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約束の地をめざして

I STILL HAVEN'T FOUND WHAT I'M LOOKING FORー めぐりあう人々と出来事とともに

卒論にあせる男~1/9サカモト韓国LIVE Ust&パブリック・ビューイング!

2011-01-07 19:55:16 | 音楽

みなさん、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
なかなか更新できなくて、この年始にふるさとに帰っていた間も「12月更新しなかったよな~」と問われてしまって、やや苦しかったのですが、ふだんから書き物が多い生活をしており、その上ツイッターはほぼ毎日更新しているため、ブログにまでなかなか届きませんでした。

だから本日のタイトルも「卒論にあせる男」と書くよりも、ブログ更新にあせる男、いや、ブログ更新ができない男、5時から男。5時まで男。。なんかようわからくなってしまいました。

そうですねー、むしろ「ブログ更新する時間がないのに、更新する男」のが、よかったか。うーん、でもそのくらいの勢いじゃないと、この勉強と雑用に詰まった学生生活のメリハリがつかないかもしれない。

さて、いろいろネタはあるんですが、何か選んで書かなきゃいきませんので、選んだのが、実は上記二つの話。ではその1.
卒論何ですが、これが意外と厳しい。H.リチャード・ニーバーという20世紀半ばのアメリカの神学者の古典的著作「キリストと文化」という本を主文献として取り組んでおるんですが、なんだろう、こういう書物を読む力がまだ弱いのか、いや、意外とこの本が面白くなかったのか、なかなか進まない。やってるのに進まない。自分のある意味ライフワークが、「日本におけるキリスト教と文化」ということなんですが、まあ守備範囲の広いものなんですね。だからまあ学部の間は、これをそんなに面白くなくても基礎的な学びとして、大きくこれを捉えられたらいいかな、と思いここしばらくカクトウしております。

最終事前チェックは明日1/8(土)!提出は1/29(土)!がんばんなきゃ。(ほんとに今日ブログ更新してていいのか!?)

さああと15分でバイトで寮のボイラーつけに行かないと。やはりしばらくブログではちゃんとしたエッセイやコラムはやめよう。むりだ。勉強しないと。でもって、今日のテーマその2。

1/9坂本龍一、韓国・ソウルLIVEのUSTREAM中継、そしてパブリック・ビューイング!

これはまたどーして一般メディア、それから音楽業界もこんなにニュースになっていないのか、信じられないほどに盛り上がっている。これはファンであることを脇に置いていても、坂本教授のやることは、音楽自体にしても、それに伴う活動やムーブメントにしても、往々にしてその時代より数年早いということを僕はずっと感じてきた。昨年よりインターネットでの生中継&相互ネットワークサービスとしてのUSTREAM(以下UST)が様々な用途で用いられる(コンサート、セミナー、プライベート使用、就活の会社訪問中継などなど)ようになり、僕もいくつかUSTを見てきたが、昨年10月末からの教授こと坂本龍一の北米ツアー、大貫妙子との国内UTAUツアー、そしてこの韓国ソウル公演と、こんなにもコンサート自体、そしてバックヤード、それにプロモーション(今日はソウル市内での書店でのサイン会中継、世界初か?)、おっと7時になる、ちょっといったんボイラーつけてこないと!!

7時11分、帰還しました。
で、それら「コンサート以外のオフシーン」の数々、USTスタッフ・隊長の平野友康さんによるソウル案内?(カメラ回しっぱなしユースト)などなど、観ている自分自身がそこに帯同しているような気持ちになってくるまでのUST・・・。

まあ単なるファンの叫びに聞こえるかもしれませんが、前回ブログにも書きましたが、こんな素人の私でも「ソーシャルメディアの夜明け」とはなんなのか、少しわかってきました。そこでサカモトファンであってもなくても、ぜひ少しでもあさって1月9日コンサートのUST(ひとりでパソコンの前で)かパブリック・ビューイング!(専用会場でみんなで集まって)その瞬間を目撃しようじゃないですか。前回ブログ「坂本龍一 北米ツアーUstream中継の衝撃」の夢のまた続きの続きが開催されるのです。今度はもっとドラマティックかもしれません。それを一ファンとして、また文化を考察する者としてPRさせていただきますっ。概要はこのとおりです!


