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ワールドカップ旅行記(6/25)その2

2006-09-22 11:15:08 | 2006ドイツワールドカップ
1138 Koln Hbf着 ICEに乗り換え、1154 Koln Hbf発

  

12?? Frankfurt Flughafen 空港駅着 ルフトハンザ航空カウンターでチェックイン。帰路はパリ経由で成田まで。パリまでのルフトハンザ航空は通路側席を確保出来たのだが、パリから成田までのANA便が窓側席になっていた。通路側への変更を交渉するが、ANA便はルフトハンザ航空のカウンターでは変更できないと返答される。フランクフルト空港内にANAカウンターを探すが、夜20:00pmにならないと開設されないと知り、ANA便の座席変更はパリのシャルルドゴール空港に賭けることにする。

無事にチェックインを済ましスーツケースも預けたので身軽になる。フライト(16:30)までまだ2時間強ある。インターネットカフェを探したが空港内には見つけられず、フランクフルト中央駅地下にあったインターネットカフェに行くことにする。最後にもう一回だけICEにも乗れるし。

1400 Frankfurt Flughafen 空港発[ICE125] 定刻より12分遅れが幸いし、飛び乗ることに成功。
1415 Frankfurt Hbf着 高速列車(ドイツ版新幹線ICE)で来ても所用15分で、ローカル線とほとんど変わらず。この辺がドイツの鉄道は良く判らない。

  

 馴染みのインターネットカフェで、家族へメール。ブログを更新する。日本語環境は無いので、どちらも英語で。最後にフランクフルト中央駅構内を散歩し、しっかりとこの光景を脳裏に焼き付ける。「いつかまた来たいなぁ」と切に願う。

1449 Frankfurt Hbf発[ICE1650] 定刻より4分遅れで発車。

  

1457 Frankfurt Airport着 ドイツを出国し、搭乗ゲートへ向かう。おみやげに絵はがき(Euro1.0/1枚)とサポータソングを収録したCD(Euro2.50)を購入する。

1630 ルフトハンザ航空[Luf4226便]ドイツ出発
1740 Paris CDG(シャルルドゴール)空港着 ダッシュで乗継ぎ便ゲートのANAカウンターへ急ぐ。運良くANA社員の日本人兄さんがいて、通路側の席を探してくれる。ちょうどキャンセルが在った模様で、通路側席を確保することができた。これで日本間での長いフライト(12時間)も安心してビールやワインが飲めます。

 搭乗ゲート前の待合い室には20型のTVが一台あって、R16の"England vs Ecuador"戦を放送中。ベッカムのFKが決まって、イングランド人が奇声をを上げる。このままEnglandが1-0で勝利した。

 

2000 Paris CDG発[ANA206便] 定刻にパリ出発。帰路が日系の航空会社ANAだと落ち着く、もう帰国した気分。成田までの帰国便は満席。窓側3連席の通路側に着席。窓側の隣2人はイタリアからの新婚旅行帰りカップル。感じの良い気さくなご夫妻で楽しいフライトでしたが、私はおじゃま虫でしたね。新妻さんの笑顔が印象的です。私の周辺はイタリア新婚旅行ツアー集団でアツアツでした。皆様、末永くお幸せに。

 "Real the movie"を観ながら、ワイン、ビール(キリン)を飲んでほろ酔い気分。今回の旅を回想しながら、ウトウトしているうちに12時間があっと言う間に過ぎる。

 

(ここより日本時間 6/26(月))
1410 成田着 定刻より20分早く到着。
1500 JR成田駅発[横須賀線直通総武線] タッチの差で14:43発NEXに間に合わず。普通車グリーン席に乗車。1890+1950 おやつにスコーン購入(105)。まったりとした時間を過ごす。
1704 JR横浜駅着
1745 無事帰宅

ドイツの旅は、これにて終了です。

ワールドカップ旅行記(6/25)

2006-09-19 19:00:26 | 2006ドイツワールドカップ
ドイツ最終日。今日のテーマは「無事に帰国すること」。

0700起床、散歩
0800朝食 日本人はいない。ベトナム系の女性従業員の愛想が、今日も良くて朝から気持ち良い。

 ホテルの朝食。ボリューム満点&美味でした。

 今日はいよいよドイツ最終日、帰国の日。私はフランクフルト発(16:35pm)、パリ経由で帰国する。Fちゃんはデュッセルドルフ発(夕方)、ロンドン経由で帰国する。ドイツで解散なのは少し寂しいけど、お互いのフライトは夕方なので、午前中は時間がある。
 Fちゃんと相談して、最後の観光は「世界最古のモノレールの旅」に決定。

0900 モノレールのWuppertal駅を出発。終点駅Vohwinkelを目指す。

 nach Vohwinkel alle 15Min. フォウィンケル行きは15分間隔運行。

 モノレールはヴッパー川の上空をジェットコースターのように走る。公共交通機関と言うよりはアミューズメントパークのアトラクションに乗っているようで、心がウキウキする。川沿いの古い建物には"Fablik"の文字が目立つ。英語では"fablic"、そうここヴッパタールはかつては繊維業で栄えた都市なのす。現在の主要産業は不明だけど、線路沿いにBayernの大工場を発見しました。

  

 途中の"Zoo/Stadion"(動物園とスタジアム)駅を通過する際、車中から陸上トラック付きのスタジアム(強いて言えば駒沢陸上競技場に似ている)を発見する。帰路にこの駅で下車し、スタジアムの写真を撮ることにする。

0930 終点の駅 Vohwinkel に到着。終点と言っても他路線への接続等が有るわけではなく、ひっそりした地味な駅&街でした。日曜日とあって数件の店も全閉店状態。数枚の写真撮影を終えて引き返しました。

  
  
  
  

0945 Zoo/Stadion駅着 下車。その名もズバリの”Zoo am Stadion”を見学する。あいにくと誰もいないようで、入場することは出来なかった。外から写真を撮る。ゴールが常設されている様なので、サッカースタジアムとしても使用されている雰囲気は強い。メインスタンドは新しい様子で屋根付き&座席有り。バックスタンドと両ゴール裏は屋根なしの立ち席。キャパシティーは20000人といったところか?

  
  

1000 駅に戻って帰りのモノレールを待つ。

  

 駅で居合わせたご婦人に聞いたところ、”トップリーグ(Bundesliga Eine)ではないけれど、この近くにヴッパタール・フットボールクラブが存在し、ここをホームスタジアムにしている”という情報を得ました。ブンデスリーガ2部(Bundesliga Twei)か?もしくは、さらなる下位リーグ?、いずれにしてもヴッパタールを再訪する機会があれば、是非観戦してみたいスタジアムであった。ワールドカップ旅行の最後で、ドイツのマイナーリーグにもほんの少しだけ触れる事が出来て幸せでした。

(追記)帰国後調べたところ、以下が判りました。
クラブ名 Wuppertal SV Borusia(1954年創立)
スタジアム Stadion am Zoo(28000人収容)
2005-06シーズンは、Regionalliga Nordで8位。

 "リージョナル・リーガ ノルド"ってのは「地域リーグ 北部ディビジョン」だと思うので、ブンデスリーガ2部の下位である3部リーグ相当って感じですね。

1020 Wuppertal駅着 ホテルへ戻り、荷物を最終整理する。私は、下着用のTシャツ、部屋着用の短パン、雨具(傘&合羽)、ガイドブック等を全て捨ててしまったので、おみやげ(Tシャツ計9枚+チョコレート沢山)を積めても未だビジネス用の小型スーツケースに余裕が在るほどでした。日本出国より帰国時の方が荷物が少なかった。一方のFちゃんは、パンパンの小型スーツケース+予備バッグ(大)で大荷物。移動が大変そうでしたが、おみやげを沢山買ったんですよね。Fちゃんは、ニコニコ顔でした。まぁ、旅のスタイルは人それぞれですので。

