式根島・百景

式根島の魅力を、式根島リピーターの私がご紹介します。

百景123/のぞみ文庫

2014-05-22 21:15:35 | 百景


普段は閉まっている事が多いので、何の建物なんだろうと
私もしばらくは思ってました。
場所は憩いの家の手前。

1年くらい前に図書館だよと聞いて、ネットで調べたら
「のぞみ文庫」という名前の大人のための絵本図書館だそうです。

内田望さんという方が、大好きな式根島に大人がゆっくり絵本を楽しめる
場所を作りたいとのことで数年前にオープンさせたそう。
ステキですねぇ。
そして、この建物は佐藤オオキさんという著名な方が設計されたとのこと。
閉まってても気になったのはやはり設計デザインの良さなのでしょう。



ということで、式根島に行った際に是非立ち寄りましょうと
言いたいとこですが
実は、内田さんは3年前にお亡くなりになってしまい
今ではご家族の方が、たまに訪れて開けてらっしゃるそうです。
建物前の花壇も手入れされてました。

私も今回初めて開いてるのを見ました。
残念ながらお留守だったので外側だけ見せていただきましたが
自分の好きな場所に夢の場所を持つのは、
ほんとステキなことだなぁと。

<2014年5月>



普段は閉まっているのぞみ文庫ですが、GW中にご家族が訪れて花壇の手入れなどされると聞いてお邪魔しました。
初めて中に入れていただき、お話をうかがう中で上の写真の紙を見せていただきました。
内田望さんの図書館オープンへの思いが詰まった文章でした。
ブログに掲載していいと了解を得ましたので、内容は以下。


25歳の時、式根島に来ました。
「ここだ!」心がそう言いました。

「ここで何をしよう?」
「そうだ!!図書館をやろう」それは用意していたかのように、
ある日突然決まりました。

名前は「のぞみ文庫」

私を支え、育ててくれた大切な本達。
あまりに本が氾濫しているため、子供時代に読み過ごされてきた本達。
そんな本に「ここで出会って欲しい」。
そんな気持ちでOPENします。

皆さんを迎える本の大半は、
図書館や家庭にあった古い本です。

ここで、一緒にのんびりした時間を過ごして下さい。

そして、自分がこの世の中に「たった1つの存在」であること、
そして、神様から愛されている」ことを
思い出して下さい。

-この世に生まれたことを感謝して-

2004 Nozomi Uchida


同じ式根島ファンとして、お亡くなりになったことが本当に残念です。

キャンプ装備大公開

2014-05-18 12:51:42 | キャンプ・その他


こんなものを見たい人がいるんだろうかとも思うのですが
私自らが客観的に自分のテント環境を見るために公開します。

(1)テントは2009年に全くの初キャンプのためにホームセンターで5,000円くらいで買った物(ロゴス)を未だに使ってます。サイズが2m四方で私が寝るには斜めに寝ないといけないのが難点。ちなみに身長が2m越えてるわけじゃないですよ(^^)テント内部の端っこは斜めになるので180cmの私がまっすぐ寝ると頭の上が窮屈になっちゃうってこと。贅沢云ってますね。2度ほどポールが折れたんですがガムテープ補修で耐えてくれています。ガムテープ1個あるとテント補修からバンドエイドの代用まで重宝しますよ。テントは新調したいので探してはいるのですが、手ごろな値段で欲しいテントが見つかってないので夏も続投かな。

(2)ブルーシートは、キャンプ師匠に教えてもらって採用しています。タープを買えばいいんですが全ては費用との兼ね合い。いつかはタープなんですが、夏もブルーシートで行こうと思っています。但し、ブルーシートの難点は風でゆらめくとバサバサとウルサイ。近所迷惑なんでブルーシートに風通し穴を設けようと検討中。但し、雨は通らないようにしないといけないので、さて上手くいきますか。

(3)ディレクターズチェアを2年目から導入しています。一人キャンプなのでゆったりと座れることを優先しているのです。荷物を送るRVボックスあたりに座ってもいいんですけどねぇ。悩むところです。

(4)半分隠れていますがブリキ製の七輪。式根島の長期滞在のキャンパーでガスバーナー系を全く使っていないのは私だけだと思います。焚火がしたいというのが民宿からキャンプに鞍替えした重要な要素なので、ここは譲れないところではありますが、コーヒー1杯・カップ麺1個食べるにも着火剤から始めないといけないのはなかなかシンドイ。それを補うためにポットは持参してるんですが悩ましい部分です。

