或る窓際サラ リーマンの日々

更新やめてから2ヵ月以上・・・多数のご閲覧有難うございます。今暫くお時間下さいませ・・・

熊野古道(伊勢路)へ・・・

2011-04-07 | Weblog

 

昨日の乗り鉄読書旅行・・・本当は誰もいない砂浜の木陰で海を眺めながらパラパラと本のページを捲っていたかったのですが,気まぐれ旅で何処でという目的が無かった為,車窓に海が見えたら降りてみるか・・・という意識でした。あと日帰りの各駅停車の旅なので熊野市駅が限界かなと思っていました。意外と山岳系路線で海は殆ど見えません。新鹿駅を過ぎたところで美しい砂浜が広がっている事に気がつく。

本音はここでした~ 悔し紛れに車窓から写真を1枚撮っておきました~

南紀の海はホントに綺麗でしたよ

 

 

戻ろうにも列車は凡そ2時間に1本程度しか来ません。似たような浜が有るかもと思い次の波田須駅で下車。逆にここは磯浜ですね。海辺に降りる雰囲気でもなかったです。駅に降り立ったのは私一人・・・乗る人も人の気配もなく潮騒と鶯の声がだけが聞こえる静かな駅でした。駅の目の前には紺碧の磯が広がります。海風が心地よい。

 

 

 

見渡せば何も無く・・・駅前には熊野古道の案内看板が有りシゲシゲ読んでいると世界遺産登録部分があると書いてあります。熊野古道って全体が世界遺産に登録されているわけでは無いんですね。歩いてみて致し方ない理由がわかったのですが。徐福の宮や弘法大師の足跡とされる御足跡水や鎌倉期にできた最も古い部類とされる世界遺産の石畳古道・・・等々面白そうな名前がいっぱい出てきます。いずれも片道2~3km程度でいつも歩いている距離考えれば楽勝と思い街歩き(集落歩き)兼ねて駅前通りを登る。

程なく自分の考えが甘かったことに気づく。歩きはじめて気がついたのですが波田須の駅は集落の一番崖下みたいなところに有り逆に集落の一番上を国道311号が走ります。典型的なリアス式海岸の崖貼りつき集落ですね。上の国道までどちらへ向かっても坂道の洗礼を受けることになります。しかも半端じゃない急坂。新緑や自然が美しくて気分は晴れ晴れですが体はウソつきません

 

 当然駅前には店も何も無く,これが駅前の坂(目抜き通り)です。坂坂坂です。これも熊野古道の一部?

 

 でも,景色はいいですね。途中振りかえれば美しい自然と集落群が見えます。

 

 

 

 

そして,熊野古道を登り切ると眼下には美しい風景が片道20分程度かな?かなり脚にきますね~情けない。実はそこからが世界遺産登録されている石畳が始まります。

 

 下に1本大きな木が見えますが徐福神社です。云われは割愛させて頂きます

   更にその下を紀勢線が走ります。

 

 

熊野古道は一部地元の方々の生活道路にもなっていて舗装されていたんですね。ウォーキングシューズの私には都合がよかったですけど。でも胸突き八丁のこの道を古(いにしえ)の人々は歩いたんですね~野鳥の声と葉擦れ音しかない・・・遠く潮騒のきこえる誰も歩いていない山の中の古道を気持ちよく徒歩破。道標もしっかりしています。時折見える磯の景色も素敵です。

 

 

 

切り立った崖をの中腹を歩きながら・・・東北関東大震災の岩手三陸地方を思う・・・集落にいて警報が鳴って現在地から5~10分で上まで逃げ切れるだろうか??〝この静かな美しい海が牙を剥く。。。 〟津波が来る寸前まで実感が湧かないのも無理もない。又高齢者が多ければ尚更だけど逃げ切れる急坂じゃないです。集落の方々は津波の一撃で全滅は免れない厳しい環境に暮らしているんですね。TVでは生き残れた方々の大切な経験談が語られています。とても大切な事なことです。でも,阪神大震災も含めて運悪く既に物言えぬ身となった被災者の方々の経験に一番大切な何かが隠れているような気がしましたね。沈黙の証言をどう解釈するのか?その辺の検証もされると防災に向けてもっと訴力が増すんじゃないかな??地形険しいリアスの集落を歩きながら何故か柄にも無く思いましたね。

