今回は、4月26日(金)の夜出発で、5月5日(日)に帰る9泊10日のロングステイ。
GWと云えども、間の平日3日間の休みを取るのは簡単ではなく、当日の夕方までは休めるのか不安で、ストレスMAXの状態でした。
4月26日(金)
普段のおこないの良さか、大浦の地蔵菩薩の御加護か、なんとか竹芝桟橋に付いたのが22時過ぎ。すると目の前にものすごい列が・・・・・
いつもの八丈島行きの列でした。(^^)
今回は、昨年末の黄金伝説、先月から始まったドラマの影響で、大幅に式根島への来島者が増えるのではと思っていたので、普段と変わらぬ式根島行きの列人数を見た時は、ホッとしたと同時に少しガッカリしました。混むのは嫌だが、島の経済の方が大事ですからネ。
無事にネット予約していたチケットを受け取り、列に並ぶとまもなく乗船が始まりました。
今回はきっかり2ヶ月前に予約したにもかかわらず椅子席だったので、迷うことなく甲板に。
少し肌寒いので、コインシャワーは使わずに、お酒を飲みながら夜景を見てるとウトウトと。
ほんと最近、夜に弱い。 はい、歳です(^^)
ちなみに、左から和室、椅子席、席無しさんの通路寝です。
見かけは悪いが他人に気遣いせずに寝られる通路が意外と一番いいかも。
4月27日(土)
早く寝ると起きるのも早い。 はいはい、歳です(^^)
5時くらいに起きて、大島と対面します。
トイレのついでに甲板の西側に行ってみると、富士山がかすんで見えました。
ま、位置的に見えるのは当然なんですが、天候良くて見えると得した気分になるもんですな。
縁起がいいねと思った途端、利島過ぎから大きなうねり。
トイレに入ると獣たちが吠えてます。それを聞いてると、私もつい吠えそうになりました。
過去、船酔いになった記憶なんか無いんですけどね。
それほど揺れは強かった。今思えば、これが今回のキャンプの災難の前触れだったかな。
少し歩いて気を紛らわそうと船内を巡っていると、KOBさん発見。
今回は全く日程が一緒な先輩キャンパーさんです。
新島を過ぎると下船口辺りに、式根島で下りる人々が集まり出しますが、去年はあった殺気がない。
民宿に泊まる人は焦らなくていいんですが、キャンプの場合は場所取りのために、和やかな会話の中にも熱いバトルがあるのです。
それが無いということは、空いてる?いい場所取れそう?という期待が膨らみました。
結果的には、KOBさんを迎えに来ていた、TQさんの車に乗っけてもらえたので、場所取りは上手く行きました。
なにせ9日間過ごすのですから、いい場所を確保しないとね。
ちなみに大浦のキャンプ場は、管理棟前のメインストリートを真っ直ぐ行って、海側に下るとダウンタウン、山側に上るとヒルズと呼ばれるエリアになります。って、通称だけど。(^^)
ダウンタウンは、平地なので大人数向きで、林もあるので雨風に強いエリア。
対してヒルズは眺望抜群ながら、雨風日光に悩まされるエリアとなっています。
私はヒルズ側に陣取ります。前は最上部の場所を好んで使ってたのですが、酔った夜道に急坂は危険と最近は断念しています。ちなみに、最上部は外人さんが好きですね。何故か。
場所決めをして、届いていた荷物を運びます。
年々と増殖していく荷物。
初回の「シンプル・キャンプ」のコンセプトは、どこに行ったのか(^^)
次回は・・・・・・・少しだけ増やしていいですか?って誰に聞いてるんだか。
今回の寝室・リビング、そして目に前に広がる庭です(^^)
キャンプのセットアップが完了したら、島の中心部へ買い出しへ。
いつもはOYで買っていたのですが、今回はMTへ行ってみました。
買う物は、ビールと野菜、卵、わずかな豚肉。非常食としてカップ麺を買っておきました。
で、キャンプに戻って昼食です。
ご飯を炊いて、茄子の即席漬けと簡単な野菜炒めと卵かけご飯。
久し振りの大浦の海を見ながらの食事。眺望がメインディッシュです。
今回のキャンプのテーマは、「釣り」でした。
これまでもやってはいたのですが、釣れたらいいや程度だったので、本格的に始めて見ようかと、タモ網も買っちゃいましたし(^^)