(5)コロコロキャリーは、車輪が3つで階段をガタガタ昇れる仕様になっています。島への往復だけじゃなく島内での買い出し(特に氷の運搬)、釣りなどにも重宝するのでまだまだお世話になります。

(6)ごえん地蔵様は、キャンプ場にいる期間は私のテント横に移動いただいております。お供えはしませんが、線香はたまに燻らしております。線香は日野の高幡不動尊の「不動香」を使用。こんなところは妙にこだわってます(^^)

(7)ウエットスースとフィン、隠れてますがシュノーケルと度付きマスク、グローブとマリンシューズ。20年前に買った度付きマスク以外はすべてヤフオクで購入。モリは・・・・・まだ自粛しています。

(8)食器乾燥器兼干物製造機。これは式根島の多くのキャンパー御用達です。食器乾燥用と干物製造用に一つずつ欲しいところをぐっと我慢。そんなに干物食べられませんから(^^)

(9)クーラーボックスは釣り用のものをメインクーラーにしています。小さいキャリータイプの物を釣り用に使用しているのは・・・・・大物が釣れないからでございます。(^^)

(10)RVボックスは島へ荷物を送るために使っていますが、椅子にもテーブルにもなります。

(11)今回、思い切って採用した鉄のフライパン。七輪で調理するのでテフロンが使えないんです。こんな大きなサイズになっちゃったのは宴会用の1品作りのため。ソロキャンプには似合いませんもんね。ちなみにすっごく使いやすいです。

(12)飯盒(はんごう)。今やこれでご飯を炊いてる人も珍しいでしょう。ちなみに小枝を耳に当てて炊飯の火加減調節もしています。50過ぎたボーイスカウトじゃん。

(13)これがさっき説明したポット。GWはお湯を夏はロックアイスを保存します。宴会はポット持参で。しかし・・・・・アウトドアっぽくないな(^^)

(14)ポールを支える紐を使って洗濯ものを干しています。乾いた洗濯物は必ずはらって取り込みましょう。あの足が多くて長い虫が隠れてるかもしれませんから(経験者談)


全体を見て、自分ながら四畳半のアパートっぽいなぁと(^^)

百景124/民宿の臨戦態勢

2014-05-14 19:01:59 | 百景


この写真は2014年5月3日(祝)7時50分頃の野伏港の様子です。
真ん中の道の両脇には中古車販売場かと思うような車の整列。
今まさに、GWで500人の来島者が式根島に大型船で到着(8時)しようかという瞬間で、民宿の方々にとっては年に数度の商機ってことです。
といっても客引きするわけでもなく、予約客を民宿へピストン輸送するために待機してらっしゃるだけなんですが、全ての民宿の車が並ぶのはなかなかに壮観。
島の場合、目の前まで客船が近づいても海が時化てると船が接岸できないこともあり、そうなるとお客さんが全てキャンセル(芝浦へUターン)になっちゃうなんてことも可能性としてはあるものですから、民宿の方々の期待感だけじゃなく安堵感もにじんでる写真とも見えたりするんですねぇ。

式根島 2014GWまとめ(1)

2014-05-13 19:17:08 | キャンプ・その他
前回までは細かい報告をさせてもらってたのですが
今回は秘密の工作活動あり、楽し過ぎるイベントありと詳しく話せない部分も多いため
写真でお茶を濁させてもらいます。

4/26(土)の早朝、Aデッキから大型船の最上部を見た風景。
日本晴れでございます。出だし良好。



上の写真の階段を上るとここに出ます。
基本、風が強いのでここに出ることは少ないのですが気持ちよいほど晴れてたのでパシャリ。


8か月ぶりの式根島とのご対面
目玉焼きを横から見たような状態ですが、白身が式根島で黄身が神津島。
毎度言いますが平べったいピザ島(^^)



今回のアルコール君たち。
左からそば焼酎くん、赤ワイン姉妹さん、シャンパン殿。結果としてもう1名必要でした(^^)


テントからの眺め。
左に見えるのは細竹を採ってきて即席で作った簾(すだれ)。洗濯物を干したらアートだと好評でした。
右側に下がってるのはキャンパー御用達の食器入れ兼干物製造機。


釣ったメジナ(大)を刺身に。なんとなく魚をさばく事に慣れたかな。と自信(^^)