skmtSocial projectについて
1月9日(日)、坂本龍一ピアノソロコンサート「Playing the Piano @Seoul」を韓国よりUSTREAM中継します。その中継をみんなで観ませんか?そのためのプロジェクトが、この「skmtSocial project(サカモト・ソーシャル・プロジェクト)」です。

skmtSocial project presents
Playing the Piano @ Seoul USTREAM中継開催概要
■日  付:2011年1月9日(日)
■開演時刻:昼の回は午後4時~、夜の回は午後8時~(1日2公演)
■集合時刻:それぞれの開演時刻の30分前から生中継します
(お早めにお集まりください)
■放送チャンネル:http://ustream.tv/channel/skmts(メインチャンネル)
コンサート以外のUST(by平野隊長):http://www.ustream.tv/channel/skmts(メインチャンネルと同じ)
skmtSocial project 専用HP(パブリック・ビューイング会場についてはこちら!)→http://skmtsocial.com/

以上になります。僕自身は当日は上野におりますので、体が空き次第、上野でのパブリック・ビューイング会場「PRONTO東上野店」で観る予定です。
いやー、以前けっこう著名な牧師の方で村上春樹の思想について研究してる方が、冗談で「最近、キリストについて伝えているのか、村上春樹を伝えているのか、よくわからなくなってきた」と笑って語っていたのを聞いた覚えがあるが、自分も人ごとではなくなってきた。おお時間オーバー!これも文化研究の一環なり、としておきましょう。ではまた!

けいぞうツイッターはこちら→ http://twitter.com/keizzo

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坂本龍一 北米ツアーLIVE Ustream中継の衝撃

2010-11-23 07:07:32 | 音楽

こんにちは、久しぶりのブログ更新です。  

 鉄は熱いうちに打て!というが、この表題の坂本龍一北米ツアーLIVEは10月~11月初めに行われたもの。そのときのUstream中継での体験にあまりにも感動を覚え、次回ブログはぜったいこれを書かねば!と思いつつ、なかなか書けずにいました。しかし、北米ツアーが終わり、現在、教授は、大貫妙子との国内ツアー中(UTAUツアー2010)で、そのライブを連日ネットでUstream(以下UST)中→http://www.ustream.tv/channel/utau2010と言うこともあって、先日の北米ソロツアーUSTの夢の続きを見ているような感があるので、遅まきながら、鉄は熱いうちに打て!というわけで、とにかく教授北米ツアーUSTについて今回は書かせていただく。  

 この話をまったく知らない人にはぜんぶ説明しなければならないところのだが、とてもそこまで書けないので、無責任に感情的に書かせてもらうのだが、なぜこの話が、これほど知ってる人と知らない人、凄く注目した人と知っててもなんか凄かったらしいですねえ、と思っている人に分かれているのかが実はよくわかっていない。だが可能性としては、まず坂本龍一が超有名人でありながら実際彼の曲やアルバムをだいたいチェックしている人が意外と限られていること、そしてインターネットは圧倒的な%の方々が使ってはいても、Ustreamとは何か知らない、というのがその理由だろうか。  

しかし、今回のこの出来事は素晴らしい偶然が重なり続け、奇跡的な出来事として行われ、後から知ったのだが結果として11万人の人が北米ツアーUSTには訪れたと言う。え、11万人たいしたことないじゃん、とネットのヘヴィーユーザーは言うかもしれない。この後にぼくが少しだけ、なぜそんなに凄い出来事だったのか書いてみるが、初めに結論を言う。この北米USTのボランティアスタッフであった平野友康氏株式会社デジタルステージ代表)が書かれた『[DS_NEWS]特別篇!坂本龍一北米ツアーに平野が密着』→http://www.digitalstage.jp/mail_magazine/ds_news/20101111/hmail.html というメールマガジンにすべてのドラマと生の声が書かれているので、本ブログを読まれた後、興味を抱いた方は、この平野さんの手記もぜひ読んでいただければと思う。これを読めば、今回の出来事が単なるライブ中継、いやそれだって凄いことなんだが(詳しくは後で!)、単なるライブ中継ではなく、平野さんが言うように、「ソーシャルメディアの夜明け」と語っている理由がきっと伝わるであろう。  

