスローガンは、「ムービング・フットボール」。ボールもプレーヤも常に動きながら、ゴールを狙いにゆく。

好天に恵まれた味の素スタジアム。3月初旬の週末とは思えないほど、陽射しが眩しく、暑いくらいのスタジアムでキックオフ。



■メンバー
□東京
GK 塩田
DF 徳永 茂庭 藤山 長友
MF 梶山(83近藤) 今野
MF 羽生 エメルソン(55カポレ) 石川(76大竹)
FW 平山
SUB  荻 ブルーノクアドロス 金澤

□神戸
GK 江角
DF 石櫃 北本 河本 内山 
MF 朴(HTボッティ) 栗原(86吉田孝) 金 古賀
FW レアンドロ 松橋(HT須藤)
SUB  徳重 小林 鈴木 松岡

■得点
39分 今野(東京) 1-0
53分 栗原(神戸) 1-1


結果から言うと、追い着かれての引き分け・ドローの勝ち点1。何度も惜しい追加点のチャンスがあって、正直言えばモドカシイ部分も多々あった。でも、今年の東京は「優勝を狙うチームではない」し、今は新メンバーを含めてチームを作ってゆく時期なので、まぁ悪くないスタートだったと思う(コトにしよう)。

何よりも交代で投入した3選手が、カポレ、大竹、近藤。積極的に攻撃的な選手を、しかも早い時間から、起用した采配に共感を覚えた城福采配だった。この攻撃的な姿勢を、1シーズン継続してくれれば、と切に願う。特に印象に残っているのが、後半の序盤に左サイド自陣で奪ったボールを、新人の長友を起点に早いパス回しで神戸陣まで切り裂き、アーリークロスまで繋げたプレー。そこにはしっかりと、目指す「ムービング・フットボール」が見て取れた。

注目の背番号『10』梶山は、前半は彼らしいパスを通すなど活躍が見られたが、後半は消えていたぞ。ガス欠か? 対する神戸は前半で朴を見限り、ボッティに交代投入。神戸はこの『10』ボッティが入ってから、中盤から前線でボールを支配出来る様になり、東京は前半ほどには長友や徳永が自由に動けなくなった。梶山が消えた原因も、ボッティ投入の効果かも知れない。この辺の采配は、松田浩監督に一日の長があるなぁ。

明るい話題は、金澤が怪我がちのためにここ数年のウィークポイントだった左SBで、長友が積極的にプレーしたこと。若くて活きの良い人材が入って来たことは素、直に喜びたい。長友は東京の新「アイドル」になる予感がヒシヒシとする、いや是非なって欲しい。

他方の右サイドだが、徳永のポテンシャルはもっともっと高いはず。指定強化選手として東京で活躍し加地をサブに追いやった頃に比べると、年々スケールダウンが続いている様子だが、今季こそ再ブレイクして欲しい。なんたってまだ24歳なんだし、結婚おめでとう!

ところで、試合前の特別ゲストは、織田裕二のものまねでブレイク中の『山本高広』さんだった。「踊る大捜査線」のテーマ曲で登場し、お得意の「事件は会議室で起きているんじゃない、味スタで起きているんだ」や、世界陸上ネタの「地球に生まれて良かったぁー」などを披露。キックオフ前のゴール裏スタンドを大いに沸かせたが、いささか上演時間が長すぎて「長げー」、「前説はもういい~」みたいな声もチラホラ聞こえた。でも、まぁこういうノリが東京のアジでもあるわけだから、その辺は多めに見て、楽しんだモノ勝ちというコトで。

ちなみに、永遠のライバル「川向こうの川崎フロンターレ」の開幕ゲスト@等々力は、川崎市宮前区在住の『ルー大柴』さんだった様子。こういうネタ好きな両クラブが対戦する「多摩川クラシコ」が、今から楽しみだ。

今後の東京に、大いに期待しよう。