1040 ホテルをチェックアウト。仲良くなったフロントマンに握手と握手して、ホテルとはサヨナラ。小さな街の小さなホテルでしたが、またいつか泊まりに行きたいです。

1045 Wuppertal Hbf駅着 キオスクでおみやげのチョコレートを3個ほど追加購入し、スーツケースへ詰める。これでおみやげの心配はなし。Fちゃんはデュッセルドルフ空港から夕方のフライト。それまでは、デュッセルドルフを観光&散策するそうです。

1058 Dusserdorf行きの電車にFちゃん乗車し、Fちゃんとサヨナラ。約一週間、お世話になりました。「じゃ、また、日本で」ってな感じで男同士の別れは実にシンプルでした。

1104 Wuppertal Hbf発[RE7] 2nd classe(2等車両)はそこそこの混み具合。

  愛しのヴッパタールともお別れ。

「ワールドカップ旅行記(6/25)その2」へつづく。

ワールドカップ旅行記(6/24)その2

2006-09-18 14:27:57 | 2006ドイツワールドカップ
1645 Koln Hbf着 "17:00pmキックオフのGermany vs Sweden"を目当てに、Dom前のPV会場を覗くが、この時間では当然満員で入場不可。大勢のドイツサポが道に溢れて応援していた。

 

1700 Geramny vs Sweden戦がキックオフされる。17:12発のICEに乗るためにDom前を離れようとすると、大歓声が巻き上がる。早くもドイツが先制した模様。
1708 Koln HbfのGleis 4に到着し、ICEに乗車する。車内はガラガラ。



1712 Koln Hbf駅発[ICE???] 発車直後に、"twei ??? null"のアナウンス。ドイツが追加点を決め、2ー0でリードしている事が伝えられる。DBの粋なサービス。国民全体でワールドカップをエンジョイしているのが、羨ましかったです。

1742 Wuppertal Hbf着 駅のキオスクで"Veltins Beer(500ml Euro0.89)"を買い、ホテルへ戻る。ドイツ対スウェーデンの後半をTV観戦。

1900 危なげなくドイツが2ー0でスウェーデンに勝利し、ベスト8へ一番乗りを決める。ここからヴッパタールの街でも、車のクラクション、サイレン、ホーンが鳴りっぱなしの大騒ぎが始まる。

1905 ホテルを出て夕食を取りにいつもの"香港酒家"へ行く。店内はガラガラ。G-1定食(鶏唐揚げ+野菜炒め+ライス+スープ、Euro5.0)にピルスナービール(Euro2.0)を注文する。一人の晩餐だが、ドイツ最後の夜に乾杯。ビールを飲みながらドイツ最後の夕食を楽しむ。香港酒家さん、本当にお世話になりました。謝々です。

 

1945 Wuppertal Hbf駅から、モノレールに乗ってAlter Markt駅へ行く。

  

 下写真は時間的余裕があったので寄り道した、Werther Brucke駅(Alter Marktのひとつ先)。非常に古い駅で各種パンフレット等にもその写真が載っていたので、記念に行ってみた。確かに、深い伝統のある駅でした。一見の価値有り。

  
  

2015 Alter Markt駅着 ドイツ対スウェーデンの試合が終了してから2時間近く過ぎても、ドイツ人は大狂乱状態のまま。車から乗り出して、国旗降ってる人多数、クラクションは大音響。おそらく多くの運転手は勝利の美酒(ビール)を飲んだ後だろう。日本なら間違いなく、全員逮捕されますね。”日本に比べて盛り上がりは数倍”なんて記事を見掛けますが、こういう愚行を見ちゃうと「日本人の方が偉いじゃん」とか思います。だって事故起こしたら大変でしょ。

  

2030 先日は入場出来なかったPV会場"Johannes Rau Platz"を再訪する。お目当ては、21:00pmキックオフのArgentine vs Mexico。さすがにこの試合は満員ではなく、無事に入場してPV観戦することが出来た。前半6分にマルケスのゴールでメキシコが先制するも、10分にはクレスポのゴールでアルゼンチンが追いつく熱戦となる。

  
  
 
 前半終了までPV観戦して、"Johannes Rau Platz"を後にする。メインストリートを散歩してからモノレールでWuppertalへ戻る。

  

2200 Wuppetral駅到着。昨日とは別のケバブ屋でドナー(Euro1.50)を買ってホテルへ戻る。Euro0.5だけ高い分、具の好みを聞いてくれて包装もしてくれた。

 ホテルの部屋でシャワー後、Argentine vs Mexico戦をTV観戦。試合は1ー1のまま今大会初の延長戦へ突入。98分にマキシ・ロドリゲスのビューティフル・ボレーでアルゼンチンが勝利した。

 F君もベルリン観光から帰ってくる。二人とも充分にドイツの旅を満喫してニコニコ顔の上機嫌。ビールで乾杯し、ケバブのドナーを食べながらのお別れ会。

  ドナーは一口食べかけ

2400 就寝。ドイツ最後の夜はこれにて終了。

ワールドカップ旅行記(6/24)

2006-09-18 11:39:45 | 2006ドイツワールドカップ
今日のテーマは「国際高速列車タリスで行くベルギー・日帰り旅行」。

0530 起床 0600 散歩をしながら駅へ行く。今日の目的地は、ベルギー南部のリエージュ・Liege Guillemins駅。しかし、タリスは全席指定のため、実現には乗車券予約が必要。便利な自動券売機でもタリスの予約はできないために、朝一番でRisezentrum(旅行センター)へ行く。土曜日のため、Risezentrumの開店は07:00am。06:50頃から入口前で待つ、行列の2番目。

0700 Risezentrum開店。カウンターで要望を伝え、タリスの空席状況をチェックしてもらう。往路は第1&2希望の Koln Hbf発 10:14am、12:14pmともに満席で予約できず。復路のLiege Guillemins駅発 15:19pm → Koln Hbf着 16:45pmが予約できた。ベネルクス3カ国パス保持者は追加のEuro9.00のみでOK。往路は予約不要のICE14 Koln Hbf発 13:14pm→ Liege Guillemins着 14:38pmにする。ベルギー・リェージュ滞在予定は41分と短いものの、片道とは言え所望のタリスに乗れるのだからこれでヨシとする。

0800 ホテルに戻り朝食。友人F君の予定は”ベルリン小旅行”。昨日の「ベルリン往復」を見て、電車の混み具合等に心配がないと知り安心したらしい。

 今日が最後の宿泊なのだが、予約の都合で部屋を移動しなければならなかった。荷物の整理、荷造り後、いったんチェックアウトし、荷物をフロントへ預ける。F君はそのままベルリンへ向かう。私はまだ時間があったのでヴッパタールの街を散策し、おみやげを探して歩いた。Tシャツ(計7枚)、チョコレート(計5個)などを買った。

1115 ホテル出発。ヴッパタール中央駅で日本人4人組(女性3+男性1)に会い、しばしおしゃべりする。”新監督はオシム氏”の新情報を得る。←デマではなかった!

