12:45 山梨県立考古博物館到着。
山梨県立美術館を出て車で30分でした。
駐車場に車を停めてテクテク、
山梨県立考古博物館でーす。
ウェルカム感がいいっ
天神堂遺跡第1礫群(れきぐん)
調理につかう焼いた石は熱いだろうし
調理につかう焼いた石は熱いだろうし
どうやって運んだのかな。
木製トングとか?
北杜市の丘の公園第2遺跡では複数の石器ブロック(石器が集中して出土する箇所)が確認されているらしい。
北杜市の丘の公園第2遺跡では複数の石器ブロック(石器が集中して出土する箇所)が確認されているらしい。
山梨県内ではあまり出土しない石材も多く見つかることから、
各地から人が集まるイベントがあったのでは、ということだ。
石がその時代の人々の交流を教えてくれるんだね。
旧石器時代は英語でthe Paleolithic Ageとあらわすのか。
寒い氷河期のこの時代を生きる人はどんな人生を送っていたのだろうか。
こういう3D地図は地形がわかるので理解しやすい!
館内にはこの3D地図がところどころ展示してあり、おさらいできて良いです。
樹上生活から地面に降り立った人間は
平地で水のあるところが住みやすく、集まってくるんだね。
立石遺跡(甲府市上向山町)の石器
立石遺跡(甲府市上向山町)の石器
丘の上14番ホール遺跡(北杜市高根町清里)
黒曜石の美しさ以上に
遺跡の名前が気になるよw
台型土器 酒呑場遺跡 北杜市長坂町
わたしの好きな台型土器ちゃん。
愛らしい目で見つめてくるの。
台付鉢型土器
その後ろのこの子もアヒルみたいで愛嬌がある顔立ちです。
小型土器
小型土器
今夜はこれで一杯やりたいわね。
右のアラジンのランプのような土器も素敵。
この滑車を模したデザインは言葉を失うよ!
道具として滑車を使っていたとしか考えられん。
花のつぼみか、食中植物か、はたまた生き物の口なのか?
指をひっかけるのか
突起にひっかけるのか
紐を通してからひっかけるのか…
穴の下で一度は割れているようにみえるし、ひっかけるしか想像できない。
フリル柄だ。
これは背びれか、貝のひもか
とにかく存在するもののモチーフである気がする。
八ヶ岳を中心とした中部高地は黒曜石の産地であり、八ヶ岳南麓に住んだ縄文人がこの良質な黒曜石の流通を担った、とある。
人が集まれば、ものや情報も集まり、文化が栄える。
わたしは新潟の火焔型土器に出会った時以上にこれらの土器を前にして感動している。
生きているもののストーリーさえ感じるモチーフ、そしてそのデザインの多様性は活発な交易によるもの、と考えると合点がいくわけで。
石鏃・石錐・石匙
石匙(ナイフ)の形状って指のあいだにはさむんだよね?
安全にものを切れ目を入れる。
指が器用になった人間の工夫はすごい。
打製石斧
炭化物付着土器
再現実験したんたね。
甲ツ原遺跡(北杜市大泉町)は
「かぶつっぱら」遺跡と読むのですか。
こりゃ変換しても出てこんわ。
あと縄文時代中期の土器から大豆が見つかって、今まで弥生時代から栽培とされてきたさらに前の時代ということで、話題になったそうだ。
イノシシの装飾
ちょっと遠いとこにおいてあるけど
美しい埋甕(うめがめ)です。
なくなった子どもを埋葬する親の気持ちは如何ばかりであったろうか。
子どもをもつ身としては
こんな立派な甕にいれてあげる意味が
なんとなく分かる。
甕の底に穴をあけて、逆さまにして埋めるのは、やはり体と魂は別だと考えていたのかもしれないな。
このような土器は縄文時代中期に、主に山梨県を中心とした中部高地や南関東地方などで作られた。
深鉢形土器(花鳥山遺跡 笛吹市八代町)
個人的に今回の逸品、である。
いつまでも見とれてしまう。
人面装飾の深鉢形土器
次に続きます。