ある女性整体師の日記

おかげさまで22周年!吉祥寺の「バキバキしない」まじめな整体院 きむらカイロプラクティック・吉祥寺

産後の体型戻し2

2009年07月18日 | Weblog

今朝6時に治療院の院長から、モーニングコール。
「ラジオ体操行くんでしょ?」
母子で近くの公園に行ってみたら、100人くらい参加者がいるのにビックリ。
果たして夏の終わりには、娘のラジオ体操参加カードにハンコがびっしりと押されているのか、見守ってみようと考える夏休み初日です。

さて、前回の「産後の体型戻し」の続きです。

たとえ自分のお母さんが太っていても、産後太らなかった方は確かにいますよね。
太りやすい遺伝子は確実にあると思いますが、そういう遺伝子を持つ家族に育てられた養子も太りやすい、という話もあるそうです。
つまり生活環境による要因がやっぱり大きい。
言わずと知れた過食、運動不足です。食べ過ぎている、もしくは食べている分を消費するほど動いていない。

ただ妊娠中はおっぱいや血液、羊水など必要なものの増加によって、体重が増えるので、肥満とは違うと思います。
が、やはり生活環境が大事なことに変わりはありません。
妊娠すると、体の中の水分が異常に増えるので、当然ムクムクのパンパン。
脂肪も妊娠時に必要で増えますが、脂肪の分は2kg増加くらいにしたほうがいいみたいです。
上記の妊娠出産に必要な分に赤ちゃんの体重をあわせて最終的に7~8kg増加。
これが妊娠中の体重増加の目安にされるわけですね。
なので、ストレスがたまらない程度にヘルシーな食事に気を付けることが大事です。
食べ過ぎたかな?と思ったら、妊娠前と同様、ちょっと多めに動く、もしくはその後の食事を減らしてください。

運動については、カロリーの消費という点以外に、とても大事なことがあります。
それは運動、特に歩行運動によって骨盤がしまる、ということです。
骨盤は妊娠中大きくなっていく胎児を入れておく外側の器。妊娠初期から関節をゆるみ易くするホルモンが分泌され、骨盤はいつも以上に広がりやすい状態です。
そのため、妊娠中に適切な歩行を続けると必要以上に骨盤が広がったり、ゆるんだりすることを防ぐことができます。ここが、産後に体型が戻りやすいか、否かの分かれ目の一つなのです。
どんな体操にも及ばない、最も安全で、生理的な、自分でできる骨盤締め運動、それが歩行!なのです。
歩行はお腹の中の胎児にも、また産後に向けて準備中のおっぱいにも良い影響を与えると私は思っています。
必要以上に太らないことも、骨盤が広がらないために大事です。
また、座りっぱなし、立ちっぱなし、寝てばっかり、も骨盤を緩ませます。臨月前に赤ちゃんが下へ落っこちてきてしまい、切迫早産など原因の一つになり得ると考えます。
特に医師から安静に、という指示がなければ、疲れない程度に毎日動いたほうがいい。くわえて、食生活を気をつければ、産後に体型を戻すのに苦労するほど太る理由がなくなりますよ。
骨盤は赤ちゃんが出てくるときだけバッと開いて、その後はガッと閉じるというのが理想ですから。

「産後の体型戻し」なのに、産前の話ばかりになってしまい、すみません。

最後に。
長女を産んだ助産院でお世話になっていた当時の話。今までで一件だけ、出産直前の病院搬送があったそうです。
助産院での出産を希望していたのにも関わらず、自然分娩がかなわなかったその方は、妊娠中、実家で三食昼寝付きのゴロゴロ生活だったそうです。
まだ産み月まで日にちがあったので、気をつけなきゃ、と肝に銘じた覚えがあります。ちなみに検診の日はその助産院まで自宅から歩いて片道1時間、往復2時間を汗だくで歩いていた私です。

あ、キーワードのもう一つ「母乳」についてが、足りませんでした。
次回に乞うご期待。

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1 コメント

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参考になりました! (gome)
2009-07-23 21:20:33
うーん、本当にためになるお話しでした!!
産後の歩行のみならず産前も歩くことが産後の体型戻し&安産につながるんですね。
最近は会社の往復で、それ以外はあまり意識して歩いていないのですが、体調がよいので少し歩く量を増やしたいと思います。

次回の「母乳」のお話しも楽しみにしてます♪
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