 ま、そんなわけでその平野さんの手記は決して超えられないが、僕なりに今回の北米USTが何であったのか、記したいと思う。この坂本龍一北米ツアーは、この秋、現地時間10月17日の米ペンシルヴァニアから始まって最後11月5日ロスアンジェルスまで、アメリカ、カナダ、北米10都市で行われた坂本龍一のピアノソロのコンサートであった。そしてそのうちの日本時間10月31日シアトル、11月2日バンクーバー、11月4日サンフランシスコ、11月6日ロスアンジェルスの4公演をインターネットの視聴者参加可能の生中継メディア「Ustream(ユーストリーム)」で、坂本龍一と友人関係にある古川享氏(慶應大教授)とお二人と関係の深い前述の平野友康さんが仕事を休んでボランティアで現地に飛んでコンサート会場から生中継してくれたのだ。それがなんと突然のネット上でツイッターのやりとりから全てが始まってしまったのだと言う。この辺のツイッターのつぶやきはこのページに全てまとめられている。→http://togetter.com/li/63567 劇サイティングなり!  

 その始まりに続き注目すべき点は、その媒体がわれわれにとって非日常的であったということだ。それはだいたい日本人で北米コンサートツアーできるアーティストが現在ほかにいるのだろうか?おそらくサカモトだけだろう。まさに”世界のサカモト”と言われるゆえんである。もう一つ注目すべき点は、プロの音楽アーティストが自分のライブを無料で生でインターネット中継やるって、どうなんだろ、最近ほとんど聞いたことがない。僕の限られた情報と記憶では、1995年以降、まだPCとインターネットがあまり家庭にまでは普及していなかった頃、数えるほどの回数をやはり坂本龍一が自分のライブをネット中継したのを覚えている。僕も当時はふるさとの長野に住んでいて、教授のライブがネット中継されるを聞いて、その会場まで観に行ったことがある。その時は、映像はちゃんと来ていたが音が遅れていて、司会者の女の子がその曲の本来のメロディーを知らなかったのか、「う~ん、坂本さんの音楽は難解ですねえ」と語っていて、僕がその場でそうじゃないんですよ、と訂正してあげたのを覚えている。自慢じゃないですよ。情報や記憶が間違っていたらお許しいただきたいが、とにかく、その90年代半ばのそのことしか記憶にない。そのくらいこれだけ有名なプロのライブのネット無料生配信ということは珍しいことである。  

 そして最後の注目すべき点は、その生中継をUstreamという手段で行ったことである。USTは、日本国内では今年の春から使用され始めた媒体であると言う。海外ではもっと早くからあったらしいが。このUSTとは僕は存在は知っていたし、ネット上で何か新しいものがあるな、とは認識していた。簡単に言えば、その生中継されているものをPCで見ながら、ログインすればメッセージボードというのだろうか、いやタイムラインと専門的には言うのか、とにかくログインすれば自分でメッセージを書いてそこに載せることができるのだ。知ってる人、僕同様やってた人には説明不要ですが。こう書けば、なんだそういうことか、はあはあ、という感じかもしれない。同じUST体験でも、たとえばどこかでやってる何かのセミナーとかパネルディスカッションとかのUSTがもし僕が初めて体験したUSTであったとすれば、へえ~便利なものだな、くらいしか思わなかっただろう。  

