普段は閉まっている事が多いので、何の建物なんだろうと
私もしばらくは思ってました。
場所は憩いの家の手前。
1年くらい前に図書館だよと聞いて、ネットで調べたら
「のぞみ文庫」という名前の大人のための絵本図書館だそうです。
内田望さんという方が、大好きな式根島に大人がゆっくり絵本を楽しめる
場所を作りたいとのことで数年前にオープンさせたそう。
ステキですねぇ。
そして、この建物は佐藤オオキさんという著名な方が設計されたとのこと。
閉まってても気になったのはやはり設計デザインの良さなのでしょう。
ということで、式根島に行った際に是非立ち寄りましょうと
言いたいとこですが
実は、内田さんは3年前にお亡くなりになってしまい
今ではご家族の方が、たまに訪れて開けてらっしゃるそうです。
建物前の花壇も手入れされてました。
私も今回初めて開いてるのを見ました。
残念ながらお留守だったので外側だけ見せていただきましたが
自分の好きな場所に夢の場所を持つのは、
ほんとステキなことだなぁと。
<2014年5月>
普段は閉まっているのぞみ文庫ですが、GW中にご家族が訪れて花壇の手入れなどされると聞いてお邪魔しました。
初めて中に入れていただき、お話をうかがう中で上の写真の紙を見せていただきました。
内田望さんの図書館オープンへの思いが詰まった文章でした。
ブログに掲載していいと了解を得ましたので、内容は以下。
25歳の時、式根島に来ました。
「ここだ!」心がそう言いました。
「ここで何をしよう?」
「そうだ!!図書館をやろう」それは用意していたかのように、
ある日突然決まりました。
名前は「のぞみ文庫」
私を支え、育ててくれた大切な本達。
あまりに本が氾濫しているため、子供時代に読み過ごされてきた本達。
そんな本に「ここで出会って欲しい」。
そんな気持ちでOPENします。
皆さんを迎える本の大半は、
図書館や家庭にあった古い本です。
ここで、一緒にのんびりした時間を過ごして下さい。
そして、自分がこの世の中に「たった1つの存在」であること、
そして、神様から愛されている」ことを
思い出して下さい。
-この世に生まれたことを感謝して-
2004 Nozomi Uchida
同じ式根島ファンとして、お亡くなりになったことが本当に残念です。