1141 Wuppertal Hbf発[ICE954]



1220 Koln Hbf着 定刻より9分遅れ。
約50分間の乗換え時間を利用してケルンを観光する。駅構内天井には、怪しい絵が。ジダンと中村?

  

 Dom(ケルン大聖堂)の礼拝堂から見たステンドグラスはとても美しかった。ホーエ通りの露店で”Berlin Final Tシャツ"を発見、幼児サイズが妙に可愛いかったので、2歳になったばかりの甥っ子用に購入。自分用にも欲しくなりもう1枚購入。計2枚でEuro10.0。もちろんバッタモノ(unofficial)だと思うが、一応はofficialのタグが付いている。ドイツではバッタモノも精巧なのだろうか? 駅構内の文具店でワールドカップ絵はがき4枚を購入、計Euro4.0。どこもかしこもドイツ人で大盛り上がり。

  
     
1320 Koln Hbf発[ICE14 International] 定刻より6分遅れで発車。激混みで立つ人多数。私は幸運にも黒人お姉さんの隣に空席を見つけて着席。

1350 Aachen Hbf着 多くの乗客がここで下車し、車内が空く。窓際席へ移動。
1355 Aachen Hbf発 今回の旅で2度目の国境越えを体験する。Police 5~6人が車内を巡回する。特に検札等はなく、今回もいつの間にか国境を越えていた。ベルギー領に入ってからは車内放送がフランス語、スペイン語でも流れる。さすがに国際列車だ。となりのバアさんがケータイでデカイ声でしゃべっていて、非常にうるさく迷惑であった。どこにでも、マナーの悪い乗客というのはいるものだ。

1448 Liege Guillemins駅着 定刻より10分遅れ。国際列車も止まるしリエージュはガイドブックにも載っている都市なんだけど、ホームと駅舎はオンボロ。ドイツの駅は古くてもアジがあるものだが、ここはタダのボロ。万年工事中のJR登戸駅みたいな駅でした。新設の駅舎をすぐ隣に増築中ではあったようだったので、次回はそちらに期待しよう。

  
  

 復路のタリスは15:19pm発なので、今から31分後。ということはベルギー滞在は30分しかない。30分でどこまで行けるか判らないが、駅前のギュルミンス通りを市街地に向かって歩き始める。晴天のリエージュは日差しも強くて蒸し暑い。メインストリートのはずだが、活気や若さのない衰退気味のさびれたストリートをタブロイ公園まで歩く。ここまで所用10分。2km先の市街地訪問は断念し、駅へ引き返す。

  

 折角ベルギーに来たのだからベルギーの食を味わおうと考え、途中のブラッセリーでワッフルとプディングのパイ焼き(みたいなお菓子)を買う、計Euro2.40。駅のキオスクでJupiler Beer(350ml Euro1.20)も購入。これで一応は、ベルギーワッフルとベルギービールを手に入れることができた。

  

1515 Gleis 4(4番ホーム)に行くつもりがGleis 5に来てしまい、慌てて引き返す。Gleis 4には既にタリス(THA)が到着待ちしていて、すこし焦る。Wagen 26(26号車)に乗り込み、無事に指定席45に着席。滞在時間30分のベルギー小旅行の完了。

 リエージュは、土曜日の昼下がり、暑い。カフェを楽しむ人々、欧州の風景、是非、もう一度、ゆっくりと訪れたい街でした。

1521 Liege Guillemins駅発 ほぼ定刻どおり。隣は綺麗なおばさん、デカイ、巨人。ついに憧れのタリスに乗車した。でも想像(タリスは高級高速列車のイメージが強く、豪華さを期待していた)よりも、座席も小さく狭い。ドイツのICEに乗り慣れたせいか?「タリスって、こんなもん?」というガッカリしたのが素直な気持ち。でもこれも体験ですよね。

  

 気を取り直してから、まずはJupiler ビール(Biere,Bier,Beer アルコール5.2%)で一人乾杯。暑かったのでビールがウマイ。15:00を過ぎておなかも空いていたので、ランチ兼おやつのワフッル&プディングを食べる。ワッフル(Euro1.0)はフツーの味。プディング(Euro1.4)はほどよい甘さで美味。おいしいので何個でも食べれそうでした。列車に乗って車窓を見ながらする食事って、至福のひとときですよね。あまりの気持ちよ良さに寝入ってしまい、この後の記憶はほとんどなし。

  

タリスはケルンへと戻る。
1645 Koln Hbf着
「ワールドカップ旅行記(6/24)その2」へつづく。
 

ワールドカップ旅行記(6/23)その2

2006-09-18 11:25:59 | 2006ドイツワールドカップ
1740 後半40分過ぎにスタジアムを後にする。試合終了まで観戦したいのはヤマヤマなのだが、ベルリン中央駅18:49発のICE557に乗らなければならないので、混雑を避けて早めに席を立った。名残惜しいが仕方がない。さらば、オリンピックシュタディオン。

   

1750 Olympiastadion駅発 1番ホーム(Gleis 1)から中央駅行きのS-Bahnへ乗車。



1810 Berlin Hbf駅着。即座にICE557を座席予約するが、禁煙席は既に売切れ。仕方なく喫煙席を予約。立ちっぱなしの4時間よりは、はるかにマシであろう。やむを得ない。

 駅構内の売店で美味しそうなパン2個とエビアン水を購入。これで夕食も心配なし。発車までの残り25分間を中央駅の外へ出て過ごす。写真撮影など、つかの間のプチ・ベルリン観光を楽しんだ。ベルリン中央駅は、先月(2006.05)にオープンしたばかりの新しい駅。外観はガラス張りで明るく、複数の路線が地下から高層まで立体交差する、まるで映画に出てくる近未来型都市の様でした。

  
   

1849 Berlin Hbf駅発[ICE557] 定刻どおりに発車。禁煙指定席は売切れだったはずだが、実際は非指定席(自由席)がガラガラ状態の空席多数有り。32号車に禁煙席(窓側)を確保して無事に着席。結局、指定席料金の3ユーロを損した。ベルリン滞在は約3時間強。ヴッパタールまでまた4時間の旅の始まり。

  
  夕食。ビール買うの忘れた!

2031 Hannover Hbf駅発/着。「ガンバレ、韓国」の念を送る。キックオフは21:00。(結局、韓国は0-2でスイスに負けてしまい、グループリーグで敗退してしまう。)

  時速245km/h

2241 Wuppertal Hbf 無事に帰着。長い様で短かったベルリン日帰り旅行を終える。駅前商店街のトルコ・ケバブ屋で、ドナー(Euro1.0)を購入。初めて食べたドナー(ケバブのサンドイッチ)だったけど、安くてウマイ! お肉と野菜も豊富で、ドレッシングソースも私好みです。ドナー・ケバブ、すっかり気に入りました。

2250 ホテル帰宿。23:30に友人Fちゃんもカイザースラウテルンから帰宿。カイザースラウテルンは予想以上に遠かったようだが、満足感に満ち溢れた笑顔でした。

2400 就寝。ドイツ滞在も残すところ、あと2日。

ワールドカップ旅行記(6/23)

2006-09-18 10:32:54 | 2006ドイツワールドカップ
今日のテーマは「もう1試合観たい」です。

0730 起床 昨夜は夜更かししたので、さすがに早起き出来ず。0830まで散歩。
0900 朝食 たくさん食べて元気回復。日本敗戦のショックは多少あるけど。。。荷物の整理、洗濯をしながら今日の行動を練る。Fちゃんは「今日はスペイン vs チュニジア@カイザースラウテルンへ行く」と言って先にホテルを出発した(0930)。

 一人残った私。「今日は何をしようか?どこへ行こうか?」を考える。「トーゴ対フランス@ケルン(21:00)」、「韓国対スイス@ハノーバー(21:00)」、「ウクライナ対チュニジア@ベルリン(16:00)」の3試合が観戦可能な選択肢。この時点(10:00)で「スペイン対サウジアラビア@カイザースラウテルン(16:00)」はDB乗り継ぎが不便かつ往復に時間が掛かるのでパスした。

「韓国対スイスは終了が23:00過ぎ@ハノーバー」これだとヴッパタールまで帰ってくるのが、深夜か明け方になっちゃう。ベルリンは遠くICEでも片道4時間も掛かるし。。。。「やっぱり、近場のトーゴ対フランス@ケルンかな、チケットも買えるかもしれないし」とも思うけど、21:00キックオフまではまだ随分と時間がある。

 そこで「まずはハノーバーに行って韓国サポータの熱気、盛り上がりを具合を体感する。運良くチケットが入手できればそのまま試合観戦する(帰路は成り行きに任せる)。チケットが入手出来なきゃ、21:00キックオフのケルンへ行けば良いし」と今日の行動を決定した。(ドイツ滞在も5日目ともなると、「行きゃぁー、何とかなるっしょ」的な大らかな精神状態になっている自分です)

 荷物の片付け、洗濯、部屋の掃除を終えて、10:50にホテルを出発。ヴッパタール中央駅で、ハノーバー行きを調べると、タイミング良く11:17発ICEあり。

1107 Wuppertal Hbf駅発[ICE557] 窓際自由席は満席で通路側に着席。

 