で、夕方から釣り始め、少し夜釣りも頑張った釣果は、鯖2匹。
道具を揃えても釣果は変わりません・・・・・・・タモ網の出番無しです。
でも、釣れると嬉しいので、いそいそとキャンプに帰りますと大浦は暴風状態。
鯖をさばいて、塩をまぶして、干し網の中へ。
さぁ、夕飯と火をおこそうとしますが、風で着火材も役に立ちません。
調理をするより、風で軋むテントの面倒が先決と、昼間買ったカップ麺にお昼に沸かしたお湯を入れ、冷やご飯と一緒に食べました。
とてもオープニング用のスパークリングワインを開ける気にならぬ寒さ。
今回のGWの式根島の夜は、例年以上に寒かった。
寝袋に入っても少し寝付けないくらいの状態でした。
私の安テントがすきま風が入る構造だったこともありますが。
4月28日(日)
朝には風も止み、清々しい朝ですが、やっぱり少し冷えます。
薄目のダウンを持ってくるべきだったと後悔。
しかし、晴れてくれれば徐々に気温は上がってきます。
いつものようにご飯を炊く朝の日課。
KOBさんが、入れ立てのコーヒーを差し入れてくれます。
このコーヒーは最終日まで、毎朝、ご馳走になってしまいました。感謝、感謝です。
ちなみに、9日間過ごしたテント横のチェアから見える景色がこれ。楽園です。
炊けたご飯に、昨日釣った鯖の一夜干し。
他におかずはいらないと思っていたのが大間違い。
昨夏に釣った鯖を七輪で焼いた時は、脂がジュウジュウと炭の上に滴ったのですが、今回の鯖は単に・・・・・・・焼き乾いていくのみ。
パッサパサです。美味しくないこと、この上ない。
季節によってこれほど脂の乗り方が違うのかと、今更ながら学びます。
とりあえず食べましたが、残った1.5匹の扱いに悩み始めました。
もっと塩を強くすればなんとかなる。と気持ちを切り替えて悩みは脱出。
食事後、ゆっくりと海を見ながら過ごしていると、TQさんがお子さん連れてキャンプ場に到着。島に住んでいながらキャンプは初めてとのこと。
ま、住んでれば必要ない。といいつつも、海を見下ろす場所で寝起きするのは、別ですからね。
お昼はお決まりのカレー作り。
馴染みの民宿のおばちゃんから頂いた新玉葱たっぷりの野菜カレーです。
去年まではサラダとか作ったんだけどなぁ・・・・手抜き気味。
ご飯を食べた後は、ぐっすり昼寝。
そして、お地蔵様を鉈で変化させてました。
木槌の音が木魚の音色に聞こえたのは私だけでしょう。
周りのキャンパーさんには迷惑だったかな。
50過ぎのオッサンが仏像彫ってると文句言いにくいでしょうが(^^)
すいませんねぇ。
夜はTQさん親子を交えた宴会でした。
普段食べない貝を食べさせられましたが(^^)、意外と美味しかったです。
4月29日(月祝)
この辺りの記憶が既に欠落しております。
まだ天気は良かったのかな。
午前中は仏師の真似事をして、午後からは足付温泉近くに泳ぎに行きました。
ウエットスーツを着るので水温は気になりませんが、例年よりやや低めだった模様。
魚の姿は、ボラくらいしか見えませんでした。
夜は・・・・・・早めに寝たっけ。
4月30日(火)
たしか天気が悪かった記憶です。
雨は降らないけど肌寒い曇り空。
世の中的には平日です。私の働いてる会社も営業日です。
休みをもらってはいるけれど、なんとなく気持ちがざわ付きます。
だからというわけではないけど、温泉のはしごをしました。
大浦から歩いて、憩いの湯の横にある階段を下りて、足付温泉を右に折れて
地元の方が岩場を整えて作った秘湯の舟入湯(ふなりっとう)へ。
ここは潮の満ち引き加減で岩場の一部が湯船になるという、まさに自然温泉。
お湯はぬるかったけど、本当に最高です。
下の写真の真ん中が湯船で、右が源泉、左が海。
そこから足付温泉に戻り、雅湯へ向かう途中にすれ違ったカップルさんに、舟入湯を紹介してあげました。
雅湯で熱めのお湯に浸かり、岩場に寝ころび、ゆったりしてると、目の前の岩に見覚えが。
歌川国芳の「みかけハこハゐがとんだいゝ人だ」ではありませんか。