 しかし今回は、普通では観ることができないプロの音楽家のコンサートの無料生中継を! しかも日本人が通常コンサートツアーできないカナダ・アメリカから! しかもそれがツイッターのつぶやきから始まって! そのつぶやいた教授の古くからの仲間たちが自らの仕事を相当な日数休んで(おそらく)手弁当で北米に飛んで!(おそらく)完全ボランティアで! それが日本にいるわれわれに届けられ!坂本龍一の大ファンも、ちょっと教授が好きな人も、そんなにサカモトは知らないけどなんか珍しいことネットでやってるらしいと思った人も、偶然ネットで見つけた人も、昼休み終わったら仕事に戻らなきゃいけない人も昼休みだけでも、みんなこの北米からの生中継を観ながら! その時の想いを感激をタイムラインに書き込み続け!1万人を超える人々が同時にその瞬間を共有し! 北米の会場にいる坂本教授と古川さんと平野さんとそのほかのスタッフの皆さんと、その1万人が教授の心に染み入る音でつなぎあえた、そして互いに語り合ったということがー

今まで経験したことのない感動をもたらしたのである。それはきっと僕だけじゃないと思う。  

平野さんが、これをソーシャルメディアの夜明け、と言ったが、その意味と価値を僕のような素人はまだ十分理解することはできない。もっと理解できるようになりたい。でも、その一端を、その一期一会の経験をさせてもらえたことが、その言葉のきっと中核にふれたことなのだと思う。ツイッター上では、平野さん坂本龍一教授ご本人にも感謝のツイートをさせていただいた。   

 今、現在坂本教授は70年代からの盟友、大貫妙子と共に日本国内で、「UTAUツアー2010」を行っている真っ最中だ。教授や平野さんが今ツアーでも色々な形でのUSTに挑戦されていて、連日楽しませてくれている。おそらくあの北米ツアーのような衝撃的なUST体験はもうないかもしれないけれど、その夜明けの夢がまた続いてくれて行っているのが嬉しい。そしてこのUST体験、ソーシャルメディアの夜明けは、人と人が地理や空間を超えてつながり合い、新たな価値観と希望をわれわれに開く扉を与えてくれたのではないかと思うのだ。                                                            悲しいことに先日USTで、自分の自殺を配信した人がいたと聞くが、私たちとってインターネットとはどんなときも幸福をもたらすものではなく、真実に幸福や希望を求める人間がお互いを思いやり、心をつながりあうことを願うときにそれらがもたらされることを忘れずに、真摯に人生を生き、与えられたものとして用いていきたいと願うものである。僕らは弱さと素晴らしさを同時に持っている者たちなのだから。。。今、新たな夜明けの中にこうして生きていることに、喜びを感じている。

<夢のつづきはコチラ ↓ > 

 

大貫妙子が歌う坂本龍一。 → UTAUツアー2010。

Ustreamでの配信は→http://www.ustream.tv/channel/utau2010                                              ツアー最新情報はUTAUツアーのツイッターにて→http://twitter.com/utautour                                  UST最新情報は平野友康さんのツイッターにて→http://twitter.com/dsHirano (→このリンクからアクセスできない場合には、グーグル等で普通にご検索ください。)

平野友康さん(株式会社デジタルステージ代表)が書かれたメールマガジン 『[DS_NEWS]特別篇!坂本龍一北米ツアーに平野が密着』 は、こちら→http://www.digitalstage.jp/mail_magazine/ds_news/20101111/hmail.html

                                                                                        けいぞうツイッターはこちら→ http://twitter.com/keizzo

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中村健佐、武蔵境で熱奏!

2010-08-10 23:03:18 | 音楽


夜の帳(とばり)、武蔵境駅前にプロストリートミュージシャン、サックスプレイヤー 中村健佐 氏 がなんと2週連続であらわれた!
有楽町、秋葉原といった都心で彼に出会うことはあっても、この武蔵野地域の駅前で彼に出会うとは!

武蔵境駅はJR中央線三鷹駅のとなりの駅で、我が地元である。武蔵境界隈はローカルな感じはするが、緑が多く環境が良く、また大学が多く、ICU(国際基督教大学)、ルーテル学院大学亜細亜大学日本獣医生命科学大学(旧・日本獣医畜産大学)、そして僕が学んでいる東京神学大学などがある。

そしてその武蔵境駅前には、よく路上ライブが行われている。
そこになんと以前本ブログでプッシュしたことがある(2010-05-18記事「不安定に見える生き方」)中村健佐氏の夜闇に響くアルトサックスの音色が、7/28(水)、8/4(水)二度に渡って響いていたのだ!