さて,波田須神社の脇から石畳の道へ入ります。この日はとても暑かったんですが古道は昼間でもウッソウとした林道で涼しく気持ちいいですよ。最上段写真は登りの石畳です。ゴツゴツと並べられた苔むした路石ですが長い年月を経て出来あがったアンバランスのなかの微妙なバランスが古道を美しく見せているのかもしれません。

 

 

 

 

なかなかいい青春18切符の旅だったんじゃないかな。誰もいない古道を物思いに耽りながら歩くのもまた楽しいもんです。他も回りたかった場所あったのですが行き当たりバッタリ旅の悪いところ・・・探していると汽車を逃して帰れなくなる可能性有る為,後ろ髪引かれながら退散。家路の汽車の中では体力使い果たし殆ど爆睡で名古屋へ帰りました。。。f(^^; でも,この集落・・・誰とも出会わないというところが凄いですよね。駅に戻って汽車に乗車した客も私一人でした。しかし,海辺でマッタリが本来の目的だったのですが・・・何故そこだったのか・・・よくわかりませんが自分にとってのパワースポットだったのかもしれませんね。串本方面に向かえばもっと素敵な海も見る事が出来るかもしれません。

 

 この特急に乗ってみたいですね~〝南紀〟ほぼ満席状態で私の乗る退避普通列車を追い抜いて行きました。

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青春18切符の旅へ・・・

2011-04-06 | Weblog

 

今日は代休日・・・平日の快晴を生かして青春18切符の最後の1枚(1日分)を使い南へ下がってきました。昨夜はブログ更新も放棄して帰宅後シャワー浴びて即就寝。朝4:00起きで始発で出掛けた気まぐれ乗り鉄読書旅です。まあ楽しかったのですがひとつ反省点があり超過疎路線の無計画乗車にはちょっとした無駄が出てしまい,見ておきたいところも現地でたくさん出てきたのですが残念ながら諦めざるを得なかったことかな。。。f(^^; 帰宅時間もメチャ遅くなってしまいました。明日に疲れを残さないようにしなくては

詳細は後日アップします。

やはり乗り鉄読書旅行はやめられませんね

 

  

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実は・・・

2011-04-04 | Weblog

 

先日の旅行帰りですが・・・行きつけのCAFEへ珈琲豆仕入れに立ち寄りました。少し暑かったのでアイスカフェオレと苺のケーキを注文。シーズンなのか何処へ行っても苺系デザート花盛りですね。フと見渡すと子供の絵画展をやってまして・・・絵画教室のお母さん方が企画しているみたで気がつけばエプロン付けたかわいい若奥様が沢山いまして・・・久々の愛知美人勢ぞろいってな感じで・・・このご時世に申し訳ございません。。。感涙でございました

 

 

眼の前には地産地消で愛知の米で作ったマフィンや手作りベーグル等美味しそうでございます。〝美味しいですよ~〟と美しい奥様方に勧められ・・・〝えっ〟とばかりに鼻の下を伸ばして買ってしまいました~~f(^^; 変態オヤジの顔つきしてなかったか心配です しかし,米で作ったと言ってましたがモッチリしてて思ったより美味かったですね

 

 

 

実は来週本格的東北関東大震災チャリティーバザーを企画しておりまた出展されるとのこと。単純な私は来週チャリティーしに来ますよと鼻の下伸ばしながら早くも陥落。。。さすがマスターの企画にはお手上げですな・・・ 奥様方にOKもらえたら写真ブログアップしたいくらいですよ。(冗談

さて,チャリティーする約束をした翌日ですが・・・会社で突然の発表が・・・今まで多用途に使える積立金が年度末に1人頭1万円余ったそうで我窓際部署だけでも100名近くいるので100万円近い金額になります。発表の内容はお金は個人に返還せず積立剰余金の全額東北関東大震災被災者への寄付

〝えっ〟俺の1万円がっと思わなかったことは有りませんが・・・まわり全員〝異議なし〟〝異議なし〟・・・腹を決めました 私も〝異議なし〟1万円の寄付が確定しました~

 

