ラテン系hard ripper

波を愛するラテン男の日記です。

the ご対面②

2007-05-03 15:44:31 | Weblog
レイさんと衝撃のご対面を果たしてからかなりの日数が経過した。
それでも、オレは何故だかレイさんの顔は結構ハッキリ覚えていた。
オレの中で約1年築き上げられてきたレイさん像とは、実物はちょっと
違ったのだが、それからの経過日数がイメージと実際とのギャップを
きれいに埋めてしまったようだ。
今では、やり取りしたメールの内容を時々読み返して、実物のレイさん
がオレに改めて語りかけてくれてるかのように想像したりしている。
そうしていると、不思議と文章だけで見ていた時には気がつかなかった
仔細に及ぶことに改めて気づいたりして、レイさんに思わずときめいたり
してしまう・・・。


お互い仕事の合間に会った。
いきなり夜飲みに行こうってのも変だし、なかなかオレにも時間の制約も
あるしだから、ランチしましょうってことで。
レイさんもその方が気軽に来れるかな、とも思ったし。
オレが滅多に行くことのない出張先が、偶然にもレイさんの仕事場の近く
だった。(と言っても電車で30分くらいかかるところだけど・・)
オレはその仕事が決まるまで、まさかこんなに早くレイさんに会おうとは
思っても見なかった。
こうやって細々とメルトモしてるうち、いつかは会ってみたいなあって
言うのはあったんだけど。

なんせ相手は熱烈不倫中で、オレはただそれを聞いてるだけの関係。
二人で会ったところでオレらに恋が芽生えるハズもなく・・。
だったら会う意味ないじゃん、ってのが若かりし頃のオレの考え。
ところが今の、ちょっとだけ落ち着いたオレは、別にヤルヤラナイとか
じゃなく、レイさんって言うこの大人の女性に純粋にご対面して直接お話
してみたいって言う好奇心があった。
プラス、ホンネを言えばレイさんとのセックスにももちろん興味はあった
のは否めないけど・・。

ともあれ、オレはレイさんを思い切って(表面上はさりげなく)誘い出す
ことを試みた。
レイさんは、「一日考えたけど」って言ってオッケーしてくれた!
やったー!!

入念に待ち合わせを決め、午前中の仕事を滞りなく終わらせたオレは足早
に世紀のご対面の場所へ向かう。
気合入れすぎて10分くらい前に着いてしまったのだけど、その方が心の
準備もできていいやって思って彼女を待つ。
待っている間、通りすぎる女性みんながレイさんに見えてしまい・・。
「ああ、違った」と言うことを何度か繰り返していると。
横断歩道を小走りでこちらへ向かってくる細身の女性が。
「間違いなくレイさんだ」と心の中で叫んだ。

「こんにちは」
「すみません。ちょっと遅れちゃった・・」
上目遣いで言われた。
(う、予想通りきれいな人だ)

レイさんの会社の近くで会ったこともあって、ランチの場所もレイさん
にチョイスしてもらった。
個室の焼肉屋さんだった。
(さすがレイさん、シチュエーションをわかってるなあ。笑)

席に面と向かって座ると、さすがに照れくさかった。

オレ:「思ってた感じと(外見が)違うね」
レイさん:「どういう風に?」
「いや、なんて言うかこんなにきれいな雰囲気の人だとは」
「でもしゃべり方はやっぱゆっくりだね」
(オレはしゃべり方がゆっくりな女の子っぽい人がスキだって言ってて、
レイさんはほとんどの人にしゃべり方がゆっくりだって言われるなんて
言うやり取りが以前あったのです)

こういう時、どんな話題をすればいいんだろうか?
何しろお互い、誰にもしゃべったことのないような恥ずかしい体験など
を暴露し合ってたワケだから・・。
レイさんがどんなセックスが好きだとか、不倫相手とどういうセックス
してるだとか全部知ってるワケだけど、いきなり「で、最近セックスし
てる?」なんてアホなこと聞けねーし(笑)。