僕は夏の実習の帰り道だったが、しばしその音色と中村健佐という昨今稀な存在に、足を止めて聴き入った。猛暑がやや抑えられた、夜の中央線沿線の緑多き徒歩が似合う駅前に、世間的というライフストーリーとは別の物語を奏でる男の生き方が響き、そこで響いていた名曲”ユア・ストーリー”は、どこか彼の人生に自分自身を重ねさせる想いがした。彼のプロフィールをまだご存じない方は、ぜひ彼のオフィシャルサイト(http://www.kensukesax.com/)でそのプロフィールを見てみてほしい。そこに何か一人ひとりの人生に問いかけるものを感じると思う。

しばし贅沢な時間を過ごさせていただいた。明日からもがんばろう。



<中村健佐 4thアルバム「ユア・ストーリー」>



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マイケルが死んでしまった

2009-07-06 12:12:54 | 音楽
みなさん、お久しぶりです。
せっせ、せっせと更新したいのですが、この2週間学校の宿題・課題・中間テストなどで、一体いつちゃんと眠れるのだろうか、というような状態で勉強をこなしておりました。
正直つらかったですが、自分が希望した学校で学べているのですから、感謝して「このくらいの課題なにくそ!」ぐらいの勢いで、これからもがんばっていきます。応援ありがとうございます。

さてそのさなかの日本時間6月26日(金)、マイケル・ジャクソンが死んでしまったというニュースが飛び込んできた。あのマイケルが死んでしまったのだ。

清志郎三沢、そしてマイケル。

もう十分だ、と思わずにいられない訃報が続いた。三沢選手の死の時には、いろいろな方々とその死を悼んだが、ところがマイケルに関しては、僕の周囲でもそう悼んでいる人がいないのだ。マイケルの場合、ファンはめちゃくちゃ多いのだが、しかし熱狂的なファンが少ないということなのだろうか。そういえば、僕もマイケルは好きで長い年月にわたって聴いてきたが、しかししょっちゅう聴いてきたわけではない。

しかしさすがにそのニュースを聞いた当日は、夜なぜか学生寮の「決戦・郷土料理対決!」なる行事があったのだが、それが終わった後、寮のロビーにまだ寮生仲間のみんながたむろしていたので、落ち着かなかった僕はマイケルのCD(デンジャラス)を持っていき、そこで名曲「ヒール・ザ・ワールド」をかけさせてもらい、しばしマイケルを追悼したのだった。

最近のマイケルはこんな感じでしたね。↓



でも、多くの人がそうだと思いますが、やっぱりこのころ(1980年代)の↓マイケルが好きでした。



マイケルの死については、僕が細かく書くよりも週刊朝日7月10日号の中の記事「追悼 マイケル・ジャクソン 私生活と死の真相」にくわしく多角的に述べられているので興味ある方は読まれたらいいと思います。(ネットで読む場合はこちら→http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/asahi-20090701-01/1.htm

清志郎の時も、三沢の時もそうだったが、今回のマイケルでも僕などは二つの視点からその死について考えてしまうのだ。それは一つは、ファンとしての視点。もう一つはクリスチャンとしての視点だ。しかし自分の場合、音楽ファンであり、プロレスファンであり、またクリスチャンであるので、どこからどこまでがその視点だと分けられないのだが。

今回はマイケルの死にしぼって言うと、ファンとしては、マイケルのヒット曲、名曲、そして音楽界に革命をもたらしたあの80年代のプロモーションビデオの数々を思い出していた。ビリー・ジーン、ビート・イット、スリラー、ガール・イズ・マイン、Say Say Say、BAD、ヒール・ザ・ワールド、ロック・ウィズ・ユー、マン・イン・ザ・ミラー、Don't Stop 'Til You Get Enough'・・・etc。ほかにも好きなのはあるけれど、曲名が出てこない。でもやっぱり一番好きなのは、ヒール・ザ・ワールドかな。そして忘れてはならないのが、We Are The World。。。