って私だけでしょうけど、そんなこと思うのは。
しばらくしてさっきのカップルさんが戻って来ました。
第一声が「もぉ最高でした!」。これだからお節介はやめられぬ。(^^)
そして仕上げは、憩いの湯(200円)。
3ヵ所巡ると満足度高いですね。(足付に入ると4カ所なんですが、この時は入ってません)
サッパリしてキャンプ場へ戻りました。
夜は、その日から島入りした、常連キャンパーのT&Mさんのとこにお邪魔して、美味しい日本酒をいただきました。
ビールを飲む気にならない気温だったことは記憶にあります。
あ、・・・・・・鯖は・・・・塩抜きして・・・・猫に進呈。(^^)
5月1日(水)
この日は雨が降ったような記憶が。
夕方から釣りに行ったから、午前中だけの雨だったかな。
ブルーシートで雨対策の屋根を装備するようになってからは、あまり雨を苦にしなくなりました。
だから記憶が薄いのかな。
今回は、カゴ釣りというものを初めてチャレンジしたのですが、同じく野伏港で釣っていた大浦キャンプの釣り名人のKOSさんが、余りに私の素人振りを可哀想に思ったのか、レクチャー役をかって出てくれました。
投げ方、タナの取り方、潮の読み方など、一つ一つの事に理があって、釣りって深いなと。
KOSさんは、大きいメジナを3枚。私は坊主。まだまだ、これから。
5月2日(木)
前日に買った釣り餌が残っていたので、4時半起きで野伏港へ釣りに行く。
徐々に投げる距離も安定して来るものの、坊主。
私の使っているリールが小さくて、糸を少ししか巻いておけないので、沖までウキを流せないのが致命傷とKOSさんに昨日指摘はされたものの、島で買うわけにもいかないので頑張るしかない。
お昼にパスタを食べて、午後は洗髪のために温泉へ。帰りにパンを買って帰りました。
戻って、何気に財布の中を見ると万札が1枚少ない。どっかで落としたらしい。
余りお金を持って行ってなかったので、テンション急降下。
たかが1万で、せっかくの気分を落としてはならぬと、自分を励ますが、神は無情にも風と雨を運んで来やがった。
こうなったら食うしかないと、買っておいた豚バラ肉と玉葱を取り出して、塩コショーで炒めて赤ワイン飲みながら食べたら、満腹は悩みを忘れさせてくれるもので、なんとか復活して就寝できました。
5月3日(金)
そういえば、式根島に来て、まだ1度しか海に入ってませんでした。
目の前に広がる大浦の海にもまだ。
ということで、キッチキチのウエットスーツを着て、新調したフィンを使って泳ぎました。
ほんとに魚が見えません。
夏の1割くらいでしょうか。
春は少ないらしいけど、ここまでとは。
と、軽く釣りの不調の言い訳を(^^)
で、午後から釣りに行きましたが連敗継続。
あまりこれを書くと釣り客が減りそうなので詳しくは語りませぬ。
夜は、TOMさん、FUNさんの仕切りで、釣り師匠KOSさん、この日にキャンプ場入りしたMNちゃん、島のNちゃん、BABさん、途中参加のKOBさんで宴会を。
ものすごい風の中でしたが、皆さんキャンプ慣れしてて、美味しいものが並びます。
ほんと御馳走様でした。
5月4日(土)
明日の朝が帰京の乗船日なので、島で楽しめるのも今日一日。
ブログ(百景)の写真も古くなっているものもあるので、午前中は散歩に出かけます。
大浦から島の中心地、小浜港から養殖場、てんぐ街道で島の中心に戻ってきました。
日差しは強いけど、心地よい散歩時間でした。
キャンプをしてから歩いて島をまわることが少なくなったのを反省。
いくつか写真を撮ったので、百景の写真を差し替えようと思います。
キャンプに戻ると馴染みの民宿のお姉さんが昼食を差し入れに来てくれました。
ほんと、毎回美味しいものをありがとうございます。
午後の釣りの話は、・・・・・・・省略しときますね。(^^)
夜まで釣ると夕焼けが見れないので、とぼとぼと帰り道。
途中の泊海水浴場を通り過ぎる時に見た景色がこれ。
波の無い海面に赤い光の筋が・・・・仏様は、ちゃんと見てくださってるんだと合掌。