「仕事大丈夫だった?」なんて無難な話題から入るオレ。
でも少ししたら、だんだん打ち解けてきた。

「そういえば、オレが結婚してることも子供いることもみーんな知ってる
んだもんね・・・。」
「あははは・・」

レイさんは、ヤッテルことはすごいこと(不倫とか)ヤッテルんだけど、
とってもそうは見えないタイプだった。
おっとりしたしゃべり口調で、女の子女の子してる。
それで、聞き上手で良く笑う。笑うタイミングが絶妙。
狙ってやってもこれはできないと思うが・・。
オレの方が年下なんだけど、なんだか話題の主導権はオレにあった。
かと言って黙りこくってるワケでもなく。
適度に会話に絡んでくる。
こういう、でしゃばらず引っ込みすぎずな女の人にオレはめっぽう弱い。
レイさんについての事前知識がなかったら、コロっと騙されてるんだ
ろうな。オレ(笑)。
でも、全て知ってる上で会ったのだけど、それでも好感を持ってしまう
ような人だった。
オレ流に言えば、間違いなく「小悪魔」のジャンルに入ると思う。
これじゃあ、近くにいたらグイグイ引きこまれちゃってもムリもない。
レイさんの不倫相手もそんな感じでレイさんの魅力にヤラれちゃってん
だろうなー。
・・・でも、かなりうらやましかったりして・・。

メシはカルビハンバーグとか言うのを食ったんだけど、おいしかったん
だけど食ったんだか食ってないんだかわかんないうちに終わってた。
やっぱ、なんだかんだ言って緊張してたんだろうな。
デザートにいくつか選べたんだけど、オレはアイスコーヒーでレイさん
はシャーベットを頼んでた。
細かいことだけど、そういうトコも好きだった。
シャーベットってなんか女の子っぽいでしょ?え?んなこたぁないって?
そして、ご飯を全部食べないで残してた。(よく見てんなー。オレ。笑)
オレはもちろんご飯残すのはあんまし賛成ではないんだが、唯一あんまし
親しくない女性とデートした時に残されるのは許せる、ってゆーかポイン
ト高いのです。
「女性だから少食なんだな」みたいな。
「オレが食ってやるよ」とか言いたくなる。アホだねー。笑
結婚して妻が毎日ご飯残してたら「お百姓さんの気持ちを考えろ!」とか
わけわかんねえ説教たれるトコだけど。笑。
このシチュエーションは、ちょっとしたワケありの密会の場だから非日常
でいい。だからレイさんはご飯を食べきれないカヨワイ女性であって欲しか
ったのだ・・。

「オレ、実はランチってあんま好きじゃないんだよね。酒も飲めないし
一時間なんてアッと言う間に過ぎちゃうでしょ?でも今日はレイさんと
ほんの少しの時間だけど会えて良かったよ。折角ちょっと緊張がほぐれて
話が弾んできたとこで残念だけど、そろそろ仕事に戻んなきゃでしょ?」

って言ったら、シャーベットを勢いよく食ってちょっとムセてた・・。
「大丈夫?」
レイさん:「ふー。やっぱりムリだった・・。急いで食べなきゃって
思ったけど冷たくて・・」
だって。
「あはは。別にいいよ。レイさんの仕事の時間が心配なだけだから。
時間大丈夫ならゆっくり食べてね。」
こんな、ちょっと天然っぽい仕草もオレにとっては高ポイントだった。
オレのツボって変かな?笑

心臓バクバクの昼休み限定のご対面は、瞬く間に終了しようとしていた。
お店を出て別れ際、「また会ってくれれば会いたい」
って言ったら「ホントにぃ~?」ってお約束だけどうれしいリアクション
をしてくれた。
その時、ちょっと距離が近くて思わず抱きすくめたくなった・・。

あくまで冷静に、客観的に、こんな悪戯をしてる自分を楽しみたくて実行
に踏み切った今回のご対面だけど・・。
予想通りと言えば予想通りなんだけど、レイさんにもっと会いたくなって
しまった。
もちろん、恋をしちゃったとかハマっちゃったとかそんな次元ではないけど。
なんだかあのなんとも言えない独特の雰囲気・・。
会う頻度が増したら、結構危険な(オレがハマっちゃう)タイプの女性。
落ち着きを取り戻すために、元通りのメルトモに戻った方が良さそうだ・・。
でも、ちょっと間が空いたらまた誘っちゃうかも・・。
その時は、もうちょっと長い時間会ってトークしたいな。えへへへ