 乗車して気付いたのだが、このICEはHannover経由のBerlin行であった。このICEなら、Ukrine vs Tunisia @Berlin(1600)に間に合いそうなので、ハノーバーからベルリンへ目的地を変更した。

 隣席はメキシコ・ガイ。翌日(6/24)のアルゼンチン対メキシコ@ライプティヒを観戦に行く途中らしい。英語&スペイン語でおしゃべりを楽しむ。氏はLawyer(法律家)で、政府機関で働いているらしい。しばしスペイン語の勉強。「どういたしまして」は、"Encantada Senorita"、"Encantado Senor"が正しい。性別による語尾変化に注意しよう。

 さらに近席の韓国サポと遭遇した。今日もフットボールトレインだ。幸運にもメキシカン、コリアンガイともに英語を話せたので、メキシコ、韓国、日本のサポで歓談する。Jリーグで活躍する(した)、チョ・ジェジン(清水)、パク・チソン(元京都、マンチェスターユナイテッド)、アン・ジョン・ファン(元清水、デュイスブルグ)らの名前をあげると、コリアンガイは嬉しそうな笑顔で微笑んでくれた。私が「Please beat Switzland and go to best 16, I am also supporting South Korea as a friend of Asian countries.」と韓国の健闘を祈ると、コリアン・ガイはガッチリとした握手で返してくれた。

 ”Copa de mundo(World Cup)は、色々な国の人々と会って話しが出来る、とても幸せな時間だゼ”とは、メキシカン・ガイのお言葉。まさにその通り、「日本は負けたけど、韓国よスイスに勝て!」、私の素直な気持ちでした。過去の暗い歴史はあれど、こうやって韓国の人と親しく触れ合えた事を、フットボールの神様に感謝しています。

1331 Hannover 着/発 私の隣席には美人なドイツ人女性が乗車(指定席)してくる。メキシコガイは空席へ移動する。(DBは指定区間以外は自由席扱いのため)

 Berlinへ向かう車中で、ポルトガルの帽子をかぶった怪しいラテン系のオヤジが、”Do you need tichets?”と言いながら歩いて来た。「どの試合のチケットなの?」と聞くと、”今日のウクライナ対チュニジア@ベルリン、カテ2(定価60ユーロ)を150ユーロでどうだ?”と答えるオヤジ。「150ユーロは高い、See you later.」と私が断ると、”いくらなら、買う?”とオヤジが返す。「80ユーロかな」と私、”じゃ、120ユーロでどうだ?”と早くも値段を下げてくるオヤジ。定価の2倍なら、まぁ良いか、とも思ったが「No deal」が私の結論。この時点(キックオフの4時間前)で、定価の2倍で入手可能ならば現地ベルリンに行けば、もっと安く入手できる(定価の1.5倍程度)はずと確信した。8年前(フランス時)の自分であれば、この時点でチケットを買っていただろう。経験とは有意義な財産である。

 Wolfsburgを過ぎるとICEは高速専用線路を飛ばす。時速300kmの世界を体感する。

1506 Berlin Hbf(ベルリン中央駅)到着。所要3時間49分の旅。
1515 S-Bahnに乗り換え、Olympiastadion駅へ向かう。表示が判りやすくて迷うこともなし。ドイツの交通システムは本当に優れモノです。待ち時間に時刻表で復路のICEを調べる。18:49pm発[ICE557]を逃すと帰りが明朝になってしまいそうなので、18:30頃までにはベルリン中央駅に戻って来くる必要ありを確認します。

 S-Bahn車中では、ウクライナサポータ数名がラジカセをガンガン鳴らしながら雄叫びを上げている。気の弱そうなチュニジアサポ青年がその軍団に近づいてゆく。一触即発?と思ったら、青年がデジカメを取り出して、一同みんなで記念撮影ハイチーズ、パシャッ。微笑ましい風景に気が和む。

  

 途中の駅から、日本人ご年輩ツアー客20名程が乗り込んでくる。昨夜の"日本vsブラジル"戦観戦を含む、ドイツ&ウィーンツアーの団体で、これから私と同様に”Ukraine vs Tunisia”観戦に行く所だと言う。みなさんともに、どう見てもフットボールファンには見えない。一人のおばあちゃんに座席を譲り、話をする。私が「自由気ままな一人旅(実際は部分的に二人)」と聞くと、興味津々に”苦労はないか?、言葉は大丈夫か?”とか聞いてくる。そこに、酒を飲んで上機嫌のじいさんが加わってきた。初めは”若いっていいねぇ”とか言ってくれていたじいさんが、途中から”若さの特権ばかり行使しないで、ちゃんと稼いで、嫁貰って、子ども作って、家建てろ!”説教モードになる。これにはカチンときたが、ここで酔っぱらい相手に喧嘩しても生がないので、適当になだめておく。こういう日本人的な感覚、すごく嫌いです。

15:40 Olympiastadion駅着 「ついにやってきたファイナルの地・ベルリン」。

  

 しかし、私の最優先ミッションはチケットを入手すること。キックオフまで、あと20分。多少の不安を感じつつ駅出口を出ると、そこにはダフ屋らしき男の姿が。声を掛けると”カテ1(定価100ユーロ)を定価でどうだ?”といきなり定価を提示してくる。「定価なら良いか?」とも思ったが、外国語でnegotiationを試す実践の機会と考えて、ここは試しに値切ってみる。「100ユーロじゃ高いナぁ」と言う私に、”How much will you pay?”と切り返すダフ屋。「How about eighty euros?」と私が言うと、”OK!”とすんなり交渉成立。あっけなく値切りれてしまい、カテ1チケットを定価の2割引で入手できてしまった。ラッキー! もう少し粘ればさらに値切れそうだったけど、キックオフ時間も迫っていたので、80ユーロで交渉決着。急いで入場口へ向かい、オリンピック・スタジアムへ無事に入場しました。

1555 指定席への入場ゲートが判らずに右往左往。入手したチケットはスポンサーチケットだったため、特別な Sky Gate という入場ゲートからの入場であった。無事に着席した時は、ウクライナの国歌が斉唱されていた。なんとかキックオフには間に合いました。

  

 試合は、シェフチェンコのPKで、ウクライナが1-0で勝利。グループリーグを2位で突破し、決勝トーナメントへの進出を決めました。おめでとう、ウクライナ! チュニジアは退場者が出たのが響いた。暑さのせいか?ウクライナもそんなに上質のサッカーをしていたようには見えなかったが、しっかりと勝つべき相手に勝って決勝トーナメントへ進出。初戦敗戦(スペインに0-4)から盛り返しての決勝T進出は、極めてめずらしいそうです。

  

ハーフタイム中に通路で、横浜FCユニフォーム(2006オーセンティック)を着た日本人と遭遇、びっくりする。

 必ず居るイングランドサポ。

1740 後半40分過ぎにスタジアムを後にする。
「ワールドカップ旅行記(6/23)その2」へつづく

ワールドカップ旅行記(6/22)

2006-09-18 10:09:01 | 2006ドイツワールドカップ
2006.06.22(Thu)(1)

「日本 vs ブラジル」の当日。

0600 起床 0630-0730 散歩。
0800 朝食

 試合のチケットや航空券手配などを顧みると、準備期間は約半年。休暇を取るのも大変。貯金は4年間。色々な困難を乗り越えながら、やっとこの日を迎える事が出来た。日本が勝ち点を積み重ねた状況であれば、ポジティブな緊張感があったろうが。。。ここまで2試合でわずかに勝ち点1、最終戦はブラジルという現況では、イヤな意味でのリラックス感が自分に漂っていてチト寂しい。友人F君も同様。「絶対に負けられない戦いがそこには”なく”」、すでに気持ちは「結果はともあれ、ワールドカップをエンジョイしよう!」モードにシフトしている。

 試合は2100キックオフ。F君と相談してヴッパタール発は1600頃に設定する。夕方までは各人フリータイム。今日のテーマは「ケルン経由アーヘンへの鉄道小旅行」。F君の薦めもあり、ケルンとアーヘンの大聖堂を訪ねる予定。