しかし・・・・キャンプ場に戻ると暴風雨で屋根のシートが外れて悲惨な状態に。
おぃ、仏。(^^)
風は強いが空模様から雨はないなとシートを片づけます。
ほんと今回は風に悩まされました。
夜は昨夜のメンバーから、この日帰ったTOMさん、FUNさんを除いたメンバーでの宴会。
ご馳走になってばかりではと、唐揚げ粉でジャガイモを揚げて、一品加えさせてもらいましたが、大半はご馳走になってしまったので、次回はお返しをせねば。
宴会終わって、KOBさんのテント前での焚き火タイム。
炎は人を素直にさせてくれるからいいですね。
ギシギシ鳴ってるテントの中でも、即就寝できました。
5月5日(日)
さて、9日間の島暮らしも本日で終了。
朝5時に起きて、サンドイッチを食べながら、ゆっくり帰り支度。
10時半の船なので、5時間半もあります。
楽勝です。・・・・の筈でしたが、腕時計を付けないと決めた今回のキャンプ。
その事がここに来て裏目に出ます。
MTで島海苔弁当を、IMで揚げパンを買って、野伏港に着くためには、キャンプ場を9時半に出発しなければなりません。
片づけが8割終わったと思った時に、携帯で時間を見ると9時半でした。
買い物をする余裕などなく、船に乗り遅れる可能性もある時刻です。
見かねたKOBさんも手伝ってくれます。
焦れば焦るほど荷物が上手く収納できません。
予定より手荷物が一つ多くなってしまいながらも準備が完了したのが、10時5分。
船に遅れる心配はなくなりましたが、ゆっくり歩く余裕などありません。
うらめしい程の晴天の下、汗かきながら野伏港に到着したのが10時20分。
弁当もお菓子も買えずの乗船となりました。
船に乗って、甲板で式根島に別れを告げてから、コインシャワーで無精ひげを落とします。
島海苔弁当だった筈がカップ麺、揚げパンの筈が自販機のあんパンになってしまいましたが、無事に帰れるのが一番。
欲を出すとバチが当たると、2等和室でぐっすり寝たのでした。
目が覚めてからの事は、蛇足なので省略しますね。
お世話になった皆様、ありがとうございました。
GWと云えども、間の平日3日間の休みを取るのは簡単ではなく、当日の夕方までは休めるのか不安で、ストレスMAXの状態でした。
4月26日(金)
普段のおこないの良さか、大浦の地蔵菩薩の御加護か、なんとか竹芝桟橋に付いたのが22時過ぎ。すると目の前にものすごい列が・・・・・
いつもの八丈島行きの列でした。(^^)
今回は、昨年末の黄金伝説、先月から始まったドラマの影響で、大幅に式根島への来島者が増えるのではと思っていたので、普段と変わらぬ式根島行きの列人数を見た時は、ホッとしたと同時に少しガッカリしました。混むのは嫌だが、島の経済の方が大事ですからネ。
無事にネット予約していたチケットを受け取り、列に並ぶとまもなく乗船が始まりました。
今回はきっかり2ヶ月前に予約したにもかかわらず椅子席だったので、迷うことなく甲板に。
少し肌寒いので、コインシャワーは使わずに、お酒を飲みながら夜景を見てるとウトウトと。
ほんと最近、夜に弱い。 はい、歳です(^^)
ちなみに、左から和室、椅子席、席無しさんの通路寝です。
見かけは悪いが他人に気遣いせずに寝られる通路が意外と一番いいかも。
4月27日(土)
早く寝ると起きるのも早い。 はいはい、歳です(^^)
5時くらいに起きて、大島と対面します。
トイレのついでに甲板の西側に行ってみると、富士山がかすんで見えました。
ま、位置的に見えるのは当然なんですが、天候良くて見えると得した気分になるもんですな。
縁起がいいねと思った途端、利島過ぎから大きなうねり。
トイレに入ると獣たちが吠えてます。それを聞いてると、私もつい吠えそうになりました。
過去、船酔いになった記憶なんか無いんですけどね。
それほど揺れは強かった。今思えば、これが今回のキャンプの災難の前触れだったかな。
少し歩いて気を紛らわそうと船内を巡っていると、KOBさん発見。
今回は全く日程が一緒な先輩キャンパーさんです。