週刊朝日にも書いてあったが、マイケルは孤独だったのだろう。そうでなければあんなにスキャンダルを生みだす性癖はなかったであろう。マイケルの栄光と孤独、そして近年の借金は、規模は違ってもどこか小室哲哉と重なるような気がする。心ゆるせる友がいなかったのだろうか。
人は愛を健全な形で受けられないと、その心を満たすために不健全なものに走ってしまうものである。人は自分がありのままで受け入れられないと、実績や成績や過度な容姿を作り上げることで、人からの評価や愛を得ようとするものだ。

聖書の中にこういう言葉がある。
"For what profit is it to a man if he gains the whole world, and is himself destroyed or lost?
(人は、たとい全世界を手に入れても、自分自身を失い、損じたら、何の得がありましょう。)

マイケルは自分の希望であったかどうかはともかく、小さい頃から(ジャクソン5の頃から)世界を手に入れてしまった。そしてやがて、自分自身を失ってしまったのか。いや周りが彼をそこまで追い詰めたのか。。。


・・・本当はこれで話を終わらせたいのだが、これから先マイケルについてこれだけ書くことはないかもしれないので、最後に一つの疑問を書いて終わりにする。これは以前、ある著名な方から聞いて気づかされたことである。



1985年、信じられないくらいのアメリカトップアーティストが集結してして作られた、当時のアフリカの飢餓救済のためのチャリティーソング、「We Are The World」は、世界中の人に忘れられない名曲として記憶に残ることになった。チャリティーソングのゆえに、当時のレコード(確かまだCDではなかったと思う)は売れきったら終わり、ということでその後CDでお目にかかることはなかったと思う。しかしあの伝説のプロモーションビデオは今はDVD化されて、安価で手に入れることができる。先日CDショップでそのDVDの映像を見ることがあったが、今見ても信じられない顔ぶれで歌われていて、しばし目がクギづけになった。

さて問題はその歌詞である。サビの部分など(We Are The World, We Are The Children~)なんかは有名だが、そこ以外にこんな歌詞がある。

As God has shown us by turning stones to bread
So we all must lend a helping hand

(訳)神が石をパンに変えて示してくれたように
そう僕らもみんなで救いの手をさしのべるべきなんだ


・・・この歌詞を読んで何も思わない人もいるだろう。
しかし、わかる人にはわかるのだ、このおかしさが。

この歌詞は、まず聖書の影響を受けて書かれた歌詞だと思われる。

聖書の中に、悪魔が空腹のキリストを誘惑して、石をパンに変える奇跡をキリストか起こすかどうかを試す、という話が出てくる。
(聖書の中でキリストが奇跡を起こした出来事はたくさんあるのだが、キリストが奇跡を起こすのは人々を助けるためであって、自分や自分の欲のためには奇跡は起こさなかった。)

そしてこのときもキリストは、やはり石をパンには変えなかった。自分のためには奇跡を起こさなかった。

しかしこのWe Are The World の中では、
神(=キリストと言っていいだろう。アメリカは基本的にキリスト教国だから。)は石をパンに変えてくれた、と歌っているのだ。

これは何を意味するのか。この曲がその発信地アメリカというキリスト教国の中で、持っていたメッセージは何だったのか。あえて僕は私見をここで述べない。ただ、この曲を作ったのは当時の2大トップアーティストであった、ライオネル・リッチーと、そしてマイケル・ジャクソンであったことを記して、この記事を終わることにする。



(注・この記事はインターネット上にアップ後、都合により一部本文を削除いたしました。ご容赦ください。)

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追悼 忌野清志郎

2009-05-17 00:08:27 | 音楽
みなさん、こんばんは。今週も末になりましたが、今日も東京神学大学学生寮の窓からブログ更新します。

このブログの多くは、僕と直接面識のないみなさんが見ていてくださるようです。(ありがとうございます。)片やたまに、ふだんから親しくしていてくださるみなさんも「ブログ見てますよ。」とか言ってくださるのでドキッとしてしまうことがあるのですが(自分で知らせたくせに)、そうした親しいみなさんが楽しめそうなカテゴリーとして「東京神学大学」というカテゴリーを新たに作りましたので、またそのうち学校に迷惑にならない程度に学内体験リポートを発信したいと思っています。