部屋に戻れば携帯に練馬の友人から写真付きメールが届いてまして・・・友人の勘違いかなにか判りませんが有楽町の交通会館で福島農産物物産展があると勘違いして応援じゃい・・・と出掛けてきたらしい。放射性物質関係なしと言わんばかりに野菜類をまとめて購入しようとしたらしいが福島産農産物が全く置いてなかったとガッカリしてた様子。青森県,秋田県,宮城県,北海道の物産展だったようで宮城米は売り切れ・・・これから米の買い占めが進みそうですね。結局購入したのは秋田産〝いぶりがっこ〟青森産〝ニンニク〟北海道産〝鮭冬葉〟〝コロッケ〟〝日本酒〟・・・つまり友人も私と同じ酒の肴派ですね。少しでも東北の足しにでもなればという気持ちからみたいですが

 

 

私とは大違いですね・・・実は反省・・・

 

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酔い醒め旅・・・2

2011-04-03 | Weblog

 

今日は終日会社で仕事です。自分としたことか・・・後々に尾を引きそうなミスをしでかしてしまう

明日からフォローが大変そうです。自業自得ですか・・・f(^^;

ところで昨日ですが・・・上松駅からの戻り途中で少し時間が有ったので野尻駅で途中下車。のんびり渓谷でも歩いてくることにしました。それで今日は10Km以上歩いたことになり昨夜の酒はチャラと勝手な事を考えてたりします。

野尻の駅に降り立つと眼の前に中央アルプスが大きく見えます。これは電車に乗ってては見えない景色で素晴らしかったですね~美味く写真に収めたかったのですがベスポジにはプロの撮り鉄派のお兄さんが高い三脚立てて構えてまして中途半端な場所からしか撮れませんでした。線路きわ歩いて渓谷へ向かうのですがいい景色です

最上段の写真は安全確かめて踏切から撮りました

 

 

テクテクと歩いて行くと阿寺大橋という比較的新しい橋に辿り着き木曽川の悠々たる景色を堪能できますよ。水の色も木曽駒も綺麗です。

 

 

 

橋を渡り切ると渓谷の入り口になります。入り口の林道ゲートは開いてまして入場可能みたいです。ところどころに車が止まってますが休憩中?のサラリーマンでしょうね。贅沢だなあ~しかし,若い頃私も京都から舞鶴へ営業車飛ばしながら保津川の渓谷で車を止めて休憩したもんです。お気持ちはお察しします 入り口には木曽森林鉄道の記念碑がありまして,野尻の森林鉄道の事は初めて知りました。渓谷は林道を坂登っていく感じです。次の電車まで2時間しかない為,深歩きは出来ません。途中までで諦め降りてきました。まず,人が全くいないし熊出没の看板がそこかしこに・・・熊並みの体格で仲間と思われ寄ってこられても困る事情もありますが。。。 しかし,沢の流れはホントに綺麗でエメラルドグリーンそのもの。鉱物資源やCUの鉱脈があるんじゃないかと錯覚起こしそうな位ですよ。岩が創り出す沢の景色も圧巻です

 

 

 

 

少しだけ休憩兼ねて腰おろし沢の流れる音を聞きながら読書。マイナスイオンたっぷり浴びてまたまた贅沢なひと時を過ごす。読書本の先端に黒い羽に沢水のようなエメラルドグリーンの紋様の入った蝶がとまり・・・(季節外れなので蛾の一種なのかな?でも綺麗でした・・・)子供の頃見たアオスジアゲハとも違い珍しいし本の端先に留まっているなんてブログ写真的にもバッチリだったので撮ろうとしたら逃げられ失敗に終わる。残念。。。

ここは秋の紅葉シーズンは本格的新緑の季節に装備を整えて再訪したいです。まず駅から2km位と歩いて来れるのが魅力ですね。森林鉄道の廃線跡を見るのも楽しいかもしれません。廃線跡らしき構造物も残ってますね。奥へ歩けばたくさん廃線構造物が残っていそうです。写真も撮りましたが橋桁らしきやつは間違いなさそうです。しかし,山の上の鉄橋みたいなやつは確証持てません。あそこまで登っていく根性も時間も有りませんでした~ 大変なところに鉄道通したんですね~命がいくつあっても足りないですよ。でもここで戦後復興の材木需要を支えたんでしょう。少し感動