毎夜開かれる宴会。各自1品持ち寄るスタイルなので12~3人集まると民宿にも負けません。
ので詳しくは報告できません(^^)


釣ったメジナ(小)はヅケ丼に。唐辛子と一緒に漬けたのですが、もう少し辛くしたかったなぁ。

式根島 2014GWまとめ(2)

2014-05-13 19:01:46 | キャンプ・その他
最近の手抜き昼食「サンドイッチとワイン」
昼間っからワインなので、食後にシエスタ(昼寝)となることも。


天気がいい日は夕陽の贈り物までもらえます。


夕方から皆がいそいそと宴会の一品作り。
なんでそこまで?と思う程、手の込んだ物を作ります。料理下手な私には軽くプレッシャー。


東京へ戻る日の朝。


片付け完了(実は設営前の写真なんですが・・・・話の流れでご勘弁)


大型船のAデッキから見た港風景。
この日は朝に少し雨が降るような曇天。風が強くて甲板はかなり過酷でした。

式根島出身の歌手「夏一」さん

2014-05-12 19:18:29 | 式根島案内
<2014/5月>



4/25夜に竹芝桟橋前でストリートライブをやってる夏一さんに遭遇。(上の写真)
しばらく聴いていました。
式根島出身なので応援はしているんだけど、音楽的に正直しっくり来ないとこもあるのも本音。
単に私がラップ調が好きじゃないだけなんですが。
何曲か聞いて、その場でCDを買いました。
そして式根島に着いた頃に、5/4に島のセンターでライブをやるということを聞いたので参加してきました。
夏一さんのスマイリーで楽しいライブが続いたのですが、やっぱり少し自分の嗜好とのズレは。
ところがラストの曲で私の求める曲が来た。
「波止場の唄」という曲だったようです。
勝手な事を云っちゃいますが私が求めるのはBEGINの世界。(^^)
歌詞が染みないと嫌なんです。
でも、この「波止場の唄」は染みましたねぇ。

染みた歌詞を一部ご紹介

はじまりとさよならの場所
寄せては返す波よ暦よ
行ってきなさいお帰りなさい
船の梯子が今を繋げば
波止場の唄が響く

あと「祖父母」もいい。
「やたらと甘ったるい肉じゃがの味」「手をとって教えてくれた魚の名前、釣りの仕掛け」など詞が泣かせます。

式根ファンなら是非、一度聴いてみてください。

夏一1stフルアルバム「島想う」ダイジェスト(波止場の唄は10曲目)


夏一様、「波止場の唄」のフルをYoutubeにアップして欲しいなぁ~~~
ってCD買えってか?(^^)


<2013/11月>

夏一さんの「島想い詩」の動画が公開されたようなのでご紹介。
式根島の紹介動画としても見ていただきたい。




5月に一度紹介させていただいたのですが
新曲が出るそうで予告動画がアップされてました。
島の出身なので応援したい気持ちはあれ、前回の曲はおじさんには少しだったのですが
今回はどっぷり島気分の作品のようです。

詩の比較をしてみると

前作「夏」夏一
潮風が運ぶ揺るがない絆 陽炎に揺れる想い出・・・・・・

今作「島想い詩」夏一
海岸線の潮の香り 畑道の肥料の匂い 小鳥の小道・・・・

肥料の匂いってすっごくいい歌詞だなぁと思うですよ。
あのおばあたちが畑にいる光景が浮かんで、
臭いなんて思わないで、おばあたちが作った野菜の美味しさが浮かびます。
式根島の風景もたくさん出てくるようなので
おじさんにも今回は期待できそうです。



<2013/5/14>

式根島のSHINYAさんにポスターが貼ってあったので
その存在はなんとなく知っていたのですが、思い出してググってみました。

<夏一>

東京諸島式根島で生まれて今は東京に揉まれながら戦っています

2012年1月18日に全国発売された
デビュー1stマキシシングル「でぃじなむん」

かっこう良くなくても沁みればいい!!
をモットーに歌っている。

とのこと。
式根島出身なら応援したいとこです。



夏一公式サイト

おじさんには、もう少しじんわり来る系の歌を期待したいなぁと、
「おかえり・式根島」とかってタイトルで作ってくれないかな。(^^)