0921 Wuppertal Hbf発[RB11269] ローカル線に乗車。



1008 Koln(Colonge) Hbf着 1025発[RE10112] アーヘン行は定刻より8分遅れで発車。
 車中でメキシコ人父娘とおしゃべりを楽しむ。可愛く陽気な娘さんは英語も流暢なので会話はスムーズ。父娘さんはLAX(Los Angels)在住。昨日は私同様にゲルセンキルセンに行ったが、チケットが入手できずにPVを楽しんだ様子。明るく綺麗な娘さんはアメリカ育ちでヤンキーな感じ。英語が不得手そうなお父さんには、英語→スペイン語と翻訳して伝えてくれる。スペイン語勉強中(西検6級)の私にとっても、スペイン語会話実践の貴重な機会となりました。

1112 Aachen Hbf着 定刻より3分の遅れ。大聖堂を目指して歩く。途中で出会った「ニホン、ダイイチ(ダイスキ?)」と話す日本ビイキのドイツ人が道案内してくれる。大聖堂到着1140。大聖堂内を見学。ステンドグラスが綺麗でした。

 

  

1213 Aachen Hbf発[Wupper Express]列車はヴッパタールまで直通で乗継ぎなし。乗車時間は1hr47min. ケルンは経由せず、往路と異なる経路に少し不安を覚える。
1400 Wuppertal Hbf駅着 駅前の"香港飯店"で昼食。今夜の決戦に備えて、消化の良いうどん定食(Euro5.0)を食す。お肉が沢山で美味。スープが腸(はらわた)に染みる。ビールは控えてヴァッサ(水 Euro1.9)を飲む。スーパーで買い物(ビール、サラダなど)をしてから、ホテルへ戻る。

15:00 ホテル帰着。いざ出陣の準備。

「ワールドカップ旅行記(6/22)その2」へつづく

ワールドカップ旅行記(6/22)その2

2006-09-18 10:06:53 | 2006ドイツワールドカップ
1610 Wuppertal Hbf駅発 車中に日本人サポの姿はなく静かで残念。メキシコ人数名。
1640 Dortmund Hbf(ドルトムント中央)駅に到着。駅構内は既に密集状態のお祭り騒ぎ。繁華街を通り、中央広場へ向かう。スゴイ数の人々が、ビールを飲みながら盛り上がっている。私たちも、広場内の屋台でビールとホットドッグを買い、祭りに加わる。ドイツ人、ブラジル人、日本人、その他の人々、もう総アミーゴ状態。出店で"Japan vs Brasil"のマフラーを購入(Euro10.0、もちろん unofficial)。




 「ワールドカップでブラジル代表が街に来る」というのは、何にも代え難い”最上級のエンターテイメント”を間近で体験、参加できることなのだ、と悟る。街中がサンバのリズムにビールとソーセージ。まさに「飲めや、唄えの大騒ぎ」とは今日のドルトムントであった。「戦いの地」と言うより「楽園」に居る雰囲気でした。



1830 中央駅に戻り、U-Bahnでスタジアム(Stadion)へ向かう。

 車中は異様な盛り上がり。

1850 Stadion駅に到着。指定席がイエロー・ゾーンのF君とはここでしばしのお別れ。私はブルー・ゾーンへと向かう。しかしブルーゾーンへの入場案内が実に不親切かつ不明瞭で判り難く、会場周辺をさ迷い歩くこと数十分。同様に漂流する日本サポ多数。結局、駅から一番近い正面入口から入場できることを知る。表示板の不親切さに憤慨!

  

 この時、日本人女性サポに「お姉さん」と話しかけたら「お姉さんって、呼ぶなよぉ!」と怒られる。「お姉さん=”年上”と見ている」と、叱られました。勉強になりました。今後は気を付けます。

 

 日本サポにインタビューする、フジテレビの西島喜久江アナを発見。その横をブラジル代表を乗せたチームバス、続いて日本代表のチームバスが通り過ぎる。”ニッポン、ニッポン”の大コール。でも、ちょっとテレビの"作り"っぽかったけど。他に遭遇したTBSの取材クルーも、"みなさん、もっと盛り上がって!"と盛んに煽る。こういう作為的な映像が日本では多数放送されるのであろう。

  

 オフィシャルプログラムを購入する。Euro10.0。内容の割には安い。

1915 スタジアムに無事入場。チケットの名義確認は無し。座席位置は日本側ゴール裏の高層階。座席はカテゴリー3。ゴール真裏で、最上段から4~5列目の高層階。ビルの10階位の高さから見ている感じ。ヴェストファーレン・スタジアムを見た感想は、”圧巻”の一言。テレビで見ていて、「すげえなぁー」と思ったスタジアムに居る興奮がウレシくたまらない。しかも、この場所で日本対ブラジルの一戦がワールドカップという舞台で観る事ができる。生きていることの幸せを、実感する。

 ホットドック(Euro3.0)とビール(Budweiser,Euro5.0)を買って、腹ごしらえ。

  

2045 FIFAアンセムが流れ、両国の選手が入場。続いて国家斉唱。ヴェストファーレンに君が代が流れる。感動で涙腺が緩む。もちろん大合唱。

1600 決戦の地・ドルトムントへ向けて、ホテルを出発する。

2100 キックオフ。私周辺のゴール裏観戦者(上層部)は、立上がってのサポートではなく、着席しての観戦モード。???ありゃ。。。ウルトラスは右コーナー付近に陣取っていてゴール裏までは距離があり、残念ながら一体感が産まれてこない。そもそも今日はゴール裏の人種が、普段の代表戦やJリーグの試合とは全く異なっている。その多くがサポータやファンではなく、”観光ツアー客”なのですよ。年輩の方々も結構多くて、皆様ともにお行儀良く座って"観戦"。後方に着席するご婦人に配慮して、私も立ち上がっての応援は自重、座って"応援"しました。でも、ゴール裏で"座って応援する"ってのは、なんか不自然で、締まらない感じでしたね。

 前半34分 アレックスのスルーパスがブラジルDFの裏へ走りこんだ玉田へドンピシャリ、ノートラップで玉田の左足が炸裂。ボールがブラジルゴールの右上隅に突き刺さり、ゴォーーーール!!! 日本先制1-0。ウォォォォォ!!!!



 この瞬間はゴール裏も沸騰状態の大狂乱。ブラジルから待望の先制点を奪い、しかも(豪州戦とは違って)ファインゴール。私の血液も沸騰してましたよ。でも、周辺の方々はその後すぐに再着席し観戦モードに戻ってました。

 この夜に"生でみたロナウド"は、遠目から見てもブヨブヨ、胴回りが明らかに太めで、非常に動きが鈍かったです。ロナウドは全く走らない(走れない?)し、全線からの守備や相手(日本DF陣)ボールへのチェイシングなんて、全然しません。この時点では”このロナウド”に点を取られる気配は全くしませんでした。日本はDFラインでしっかりとボールを回して、キープ出来る。これなら充分に勝機はあると思いました。(この時点で"クロアチア対オーストラリア"は1-1の同点。日本の決勝T進出の可能性は十分にあったのです。)

 でも、。。。
 前半もほぼロスタイム。私の周辺では「このまま自陣でボールをゆっくり回してキープし続け、時間稼ぎをして1-0で前半を終えよう」と話していました。そうすればブラジルにも焦りが生じ、スキが生まれてくる。しかし、攻め急ぐ日本は中村がFW巻にクロスを送り、これがオフサイド。ここからブラジルが攻め返し、ロナウジーニョから右に開いたシシーニョへパスを通されます。シシーニョのヘッドによるアシストを受けた時、ロナウドはゴール前で完全フリー。簡単にヘッドをするだけでロナウドのゴール、同点1-1。

