ラテン系hard ripper

波を愛するラテン男の日記です。

ナンパ師3連敗の夜・・・・

2006-08-10 14:10:04 | Weblog
結婚するちょっと前のことです。

それまで超自由人だったオレは、結婚したらアレもコレもできなくなるーっと

思い始めて、今の妻のことがどーこーってんじゃなく自分の中で結婚ってモン

がすごい憂鬱なものになり、いわゆるマリッジブルー(ふつー女性がなるもの?)

になってました。しかもかなり重症だったと思う。

何しろオレの女好きは病的なモンがあって、常に10人とは言わないけどかなり

の数の女性と同時進行でお付き合いしてイケナイことしまくってたので、結婚

したらそう言う自由なことができなくなるから、とーーーっても憂鬱だった。

それでいて、結婚して子供ができて幸せな家庭を持ちたいなんていう正反対の願望

もあったからタチ悪い。

両立なんてそうそうできるワケないのに、「オレならできる」みたいな変な気負い

(?)と、「いやいや無理だろ。ってことは結婚引き伸ばすか?」って言う正味な

部分とが交錯してほんとグチャグチャだった。

そんなんだったんで、結婚直前ともなるともう「最後のあがき」とばかりにナンパ

師魂に拍車がかかりサルみたいにナンパに励んだ時期があった。

だいたいクラブとかでナンパして、何人も声掛けといて後日メールor電話。

で引っかかってきた娘と再び会う。で、ヤル。このパターンだったから、時間と

金はハンパなく使った。でも体力的にきついとか、ぜんぜんなかった。

ヤレれば疲れは吹っ飛ぶ。なんつっても、最初見て「エロ」と思った娘に声掛け

て最後にその娘が服脱いでくれる瞬間が至福のときだった。

(今振り返るとつまんない至福ですよね。笑)

ナンパして後日会えたとしても、そこからsexまでいける娘は正直多くはない。

オレの場合、ウソつくのは嫌だったんで「彼女はいる(さすがに結婚直前とは言

えなかったけど)」ってことをまず言って、「じゃあなんでナンパとかしてくる

の?」ってなったら「やりたいからです」ってのを、言い方は遠まわしにすると

してもほぼ正直に言うことにしてた。

そうじゃないと、相手の人がもし本気でカレを探してたりしたら悪いから。

でもまあ、ナンパしてなんとかかんとかしてsexしようとしてること自体悪いん

だけど。笑。

ナンパ後、二人で会う場所はだいたい銀座だった。(超ベタっすよね)

それも結構高いコース料理を出すとこに行きつけてた。

個室みたいに仕切られてて、「く」の字型のテーブルに密着してすわるから超

親密度がある。

まあだいたい相手の娘も、クラブでナンパされたヤツと後日二人っきりで会おう

ってんだからそれなりの期待と覚悟はできてんだろってことで、こういうベタな

気合むき出しの店をチョイスしてた。

たまたま前の週末に、なんと逆ナンとかされちゃって、しかも大学生!

おおー。オレも大学生からしたらオトナの男性の渋味があるってこと?ってな感

じで、こりゃあもう例のオレの行きつけでワインかなんか飲ましちゃおうじゃな

いの!ってことで予約入れた。

そしたら別の娘からも連絡があり、会おうってことになってその翌日に予定を

入れちゃいまして。しかも店はめんどくせえから同じ店に。

そしてそして、今度は前からのセフレから連絡が。「久しぶりに飲みに行こう」

だって。どうしちゃったの?オレ。みたいな。来てますねえ。モテモテじゃん。

「でも新鮮な娘とラブラブしたいんだけど」とか思いつつ、万が一前の二人とも

が×だったら、セフレちゃんは保険になるかな。なんてまた失礼なこと考えちゃ

って、「じゃあオレの行きつけの店で」なんて言って快諾しちゃったワケでした。

で、いざ一人目。

よくよく話を聞いてると、どうもその娘の連れの娘がオレのことを気に入ってく

れたらしいんだけど、奥手な娘で声が掛けられないからってんでこの娘がオレを

逆ナンしたはいいが、オレとその娘ばっか会話しちゃって奥手な友達はぜんぜん

会話に交ざってこれなかったんだと。

で、流れでオレとその逆ナンちゃんがサシで会うことになったんだけど逆ナン

ちゃんも友情も大事だから友達には内緒で来てるんだとか・・。

え~。マジで??ってゆーか友達オレのこと気に入ってたの?

超かわゆかったんですけど・・・・。

ううぅぅ~。で、この娘はどうしたもんか。

まあ、オレに好意は持ってくれてるみたい。

でも、今日すぐにエッチするのは無理そう。時間をかけてお付き合いしたい風な

感じを醸し出してる・・・。オレにそんな時間はない。よって、この娘もかわい

いけどお互いのためにやめとこう。はあ~。これがあの友達だったらお互い恋に

落ちちゃってるかもね。

で、二人目。

・・・・・なんか良くわからんけどダメだったんだと思う。あんまり印象深くな

いので覚えてない。

ってな感じで気付けば冗談で言ってた「保険」がゲンジツに。

しかも!!!その「保険」の娘はカレがいるんだけど、そのカレのことでいろい

ろ疲れてたらしく延々とカレばなしをされた。

もともとオレにそう言う話を聞いてもらいたかったみたいだった。

オレは女の子と食事に行ったら、普段あんまし人に言えないような悩みやグチを

聞いてあげるのが男のマナーだと思ってるし、それがぜんぜん苦にならない、い

やむしろ自分自身の勉強にもなっておもしろいからトコトン話を聞いてあげた。

だけどそうなると、じゃあ気分変えてエッチしようよ、ってな気分にもなれ

ず・・。結局その娘とも何もせずに別れた。

かくして残ったのはお店の支払いだけ・・・。しかも結構高い。

店の人も、以前から何回もオレは来てたしさすがに3連チャンもすればこの店

一番の上客かってくらいの扱い!

最後の会計にはわざわざ店主みたいのが出てきて「またお願いします」ってワイ

ンのボトル一本サービス券をくれた。

しかも「よっ、ナンパ師!」と言わんばかりにニヤリと笑って目配せしてきた。

「あのぉ、じ、実は成果ゼロなんすけど・・・」とも言えず・・・。

あくまでジェントルメンを装いお店をあとにして、彼女を送り届けたのでした。

思えばこの辺りから、結婚して自由を奪われることに対する恐怖が薄らいで

いったのかも。

「いい歳こいて女のシリばっか追っかけんのもほどほどにしよっかなー」みたい

に。ある意味中途半端じゃなく、トコトンヤったからですかね。

もうお腹いっぱい。マスター、ご好意はうれしいけどこの店にはもう来ないから。

って感じで。

本当にその店にはそれ以来行ってないですね。

そして、自分では想像もできなかったけど結婚して幸せな家庭を築いちゃってま

す。で、もちろん悪さとの両立は難しいので今は健全な父親ですね。

ほんの数年前の出来事だけど、人間立場が変われば行動も変わるモンすねえ。

「あの時の3連敗があって、今があります!」みたいな。

それにしてもあのかわゆかった娘は惜しいことしたなあーー・・・・・。