 

 

 

所詮,青春18切符の半端旅ですが個人的にはささやかな至福の時間を頂いているつもりです。自分にとってこういうささやかな至福の時間を定期的に積み重ねて行くことが大事なんですよね~睡眠と一緒で至福な時はまとめて一括で受けてもあまり嬉しくないですしね。さて,青春18切符もあと1日分残してます。4/10までに消費しなければなりません。読書本と珈琲があれば個人的には充分です。2品携帯しながら次は何処へ行くかな

 

  

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酔い醒め旅・・・1

2011-04-02 | Weblog

 


夕べは思わぬ誘いが入り先輩達と飲みに出かける・・・いつもの蒲池駅近くの飲み屋でワイワイと楽しく酒を飲む。焼酎&ビールをガンガンと飲んでしまい今日の朝は寝てるか。。。と思っていたのですが意外にも早朝から眼が冴え眠れない。そのまま部屋に籠っていても室内が酒臭くて居られない状態になりそうなので読書本と今朝は酒が抜けてないので水のペットボトルと青春18キップを持ち名鉄の始発に近い電車に飛び乗り日帰り旅に出かける。フト1回歩いてみたい景勝地を思い出し中央西線に乗って上松駅へ向かう。以前に特急しなのに乗った時渓谷美を説明する社内アナウンスが入っていたのを思い出したんですね。おNEWのハイキングシューズを履いて何km歩くかわかりませんが脂肪消化の目的も含めて歩いてやろうと思い立ちました


旅行の神様はいつも私に味方してくれます・・・素晴らしい天候でした。上松駅に下車するのは初めてです。しかも朝AM9:00前に到着してしまい下車する人通りを歩く人もなく無事辿り着けるか心配ではありましたがハイカーへの道標は完璧


そのままMAP無しで現地へ辿り着けました。無謀な旅ですね・・・f(^^;



普通に車道を歩けばフラットだったのかもしれませんが勾配のあるやや大まわりの旧中仙道を選択,爽やかな空気の中楽しく歩けました。通りには旧宿場町の雰囲気を残してくれています。すれ違う人やハイカー達は皆しっかり挨拶をしていきますね。これも何となく気分がいい。




木枯らし紋次郎(古っ)になった気分で街道歩けば左手に朝日を浴びる壮麗な中央アルプス恐らく木曽駒だと思いますが見えます。さすが3000m級に近い山々は迫力に満ちています。贅沢言えば電線を埋設してほしいですね。素晴らしい景色なので・・・



酔いが吹き飛びましたね~しかも坂の多い道を歩いて全身から汗が噴き出ます。これが酒臭い・・・汗ではなくて酒を噴き出しているのかもしれませんね。でも気分は最高です。歩いて20分程度で渓谷に到着。素晴らしいの一言です。街道から崖を降りる感じなのですがその崖の途中をへばり付く様にJR中央西線が走ります。敷設当時の難工事が偲ばれますね。景色にはマッチしていて見ごたえ充分です。



寝覚の床・・・皮肉にも今の自分にピッタリの名称ですね。朝,早目なせいか誰も居なかったですね~マジでこの景色独り占めですよ。超贅沢です




誰も居ないのをいいことに巨岩の上に胡坐かいて本を読み耽る。。。立ち入り禁止にはなっていない場所なので問題はないとは思ってますが・・・このまま寝たらホントに寝覚の床になってしまいそうです。中央西線は単線区間が結構残っているせいか2時間おき位しか電車が来ないんですよね。丁度いい時間です。ホントに空気も爽やかで美味いです。時折吹き抜ける風が火照った体に心地いいんです。



適当にやって来たわりには贅沢なひと時を過ごせたんじゃないかな。徹マンに居酒屋・・・ヤニ臭い不健康な空気漂う環境から一転まるで夢のような時間でしたね。


余談ですが街道から渓谷に降りる途中で真横にJR中央西線の鉄橋が来ます。振り返ったらいきなり特急しなのが迫ってくるしビックリしましたよ。地上から見ると鉄道車輛って意外に大きいのに驚きますね。




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