 あぁ、なんでこの時間帯で攻め急いだのでしょうか? 特にブヨブヨのロナウドにゴールを決められた事で、スタジアムにあった勝利の雰囲気が逃げてしまった様に感じます。

 決勝トーナメントに進むためには、さらに2つ以上のゴールが必要になった日本ですが、結局はここで、ジ・エンドでした。

 後半08分 ジュニーニョ・ベルカンプナーノの無回転ミドルが決まり、1-2と逆転されます。GK川口の手が届いたように見えましたが、ボールが変化したのか? ボールはゴールに吸い込まれて行きました。新型ボールの影響もあるのでしょうが、ここは川口に防いで欲しかったです。これで、日本の息の根が止められてしまいました。

 後半11分 小笠原out、中田浩二in。クロアチアがオーストラリアを逆転、2-1。
 後半14分 ジウベルトのゴールで、1-3。ここからはブラジルのやりたい放題。
 後半15分 巻out、高原in。でも、高原は直後の接触プレーで倒れ込む。
 後半21分 高原out、大黒in。高原は何も出来ずに負傷交代でピッチを去る。
 後半30分 オーストラリアがクロアチア追いつく。2-2。
 後半36分 ロナウドにミドルを決められ、1-4。ロナウドはワールドカップ通産ゴール数でトップタイに並ぶ計14得点目を記録しました。ブヨブヨ・ロナウドに再度決められたのがとても悔しかったです。。。

 試合はこのまま、1-4で終了。日本のグループリーグ敗退が決定しました。後日に”引退発表する”中田英寿がピッチ中央で大の字になっている姿を、いまでも鮮明に記憶しています。この時、「あぁ、ヒデって、このまま引退するな」とスタジアムにいた多くの日本人は直感していたと思います。

 試合後、G裏に挨拶に来た日本イレブンに対して、少なからずブーイングが有ったように見えました。でも、大きな罵声が飛ぶようなこともなく、私も含めて記念撮影モードでしたね。



 帰り際のスタンドで、東京な人(FC東京ファン)に会いました。東京のマフラーを巻いた氏に、「私も東京です、ほらね MONIWA、ネームマークはオフィシャルっす!」と私のレプリカユニフォームを自慢気に見せちゃいました。氏は”俺は東京以外のユニフォームは気ねぇ”と言いいながらも、”MONIWAのオフィシャルマーキング、良く間に合いましたね、すげぇっす!”と誉めてくれました。彼も”違いの判る男”でした。

 あらかじめ望み薄だったこともあってか? 試合後のヴェストファーレン・シュタディオン周辺には大きな混乱もなく、日本人は「あぁ、祭りも終わりましねぇ。。。」って感じで、それぞれの帰路に着いたようでした。トラムに乗るまでの混雑も中程度でしたし。

 ドルトムント中央駅まで帰るトラム内では、ドイツ人親子とおしゃべりしました。感じの良い親子だったので、サッカーをやっているという小学生の息子に「日の丸+必勝」鉢巻きをプレゼントしました。喜んでくれたお父さんが「将来、こいつはブンデスリーガーになるので、その時はこのハチマキをしてプレーさせる」と言ってくれました。未来のブンデスリーガー君、がんばって下さい。期待しています。

23:47 Dortmund Hbf発 各駅停車のDB鉄道に乗る。宿泊地ヴッパタール中央駅までは、約1時間強のローカル列車の旅。4人向合わせ座席(東海道線や横須賀線のボックス席)に着席。向かいの2人(男女のカップル)は地元のドイツ人で、ブラジルのシャツを着ている。通路を挟んだボックス席には、イングランド人3人が着席。ドイツ人2人、イングランド人3人、日本人(拙者)1人の計6人を中心に、周辺の居たブラジル人数名を交えて、フットボール・トレインがドルトムント中央駅を定刻に発車しました。



 イングランド人は、(1)1986年メキシコワールドカップ・イングランド代表10番のレプリカを着たリネカー君、(2)シェルハースト・パークの近くに住んでいるという青年、(3デジカメを持った太目のおじさんの計3人。

 このリネカー君がホスト役を務め、フットボール・トークが始まった。話題は、
・今夜の玉田のゴールは、スーパーだった。
・クリンスマン・ドイツ監督は、期待以上の働きを見せている。
・これで、マテウスの出番はなくなった。
・”バモ、バモス、ニィ~ッポン”のチャントを教えてくれ。
・1990年ワールドカップ優勝メンバーを覚えているか?
・ブッフバルト、リトバルスキーは日本でプレーしていた。
 などなど。。。

フットボールトレインは、貴重かつ最も楽しい体験でした。

(追記)
 この「フットボールトレイン」には、”おまけ”があります。その件は、後日に別途書きます。

2452 Wuppertal Hbf駅着
2500 ホテルに戻る。F君も同じ電車だった様でほぼ同時に寄宿。大きな落胆の様子はなく二人とも淡々としている。ビール、サラダ、ポテチ、ケバブ・ドナーで残念会。

2600 就寝

ワールドカップ旅行記(6/21)

2006-09-07 08:27:49 | 2006ドイツワールドカップ
2006.06.21(Wed)

 今日のテーマは「オランダ日帰り小旅行&国際列車での国境越え」。
しばし、ワールドカップの喧騒から離れて、鉄道の旅を楽しました。実は「世界の車窓から」が、大スキだったりする拙者です。アイントフォーフェンは、フツーの平日、ビジネスデーで寒かったです。

0600 起床&散歩。早朝のヴッパタール駅構内を散策。時刻表検索機でオランダ・アイントフォーフェン行きを調べる。その後、鉄道路線図の入手を試みる。Risezentrum(トラベルセンター)で聞いても、答えは「night(なし)」。発着ホームにある係員詰所に小さい「i」(information)の文字を発見したので、駅員に「路線図ありますか?」と尋ねる。引き出しの中を一生懸命探してくれると、所望の折畳式ポケット路線図が出てきた。しかも無料。時刻表検索機にこのポケット路線図があれば「鬼に金棒」。

0800 朝食 ホテルのビュッフェは、種類も豊富で美味。ハムやソーセージも美味しく、フルーツやヨーグルトも豊富。栄養満点の朝食でエネルギーチャージ完了。私はカモミール茶が気に入り、毎朝飲んでました。胃の健全を考慮し、コーヒーはパス。

 友人F君は「ポルトガル対メキシコ」@ゲルセンキルセンへ向かうため(チケットは持っていない)、ホテルを先に出る。チケットがあれば私もゲルセンキルセンへ行くつもりだったが、残念ながらチケットは予約できなかった。ゲルセンキルセンは諦め、「日帰りオランダ小旅行」を選択した。目的地は、オランダ南部のアイントフォーフェンにあるPSVシュタディオン。試合開催はないけれども、スタジアム内を見学し、写真の数枚も撮影できれば、御の字である。

0928 Wuppertal Hbf駅発[RE9012] 定刻より2分遅れで発車。Venlo行ローカル線でドイツとオランダの国境を越えて終点のVenlo(フェンロー)駅まで行く。途中、デュッセルドルフ、メーヘングラードバッハを経由するルート。4人掛けBox席の窓際に着席、乗車時は混んでいた車内も、デュセッルドルフ以降はガラガラ。
1013 Mochenglade Bach Hbf駅着 メーヘングラードバッハと言えば、子供の頃から"三菱ダイヤモンドサッカー"で名前だけは聞いていた。「どんな駅か?」と想像していたけど、暗~く哀愁の漂う駅舎でした。12分間停車して、1025に発車。



1055 Kaldenkinchen駅 ドイツ国境側の駅を通過。電車の国境越えは初体験なので、路線図を片手に「どこが国境?」、「国境駅ではチェックとかあるの?」と思いながらワクワクしていた。しかし、いつの間にか国境を越えてドイツからオランダへ入国していました。電車内外は何も変化なし。東海道線で川崎市から横浜市へ移動したのと同じでした。