百景125/塩釜様

2014-05-11 10:28:33 | 百景


釣り具店の宮房商店さんの右側の細い道を釜の下キャンプ場へ向かう途中に案内板があります。
神秘的というか霊エネルギーを感じる場所です。



祠(ほこら)をアップにするとこんな感じ。
中のご神体は不動明王の後背の迦楼羅焔(かるらえん)のような形をしています。

で、観光協会でいただいた「僕が作った昔話・伝説マップ」(2012年3月作成 西村諒/式根中)より塩釜様を転載させていただきます。

[塩釜様]
江戸の昔、新島で年貢の塩づくりをしていた人たちが式根島に移り住んだころの話です。塩釜36人衆と呼ばれた人たちが、式根島で塩づくりをはじめました。年貢として塩俵を船で運んで江戸についたときのこと、決められた数より一俵足りず、役人からおとがめを受けました。島の人たちから船頭新八朗が疑われました。辛く苦しい日々を過ごした新八朗は、煮えたぎる塩釜に飛び込み無実を訴えたそうです。


なるほど。
菅原道真の怒りを鎮めるために祀った天満宮と同系ですね。
この話を聞いてからだと夜は遠慮したいです。

ササヨの呪い

2014-05-10 12:24:20 | キャンプ・その他
ササヨとはイスズミの伊豆七島での呼び名です。
形はややメジナに似ていますが、色や顔が違います。

で、釣果としての価値は
メジナ100に対して、ササヨ10くらい。
匂いが強くてあまり食べることはありません。
(八丈島では食べるそうですが)



2013夏に大型魚を釣って(写真上・約45cm)「メジナ!」と大喜びした後に
どん底に落ちた私でしたので2度と同じ事は繰り返すまいと
灰色はササヨだ!と肝に銘じておりました。

今回(2014GW)、モリで突いたのが茶色な大型魚(写真下・約55cm)
これはメジナの色違いに違いないと勝手に思い込んで
またまたどん底に落とされました。

2度あることは3度ある。
そのためにササヨとメジナの違いをしっかりと頭に叩き込まねばと
誓った2014GWでした。

ちなみに、このササヨは見知らぬキャンパーがもらってくれて
食べたようでしたが味の感想は聞けずじまいでした。


PS.ちなみに下が今回釣った40cmのメジナ。並べると分かるんだけどねぇ。


ごえん地蔵

2014-05-09 20:43:31 | キャンプ・その他


大浦キャンプ場の奥の高いとこに、いらっしゃいます。
合掌してる手の間に5円玉を挟んでらっしゃって
お顔から察すると地蔵菩薩様かと思われたので
勝手に「ごえん(ご縁)地蔵」と名づけました。
キャンプ場や海を見下ろしながら、
キャンパーや海水浴客に良きご縁あるようにと
祈ってらっしゃるのでしょう。

誰が、いつ、何のために建立したのか・・・・・・
絶対に私に聞かないでください。(^^)

夏まで元気でいていただけるとうれしいなぁ。と。

(以下は2012/8/16に追記)

わくわくしながら建立されていた場所に行ってみると
いらっしゃいました。
式根島キャンパーのやさしさというか・・・・・・・
誰も捨てる勇気ないですよね~(^^)

で、私が島を出る頃にはこんなお姿になられていました。
変化(へんげ)するごえん地蔵菩薩様。




次回の変化は、来年のGWだという噂。

(以下は2013/1/5に追記)

黄金伝説の番組が始まって13分頃にローラの後ろにチラっと画面に。(^^)
GWにノミを入れに参りまする。


(以下は2013/5/8に追記)

GWに参拝に行ってみるとキャンプ場の最も高い位置にいらっしゃいました。
式根島のやさしいキャンパー達のお蔭です。
ずいぶんと丸い頭になられて、1年前に比べるとお地蔵さんっぽく
なられています。

夏には眉も整い、お口には笑みがこぼれてらっしゃるでしょう。
・・・・・・・ノミを買わねば。



(以下は2014/5/9に追記)

もう誰も撤去できない状態になっておりますごえん地蔵様(^^)
以下がこれまでの変化(へんげ)の変遷です。



トーテムポール状態だった2012GW
流木の断面を残していた2012夏
地蔵様というより可愛い妖怪の2013GW
地蔵顔に近づくが目を入れて不気味な2013夏
サンドペーパーでツルツル肌の2014GW

次回はもう少し丸顔に変化していただくために頑張ります。