新島を過ぎると下船口辺りに、式根島で下りる人々が集まり出しますが、去年はあった殺気がない。
民宿に泊まる人は焦らなくていいんですが、キャンプの場合は場所取りのために、和やかな会話の中にも熱いバトルがあるのです。
それが無いということは、空いてる?いい場所取れそう?という期待が膨らみました。
結果的には、KOBさんを迎えに来ていた、TQさんの車に乗っけてもらえたので、場所取りは上手く行きました。
なにせ9日間過ごすのですから、いい場所を確保しないとね。
ちなみに大浦のキャンプ場は、管理棟前のメインストリートを真っ直ぐ行って、海側に下るとダウンタウン、山側に上るとヒルズと呼ばれるエリアになります。って、通称だけど。(^^)
ダウンタウンは、平地なので大人数向きで、林もあるので雨風に強いエリア。
対してヒルズは眺望抜群ながら、雨風日光に悩まされるエリアとなっています。
私はヒルズ側に陣取ります。前は最上部の場所を好んで使ってたのですが、酔った夜道に急坂は危険と最近は断念しています。ちなみに、最上部は外人さんが好きですね。何故か。
場所決めをして、届いていた荷物を運びます。
年々と増殖していく荷物。
初回の「シンプル・キャンプ」のコンセプトは、どこに行ったのか(^^)
次回は・・・・・・・少しだけ増やしていいですか?って誰に聞いてるんだか。
今回の寝室・リビング、そして目に前に広がる庭です(^^)
キャンプのセットアップが完了したら、島の中心部へ買い出しへ。
いつもはOYで買っていたのですが、今回はMTへ行ってみました。
買う物は、ビールと野菜、卵、わずかな豚肉。非常食としてカップ麺を買っておきました。
で、キャンプに戻って昼食です。
ご飯を炊いて、茄子の即席漬けと簡単な野菜炒めと卵かけご飯。
久し振りの大浦の海を見ながらの食事。眺望がメインディッシュです。
今回のキャンプのテーマは、「釣り」でした。
これまでもやってはいたのですが、釣れたらいいや程度だったので、本格的に始めて見ようかと、タモ網も買っちゃいましたし(^^)
で、夕方から釣り始め、少し夜釣りも頑張った釣果は、鯖2匹。
道具を揃えても釣果は変わりません・・・・・・・タモ網の出番無しです。
でも、釣れると嬉しいので、いそいそとキャンプに帰りますと大浦は暴風状態。
鯖をさばいて、塩をまぶして、干し網の中へ。
さぁ、夕飯と火をおこそうとしますが、風で着火材も役に立ちません。
調理をするより、風で軋むテントの面倒が先決と、昼間買ったカップ麺にお昼に沸かしたお湯を入れ、冷やご飯と一緒に食べました。
とてもオープニング用のスパークリングワインを開ける気にならぬ寒さ。
今回のGWの式根島の夜は、例年以上に寒かった。
寝袋に入っても少し寝付けないくらいの状態でした。
私の安テントがすきま風が入る構造だったこともありますが。
4月28日(日)
朝には風も止み、清々しい朝ですが、やっぱり少し冷えます。
薄目のダウンを持ってくるべきだったと後悔。
しかし、晴れてくれれば徐々に気温は上がってきます。
いつものようにご飯を炊く朝の日課。
KOBさんが、入れ立てのコーヒーを差し入れてくれます。
このコーヒーは最終日まで、毎朝、ご馳走になってしまいました。感謝、感謝です。
ちなみに、9日間過ごしたテント横のチェアから見える景色がこれ。楽園です。
炊けたご飯に、昨日釣った鯖の一夜干し。
他におかずはいらないと思っていたのが大間違い。
昨夏に釣った鯖を七輪で焼いた時は、脂がジュウジュウと炭の上に滴ったのですが、今回の鯖は単に・・・・・・・焼き乾いていくのみ。
パッサパサです。美味しくないこと、この上ない。
季節によってこれほど脂の乗り方が違うのかと、今更ながら学びます。
とりあえず食べましたが、残った1.5匹の扱いに悩み始めました。
もっと塩を強くすればなんとかなる。と気持ちを切り替えて悩みは脱出。
食事後、ゆっくりと海を見ながら過ごしていると、TQさんがお子さん連れてキャンプ場に到着。島に住んでいながらキャンプは初めてとのこと。