1100 Venlo駅着 ここはもうオランダ。数分遅れて到着。予定の到着ホームと異なるホームに入線したために、乗換え電車を目指して全力疾走する羽目に。
1103 Venlo駅発[ICE938] 発車ギリギリで飛び乗ったオランダ鉄道のローカル線は、初体験の個室タイプのコンパートメント。個室は「3人座席×向かい合わせ2列=6人掛け/1室」なのですが、見ず知らずの外国人と仕切られた個室の中で過ごすって、初めは戸惑いますよね。どの部屋に入れば良いのか?迷うし。私は非白人系の青年が一人で乗っていた個室へ、「May I come in?」と尋ねながら、入室&着席しました。6人掛けの小部屋に見知らぬ男が2人。彼はオランダに住むイラン系(オランダ人?)で、職業はヘア・ドレッサー。 「日本には未だ行ったことはないが、日本製のハサミは最高だ、切れ味が違う」と日本を誉めながら、「ピスタチオはイラン産が一番ね」とピスタチオをご馳走してくれました。確かにイラン産のピスタチオは美味でしたね。

1136 Eindhoven駅着 この日のオランダは、寒い!寒い!6月も半ばを過ぎたと言うのに、冬用コート着用の人が多数。私はフリースとレインパーカーを持っていたので、それで小雨&寒さを凌ぎました。

 EindhovenはPhilipsが創業された地であり、企業城下町です。駅前ロータリー横の案内所で地図をもらいながらPSVシュタディオンの位置を聞くと、”駅前の道をまっすぐ行けばすぐそこだよ”と教えてくれました。徒歩5分程度で、テレビ等で見覚えのあるスタジアムが見えてきます。

  

 スタディアム併設のFan Shopで「Stadium Tour がないか?」と聞くと、”8番ゲートのReception(受付)で聞いてみて”の返答。スタジアム外をぐるっと周って8番ゲートからReceptionへ行きます。受付嬢が「スタジアムツアーはないけど、3番ゲートから入場出来るから、スタジアム内を見学しても良いわよ」と教えてくれました。さらにスタジアム外を歩いて3番ゲートを見つけ、エレベータで2階に上がると、スタジアムに併設されたパブ(レストラン)の入口でした。店員さんにその旨を伝えると店内からテラスを通り、スタジアム内の観客席へと案内されました。「わぁ、ここでチャンピンズリーグとかやるんだぁ!」と感動しながら観るスタジアムは、ボックス型で見易そう。コンパクトかつ雰囲気のある、味わい深いスタジアムでした。

 

 スーツ姿のビジネスパーソン(クラブ関係者?)が、”近年、ヨーロッパのスタジアムはどこも芝が不良で、大きな問題となっている”、”Philips Stadionは通気と日照量確保のために、各コーナーの壁がミラー付きの可動パネルになっていて、太陽の位置に応じてミラーを調節し太陽光をピッチに反射させる、と同時に空気の入出口をつくり風の通りを良くしている”と教えてくれました。何ともハイテクなスタジアムです。さすが世界のフィリップス。それに引き替え、ガンバ大阪の万博なんて。。。「世界のPanasonic、何とかして下さい。松下じゃ、そんなことに大事なお金を使わないですかね?」。。。



 「いつの日か、PSVの試合がある日に再訪して、ここででサッカー観戦をしたい。」と強く誓いました。写真撮影を終えてからFan shopへ戻り、PSVの2ndユニフォーム(Euro20、バーゲンで格安)、絵はがき(Euro0.25)を自分用おみやげに購入しました。

 時計を見ると、1245。このまま「Eindhovenの散策を続けようか?」、それとも「Portguse vs Mexico戦のGelsenkirchenに行くか?」の選択を迫られます。寒く小雨混じりの天候や、街の規模が小さいこともあり、「オランダ旅行の終了」を決定。「チケットはないけど、ゲルセンキルセンへ行ってみる」ことにしました。列車に乗っているだけでも、私は充分に旅を楽しむことができますし。

1301 Eindhoven駅発[IC(Inter City)1941] 2階建て車両は見晴らしも良く快適です。

  

1335 Venlo駅着 乗換時間(約30分)を利用し街を散策。駅前のきれいな美術館でトイレを借りて、駅へ戻ると「あったぁ!!!、コロッケの自動販売機」を発見しました。ガイドブック等では有名なコロッケの自動販売機ですが見たのは初めてです。早速、Euro1.0でクリームコロッケを購入、アツアツで美味しかったです。これが本日のランチでした。

 
  

1404 Venlo駅発[RE9023]

  

1426 Viersen駅着[RE20221]に乗換、1431発。ゲルセンキルセンへ向かいます。

  

1523 Gelsenkirchen Hbf駅着 トラム(路面電車)で Veltins Arena へ。キックオフ1600直前の1545頃にスタジアム入口ゲート付近に到着。そこではメキシコサポータの大群がチケットを求めて、右往左往していました。私もダフ屋すら見つけられず早々にチケット入手を断念しました。この試合、本当にチケットがなかった(ダフ屋もいない)みたいですね。時にはあきらめも肝心です。

 

 撤退を決めてから、再びトラムに乗ってゲルセンキルセン中央駅へ戻ります。私同様のチケット難民(多くはメキシコ人)で車内は寿司詰め状態でした。皆さん、途中の停留所で下車して、旧スタジアムで行われているPV会場へ向かって行きました。PV会場も満員札止めで入場不可と聞いたのですが、メキシコサポータは不満な顔をする人も皆無で、笑顔で踊りながらビールを飲み、ワイワイガヤガヤおしゃべりを楽しんでいました。それぞれのスタイルでワールドカップをエンジョイしていて、みんな本当に楽しそうでした。

 友人F君はチケットこそ買えなかったものの、PV会場には無事に入場できてFanfestを堪能したそうです。ニコニコ顔でホテルに帰ってきました。うらやましい笑顔でした。何事も早め、早めの行動が大切ですね。

 ゲルセンキルセン中央駅からローカル線に乗り、エッセン(Essen)で乗継ぎ、ヴッパタール駅に着いたのが、18:00過ぎ。今夜の夕食も、駅前の"香港酒家"で定食(野菜炒め Euro5.0+水 Euro1.60)でお世話になりました。食後に駅前のスーパーでサラダとビールを買ってホテルへ戻りました。

1900 ホテルへ戻る。シャワー、洗濯
2100 "Holland vs Argentine"をTV観戦。お供はビールとサラダ。試合はスコアレスドローの0-0。両国ともに危なげなくグループリーグを突破。

2400 就寝

ワールドカップ旅行記(6/20)

2006-09-01 00:12:58 | 2006ドイツワールドカップ
2006.06.20(Tue)

0530 早朝に目が覚める。(本当は友人F君が発するノイズのおかげで、ほとんど眠れなかった。)今日はフランクフルトからケルンを経由して、ヴッパタールまでドイツ鉄道(DB:Deutch Bahn)で移動する日。本格的なドイツ鉄道旅行が始まる。

0600 散歩。天気良好。フランクフルト中央駅構内を散策。DB切符の自動券売機の使用法を習得する。英語の案内(日本語案内はなし)はGUIも優れていて、ストレスフリーで目的の時刻表、切符が検索できる。乗継ぎ列車等も容易に検索できるから、PCやトーマスクック時刻表も必要なし。非常に優れモノの自動券売機(兼 時刻表検索機)で、今回の旅ではとてもお世話になりました。エンジニアとして見習うべき工業製品だと思います。

 

 前回のドイツ出張(2002.12)に続いて、フランクフルト中央駅は2回目。外観、中身ともに大きな変化は無かったが、歴史の重みを感じさせる雰囲気が素晴らしい。日本では見ることのない頭端式のホームが、外国に来たという印象を倍加させてくれる。

 早朝という事もあって、駅構内では多くの旅行者が寝袋に包まって寝ている。
日本にいる家族にメールをしたいと思い、インターネット公衆電話(みたいなヤツ)を見つける。1ユーロ硬貨を投入するが、全く反応なし。1ユーロを損した。