しかし今回は今月2日に他界されたRCサクセションのヴォーカリスト、ロックシンガー「忌野清志郎」 (いまわのきよしろう=享年58歳)氏について書きたいと思います。(以下、清志郎とする。)

実は清志郎については自分は語れるような人間ではない。というのはリスペクトはしていたが、ちゃんとは聴いていたアーティストではない。好きな歌はいくつかあった「雨上がりの夜空に」「つきあいたい」「Day Dream Believer」など)が、たぶんCDは買ったことがない。しかし申し訳ないような言い方になるが、僕はそんな風に好きなアーティストが何人(何組)かいる。ファンではなく、CDもめったに買うことはないが、サザンオールスターズ、ドリカム、そして清志郎&RCサクセションはそんな存在なのだ。彼らを同一線上に並べると彼らのファンに申し訳ないが、僕個人の感覚なので許してほしい。

清志郎について真っ先に思い出すのが、古い話で申し訳ないが、1980年代のNHK教育テレビの伝説的番組「YOU」(現在のNHK「トップランナー」の元祖的番組)のお正月スペシャルかなんかで、ライブ出演していた時のことだ。そのときは凄いゲストが集まっていて、記憶が正しければ、司会は糸井重里、ゲストが、作家の村松友視、坂本龍一、アントニオ猪木、ビートたけし、美保純(彼女は当時は”ああいうジャンル”の映画で人気があったらしい)、そしてRCサクセションであった。

そこで清志郎が猪木に肩車してもらいながら「つきあいたい」を歌いまくっていたのをなつかしく思い出す。彼のことをもっと語れたらいいが、熱狂的なファンではなかったのでそんなには語れない。しかし惜しい人が亡くなったと思う。人は必ず死ぬ。神を信じる者として、死についていろいろ思うことはある。しかしそれはそれとして、この地上で限りなく自分らしく生きていた忌野清志郎というロック「アーティスト」をこれからもリスペクトしていきたいと思う。

僕の何百倍も清志郎に熱い気持ちを抱いている、敬愛する音楽評論家・渋谷陽一氏が自身のブログで清志郎について書いている。ぜひ読んでみてください。→ http://www.ro69.jp/blog/shibuya.html?2009/05/15#a20762




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伝説のシンガー・小坂忠 8年ぶりの新譜

2009-05-07 12:52:22 | 音楽
小坂忠の8年ぶりの新譜がいい。
相変わらず作詞に難があるものの、東京神学大学学生寮4階の自室の窓から校舎と広がる空を眺めながら聴くのがとてもいい。

このCD( 「Connected」(コネクテッド)09/3/18ビクターエンターテイメントより発売)欲しかったが、DVD付きで4000円近くもするので買うのをためらっていたら、「このアルバムの良さがわからないんだけど、けいちゃんわかるう?」という年上の友人・○藤さんが、なんと2000円で僕に下取りをさせてくれて、聴ける恵みにあずかっってしまった。(・・・忠さん、安く買ってしまってすみません。)

しかし今、小坂忠と言ってもかなりの音楽ファン(か、あるいは一部のクリスチャンの方)しかわからないだろう。彼は1970年代の伝説のロック、ソウル、R&Bシンガーである。1975年に出したジャパニーズR&Bの元祖と言われる名盤「ほうろう」 (↓このアルバム)これ1枚だけでも彼が日本の音楽シーンに残した足跡は大きい。


この「ほうろう」への参加ミュージシャンを知っていますか。有名どころをラインアップすると以下の通り。

プロデュース:細野晴臣 小坂忠
ベース:細野晴臣
ドラムス&パーカッション:林立夫
ギター:鈴木茂
キーボード:松任谷正隆 鈴木顕子(現・矢野顕子)
バックグラウンドヴォーカル:吉田美奈子 山下達郎 大貫妙子

凄すぎるラインアップだ。当時の日本ロック界・ニューミュージック界の力が結集された力作である。個人的な感想を言えば、細野晴臣が小坂忠という一人のロック・R&Bシンガーの魅力が最大限に引き出されるように作り上げたハッキリ言って傑作である。この良さわからん人は、趣味が違うのだから気にしなくていいが。