ま、住んでれば必要ない。といいつつも、海を見下ろす場所で寝起きするのは、別ですからね。
お昼はお決まりのカレー作り。
馴染みの民宿のおばちゃんから頂いた新玉葱たっぷりの野菜カレーです。
去年まではサラダとか作ったんだけどなぁ・・・・手抜き気味。
ご飯を食べた後は、ぐっすり昼寝。
そして、お地蔵様を鉈で変化させてました。
木槌の音が木魚の音色に聞こえたのは私だけでしょう。
周りのキャンパーさんには迷惑だったかな。
50過ぎのオッサンが仏像彫ってると文句言いにくいでしょうが(^^)
すいませんねぇ。
夜はTQさん親子を交えた宴会でした。
普段食べない貝を食べさせられましたが(^^)、意外と美味しかったです。
4月29日(月祝)
この辺りの記憶が既に欠落しております。
まだ天気は良かったのかな。
午前中は仏師の真似事をして、午後からは足付温泉近くに泳ぎに行きました。
ウエットスーツを着るので水温は気になりませんが、例年よりやや低めだった模様。
魚の姿は、ボラくらいしか見えませんでした。
夜は・・・・・・早めに寝たっけ。
4月30日(火)
たしか天気が悪かった記憶です。
雨は降らないけど肌寒い曇り空。
世の中的には平日です。私の働いてる会社も営業日です。
休みをもらってはいるけれど、なんとなく気持ちがざわ付きます。
だからというわけではないけど、温泉のはしごをしました。
大浦から歩いて、憩いの湯の横にある階段を下りて、足付温泉を右に折れて
地元の方が岩場を整えて作った秘湯の舟入湯(ふなりっとう)へ。
ここは潮の満ち引き加減で岩場の一部が湯船になるという、まさに自然温泉。
お湯はぬるかったけど、本当に最高です。
下の写真の真ん中が湯船で、右が源泉、左が海。
そこから足付温泉に戻り、雅湯へ向かう途中にすれ違ったカップルさんに、舟入湯を紹介してあげました。
雅湯で熱めのお湯に浸かり、岩場に寝ころび、ゆったりしてると、目の前の岩に見覚えが。
歌川国芳の「みかけハこハゐがとんだいゝ人だ」ではありませんか。
って私だけでしょうけど、そんなこと思うのは。
しばらくしてさっきのカップルさんが戻って来ました。
第一声が「もぉ最高でした!」。これだからお節介はやめられぬ。(^^)
そして仕上げは、憩いの湯(200円)。
3ヵ所巡ると満足度高いですね。(足付に入ると4カ所なんですが、この時は入ってません)
サッパリしてキャンプ場へ戻りました。
夜は、その日から島入りした、常連キャンパーのT&Mさんのとこにお邪魔して、美味しい日本酒をいただきました。
ビールを飲む気にならない気温だったことは記憶にあります。
あ、・・・・・・鯖は・・・・塩抜きして・・・・猫に進呈。(^^)
5月1日(水)
この日は雨が降ったような記憶が。
夕方から釣りに行ったから、午前中だけの雨だったかな。
ブルーシートで雨対策の屋根を装備するようになってからは、あまり雨を苦にしなくなりました。
だから記憶が薄いのかな。
今回は、カゴ釣りというものを初めてチャレンジしたのですが、同じく野伏港で釣っていた大浦キャンプの釣り名人のKOSさんが、余りに私の素人振りを可哀想に思ったのか、レクチャー役をかって出てくれました。
投げ方、タナの取り方、潮の読み方など、一つ一つの事に理があって、釣りって深いなと。
KOSさんは、大きいメジナを3枚。私は坊主。まだまだ、これから。
5月2日(木)
前日に買った釣り餌が残っていたので、4時半起きで野伏港へ釣りに行く。
徐々に投げる距離も安定して来るものの、坊主。
私の使っているリールが小さくて、糸を少ししか巻いておけないので、沖までウキを流せないのが致命傷とKOSさんに昨日指摘はされたものの、島で買うわけにもいかないので頑張るしかない。
お昼にパスタを食べて、午後は洗髪のために温泉へ。帰りにパンを買って帰りました。
戻って、何気に財布の中を見ると万札が1枚少ない。どっかで落としたらしい。
余りお金を持って行ってなかったので、テンション急降下。
たかが1万で、せっかくの気分を落としてはならぬと、自分を励ますが、神は無情にも風と雨を運んで来やがった。