 今日はベルリンでドイツ対エクアドル、ケルンでイングランド対スウェーデンの試合が開催されるために、ドイツ、イングランドのサポータが大挙して気勢を上げていた。そんな光景を微笑ましく見ながら、一人の日本人女性と出会う。DB切符自動券売機の使用方法を聞かれたので、伝授しながら歓談する。彼女が「今日はほぼ一日フリーなので、どこか静かな街に行きたい」と言うので、「マインツ(フランクフルトから1時間弱)なんかどうですか?」と勧めておいた。小柄ではあったがたくましい感じのお姉さんでした。女性の一人旅って、逞しさを感じますよね。

 その後も散策を続け、Hbf駅地下でインターネットカフェを発見。日本の家族へEメールで「無事にドイツ到着」を知らせる。15分でEuro0.5は安い。

0730 ホテルへ戻る。ホテルのビュッフェでF君と朝食。コンチネンタルスタイルの朝食は、パン、サラダ、ソーセージ、ハム、フレッシュジュース、ヨーグルトなどなど、盛り沢山かつ美味で大満足、朝から満腹で元気になる。

 

0830 F君のガイドで市内観光。路面電車の一日乗車券(Targaskarte)を購入し、レーマー広場、マイン川、Fanfest会場、聖堂などを観て回った。約1時間の市内観光でした。

  

  

1030 ホテルをチェックアウト、中央駅へ向かう。DB鉄道旅行の始まり。
1100 Frankfurt Hbf発[ICE128] 2等車内は満席。早めに乗車したため空席を確保できた。DBは指定の表示が無ければ、自由席になるシステム。初めて乗るドイツ版新幹線(ICE)の旅を楽しむ。

  

1218 Koln(Cologne) Hbf(ケルン中央駅)着 すでに駅前には、多数のイングランドファンが集結している。
1225 Koln(Cologne) Hbf発[RB11214] ローカル線に乗り換える。

 

1310 Wuppertal Hbf着 今夜から5連泊するヴッパタールに無事到着。Wuppertal(ヴッパタール)は二人とも初めてだし、ガイドブックにも情報皆無な街なので「どんな所か?不安」だった。でも心配に反して、栄えた街で近代的かつ小綺麗。ミディアムサイズの住み易そうな街で”たまプラーザ”って感じです。第一印象は「◎」です。

1320 ホテルへチャックイン。駅から徒歩3分はとても便利。部屋は広めのツインで清潔&静かで、過ごし易そうです。
1400 昼食を求めてホテルを出る。駅前に中華料理店”香港酒家”を発見しランチする。Euro5.0の定食(計6種類)は味&ボリュームもグッド。白米に暖かい総菜、スープが美味しい。ビール(Euro1.9)と合わせてもEuro6.90。これで栄養のある満足な食事ができるのは有り難い。「まずはChinese Restaurantを探せ」は、海外旅行の鉄則ですね。

 

 駅前のツーリストインフォメーションで情報収集後、世界最古のモノレールに乗車してAlter Market駅へ。Wuppertal市主催のFanfest(PV会場)である"Johanmes Rau Platz"へ向かう。

 今回のワールドカップ観戦旅行では"チケットの入手困難"もあり、「パブリック・ビューイングすること」も目的の一つにしていた。旅行前に調べると、FIFAのHPにあるようなオフィシャル(?)のPV会場以外にも、Wuppertalのような地方都市が地元主催のPV会場を各々企画主催していることを知りました。その"地元のPV会場"へ行き、16:00キックオフの”ドイツ対エクアドル戦”を「ドイツ人とPV観戦しよう」が、今日のテーマなのです。

 一方で「そんな地方都市の小さなPV会場って、盛り上がっているんかい?」と危惧もしました。でも、モノレール車中から、フェイスペイントをしたり、国旗を持ったドイツ人が溢れていて、Alter Markt駅周辺はヤンヤの騒ぎでした。そんなドイツ人サポータたちに付いてPV会場の"Jahanmes Rau Platz"に行ってみると、、、”満員”で入場不可! 入場ゲート前にもすごい人だかりができています。甘く見ていました、地元の盛り上がりを。。。 でも折角来たのだからと、人並みの後方でゲームを見始めました。



 これがすごい騒ぎでもう大変。総酔っぱらい状態の集団が、押し合い、へし合い。キックオフ直後・前半4分のドイツFW・クローゼの先制ゴールで驚喜乱舞。彼らはビールを缶ではなくて”瓶”で飲んでいるので、空き瓶がそこらじゅうに散らかり、割れた硝子片が散乱しています。間違って転んだりすると、大変なことになりそう。正直言って「命の危険を感じましたよ」、いやマジで。

 そんな「身の危険を感じた」のでPV会場は早々に諦め、近隣にパブを探します。街中が総パブ状態でしたが、裏通りに”いかにもパブ”って感じで佇む(たたずむ)一軒を発見し、「ドキドキしながらも」そこへ入店しました。見知らぬ土地の見知らぬバーですからねぇ、ちょっとドキドキ。。。

 小さなパブは地元のご年輩者でほぼ満員でしたが、席を詰めてもらいF君と二人で着席できました。日本人(っか非地元人)は我々2名のみ。「地元の人々に変に思われてないかなぁ?」と一抹の不安を抱きながら、まずはケルシュ・ビアを注文して、乾杯!

 初めはヨソヨソしかった地元の人々ですが、隣のテーブルにいた"イフ"(という名の)おばさんが英語を話せたので、徐々に会話が弾んでゆきました。次第にお店の方や他のお客さんとも英語やドイツ語で会話ができるようになり、だんだんと盛り上がってゆきました。44分のクローゼの追加点で店中がハイな状態に。57分に期待の若手ルーカス・ポドルスキーがダメ押しの3点目を決めてドイツの勝利&グループ首位が確定すると、飲めや唄えの大騒ぎ。イフさんのご主人・ピーターさんが、もう「これでもかっ!」ってくらいにビールやソーセージをおごってくれるし、美人なおばさん店員は”German Sushi だ"ってニシンの酢漬けをご馳走してくれるし、お酒があまり強くない私もケルシュ、アルト、???ビアを4~5杯も飲んで、もうヘベレケでした。F君はもっと飲んでたなぁ。

 これだけ飲んで食べて、お会計は二人でEuro11.0でした。酔っていたので記憶も曖昧だけど、ずいぶんとおごってもらっちゃいましたね。皆様、ありがとうございます、ご馳走様でした。別れ際にはピーターさんからはキーホルダー、イフさんからはシャルケ04のライターをプレゼントして頂きました。何から何までお世話になって恐縮でした。皆様のお陰で、とびきりの楽しい時間を過ごし、素晴らしい思い出をつくることが出来ました。本当に楽しいパブでのひととき、Alter Marktの皆様に心よりお礼を申し上げます。

  

 帰り際にF君とも話したのですが、「ここの人たちは、ワールドカップを、そして人生を本当にエンジョイしているんだなぁ!」という雰囲気が如実に伝わってきました。裕福とかお金持ちとか、そういうことは関係なくて、「人生を楽しむ」ってことを教えてもらったパブ観戦でした。

  

1900 ほろ酔い気分のままいったんホテルへ戻る。次に、ケルン大聖堂前のFanfest(PV会場、こちらは official)へ向かいます。ケルンまでは、ヴッパタール駅からICEで約30分。

2100 キックオフの”Englad vs Sweden"をPVしようとFanfestへ行ったものの、ココも満員で入場出来ず。外から遠巻きにスクリーンを観ていたのですが、昼間の疲れもあって、前半30分でPV観戦終了。F君ともはぐれて、一人でICEに乗ってヴッパタールへ帰りました。

 ケルンからヴッパタールへ戻る車中で、日本人カップルと出会いました。カレ氏はそれほどディープなサッカーファンではない模様でしたが、カノ女はバリバリの浦和ファン。レッズのウインドブレーカーを着たカノ女とJリーグの話で盛り上がる中、カレ氏をちょっと置き去りにしてしまって。。。ごめんなさいね。ちなみに私は"東京"&"横浜"です。

2200 ホテルへ戻り、「England vs Sweden」後半をTV観戦。イングランドの勝利か?と思った終了寸前、スウェーデンが追いつき、2ー2で試合終了。

2400 就寝。今日も長い一日でした。