小坂忠が伝説たるゆえんはこれからである。この名盤発表後まもなくして、彼は一般の音楽シーンから姿を消す。実は彼の愛娘の大やけどをきっかけに、キリスト教の信仰を持ち、その後、ごくごく小さなマーケットであった日本のゴスペルミュージックの音楽性の向上をめざし専門のレコード会社を自ら立ち上げ、自らアルバムを発表し、また後進の指導にあたっていた。そしてさらなる使命を感じた彼は、ついに自ら教会の牧師に なってしまう。

クリスチャンである僕は、彼のこの辺の経過はよく知っている。そして彼が関係するゴスペル作品もよく知っているし、一時はよく聴いた。ただしきびしい見方をすれば、これまで彼のゴスペルアルバムの中でクワイヤーものを抜かした彼個人が発表したものとしては、1997年に発表した[peace3]は良かったが、それ以外ではあまり印象に残るものがない、というのが個人的な感想だ。[peace3]の中の曲では名曲もあり、最近日テレの番組内でも取材され取り上げられたと聞く。

小坂忠はその後2001年に、「ほうろう」以来26年ぶりの細野晴臣プロデュースアルバム「People」で一般の音楽シーンに電撃的に復帰する。電撃的と言っても、けっこうな音楽ファンの中で話題になっただけだが、それでも一般メディアへの露出が増えた。
その頃を思い出すと、彼は細野晴臣率いるYMOの特別番組にゲスト出演したり、大阪での野外2万人ライブでのトリ(ドリカム、ゴスペラーズより後!)で出てきて、その後のアンコールのラストではドリカム吉田美和とともにアメイジング・グレイスを歌う!ということもあったり、目立つこともしてましたね。。

今回の「Connected」 (コネクテッド)はその2001年の「People」以来の一般音楽シーンでのアルバム発表となった。今回も参加ミュージシャンのラインアップもけっこうきてます。またまた有名どころを言うと、

プロデュース&ギター:佐橋佳幸
ベース:小原礼
ドラムス:高橋幸宏
キーボード:Dr.kyOn
バックヴォーカル:細野晴臣 大橋卓弥(スキマスイッチ) 松たか子 尾崎亜美

その他、詩・楽曲提供者には高野寛、佐野元春らもいる。佐橋佳幸は知る人ぞ知るギターの名手であり、松たか子の御主人。僕もかつて坂本龍一のコンサートで彼がギターを担当してたのを見ている。
今回はYMOからは、細野さんより高橋幸宏がよりコミットしてアルバム作りに参加している。そういえば2001年ごろ牧師としての忠さんとお話しする機会があった際、「そうなんだよ、こんど幸宏と釣り行こうって話してるんだよ。」なんて話されていたのを思い出す。

このアルバム「Connected」、DVD付きでないものが少し安く売っている(3150円)ので、興味を持った方は試しに聴いてみてください。時に純朴すぎる歌詞が耳につくことがあるが、アルバム全体の出来は申し分ない。ネット上のレビューはきびしい(2001年作品のほうが良かった等々)が、3月~4月忙しすぎた僕には、スローライフに戻してくれそうな軽快感!がいい。4月末、まだめちゃ忙しい時に、一日の予定が終わって、夜 神田古書街からヨドバシアキバまで静かな通りをぶらぶら歩いた日があったが、頭の中ではこの「Connected」がかかっていた。その通りがかりにどうしても気になって寄った1階から4階までエコな店(食品・化粧品・美術作品・書籍などみんなエコ。店名はたしかGAIA)ではジャック・ジョンソンがかかっていて、もっとブレーキがかかってスローダウンした。
まあいい音楽とは人間を人間らしく戻してくれるんですね。

そんなわけでまだしばらくこのアルバムでは楽しめそうです。
忠さん、またたまにこうやって音楽ファンと世の中にいいブレーキを与えてくださいね。


(左から、Dr.kyOn・高橋幸宏・小坂忠・佐橋佳幸・小原礼)

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