こうなったら食うしかないと、買っておいた豚バラ肉と玉葱を取り出して、塩コショーで炒めて赤ワイン飲みながら食べたら、満腹は悩みを忘れさせてくれるもので、なんとか復活して就寝できました。
5月3日(金)
そういえば、式根島に来て、まだ1度しか海に入ってませんでした。
目の前に広がる大浦の海にもまだ。
ということで、キッチキチのウエットスーツを着て、新調したフィンを使って泳ぎました。
ほんとに魚が見えません。
夏の1割くらいでしょうか。
春は少ないらしいけど、ここまでとは。
と、軽く釣りの不調の言い訳を(^^)
で、午後から釣りに行きましたが連敗継続。
あまりこれを書くと釣り客が減りそうなので詳しくは語りませぬ。
夜は、TOMさん、FUNさんの仕切りで、釣り師匠KOSさん、この日にキャンプ場入りしたMNちゃん、島のNちゃん、BABさん、途中参加のKOBさんで宴会を。
ものすごい風の中でしたが、皆さんキャンプ慣れしてて、美味しいものが並びます。
ほんと御馳走様でした。
5月4日(土)
明日の朝が帰京の乗船日なので、島で楽しめるのも今日一日。
ブログ(百景)の写真も古くなっているものもあるので、午前中は散歩に出かけます。
大浦から島の中心地、小浜港から養殖場、てんぐ街道で島の中心に戻ってきました。
日差しは強いけど、心地よい散歩時間でした。
キャンプをしてから歩いて島をまわることが少なくなったのを反省。
いくつか写真を撮ったので、百景の写真を差し替えようと思います。
キャンプに戻ると馴染みの民宿のお姉さんが昼食を差し入れに来てくれました。
ほんと、毎回美味しいものをありがとうございます。
午後の釣りの話は、・・・・・・・省略しときますね。(^^)
夜まで釣ると夕焼けが見れないので、とぼとぼと帰り道。
途中の泊海水浴場を通り過ぎる時に見た景色がこれ。
波の無い海面に赤い光の筋が・・・・仏様は、ちゃんと見てくださってるんだと合掌。
しかし・・・・キャンプ場に戻ると暴風雨で屋根のシートが外れて悲惨な状態に。
おぃ、仏。(^^)
風は強いが空模様から雨はないなとシートを片づけます。
ほんと今回は風に悩まされました。
夜は昨夜のメンバーから、この日帰ったTOMさん、FUNさんを除いたメンバーでの宴会。
ご馳走になってばかりではと、唐揚げ粉でジャガイモを揚げて、一品加えさせてもらいましたが、大半はご馳走になってしまったので、次回はお返しをせねば。
宴会終わって、KOBさんのテント前での焚き火タイム。
炎は人を素直にさせてくれるからいいですね。
ギシギシ鳴ってるテントの中でも、即就寝できました。
5月5日(日)
さて、9日間の島暮らしも本日で終了。
朝5時に起きて、サンドイッチを食べながら、ゆっくり帰り支度。
10時半の船なので、5時間半もあります。
楽勝です。・・・・の筈でしたが、腕時計を付けないと決めた今回のキャンプ。
その事がここに来て裏目に出ます。
MTで島海苔弁当を、IMで揚げパンを買って、野伏港に着くためには、キャンプ場を9時半に出発しなければなりません。
片づけが8割終わったと思った時に、携帯で時間を見ると9時半でした。
買い物をする余裕などなく、船に乗り遅れる可能性もある時刻です。
見かねたKOBさんも手伝ってくれます。
焦れば焦るほど荷物が上手く収納できません。
予定より手荷物が一つ多くなってしまいながらも準備が完了したのが、10時5分。
船に遅れる心配はなくなりましたが、ゆっくり歩く余裕などありません。
うらめしい程の晴天の下、汗かきながら野伏港に到着したのが10時20分。
弁当もお菓子も買えずの乗船となりました。
船に乗って、甲板で式根島に別れを告げてから、コインシャワーで無精ひげを落とします。
島海苔弁当だった筈がカップ麺、揚げパンの筈が自販機のあんパンになってしまいましたが、無事に帰れるのが一番。
欲を出すとバチが当たると、2等和室でぐっすり寝たのでした。
目が覚めてからの事は、蛇足なので省略しますね。
お世話になった皆様、ありがとうございました。