ある女性整体師の日記

おかげさまで22周年!吉祥寺の「バキバキしない」まじめな整体院 きむらカイロプラクティック・吉祥寺

山形県 縄文の旅

2023年10月04日 | 旧石器・縄文・弥生・古墳時代の旅

はじめまして、山形県
ここは米沢。

新幹線を降りた米沢駅のホームは地上なので、まるで在来線のホームみたいです。

 



初のつばさ乗車でした。
特急列車のような小ぶりなこの新幹線は
カーブが多い線路をくねくねすいすい進みます。


 

とんぼが飛び交う10月の初旬。
今年の夏の日本はどこ行っても暑い!という感覚で
半袖Tシャツという格好でしたが
米沢の風は肌寒かった・・・。
あぶな、上着持ってきておいて良かった。

米沢の駅から歩いて数分のタイムズでシェアカーを借ります。

 




タイムズの駐車場から車で数分。

 

日本酒大好きなわたしのために、ダンナが調べて
寄ってくれました。

東光の酒蔵。







広い土蔵に昔ながらの造り酒屋の様子や当時の道具が展示されていて
料金は300~400円だったかな、
見学できます。

なかに入って見回すと、ボタンあって、
それを押すと案内が聞けます。

 

 





館内は、やはりお酒?のような、日本酒好きは嬉しい香りがします。

 

酒造りの歌?のようなものが延々と流れている。
いい声です。

 

 



この↓仕込み水の柔らかいことといったら!
思わずおかわりする。




このあと、試飲コーナーに行き、
専用コインを買って3杯飲む400円。

説明してくれたおじさんのお肌が白くてきめが細かくてきれい。
東北だから?お酒のおかげ?


 
次は米沢市上杉博物館。

すでにほろ酔いなので、ここからどのくらい車に乗ったか思い出せない。
後日調べると、距離としては東光の酒蔵からは5分とかからないところでした。

到着したが、
博物館入る?どっちでもいいよ?あたしもどっちでもいいよ、
夫婦問答の末、
お腹が空いたから、玉こんにゃくだけ食べて、次の目的地にすすむことにしました。


串に刺さった玉こんは130円。
観光地にしては良心的な値段だと思う。

なぜ、こんにゃくって
からしと相性がいいのか?



うこぎの垣根。




その昔、偉い人が
お浸しにしてもよし、天ぷらにしてもよし、垣根にしてもよし
のうこぎ栽培を奨励したとか。
そういう実用的なことをすすめていくのが良いリーダーだ。


上杉神社のほうへ歩いていく人が多いようにみえる。



米沢市上杉博物館には、結局、
車を停めさせてもらっただけになってしまいました。

ここから車で20分とすこし行って、

高畠(たかはた)ワイナリー到着。




ここでもワインをひととおり試飲する。


多くの場合、旅程はわたしが決めるが、
今回の一日目はダンナが決めてくれたところに
連れていかれるカタチだ。

だから酒飲みのわたしを喜ばそうとしてくれている

ことはわかるが、
いつもの旅のように古代の遺跡を訪ねて
という趣は今のところ一切ない・・・。

もう14時だし、すこし早いけど
宿へいこうよ、眠いし寝たい、とわたし。

すでにグダグダである。


アルコールの摂取により、
物事がどうでもよくなる効果は
メリットであると信じてきたが
今後、旅行中の昼間は量を控えよう。

じゃあ、今日はここで最後にしよう、
ある洞窟へむかう私たち。

高畠町大立に縄文時代の洞窟遺跡があるらしいのだ。


車一台がやっと通れる道をすすんでると
畑作業をしているおじさんがこっちをずっと見ている。
よっぽど観光客は来ない道なのか。

途中で車を停めさせてもらって、
徒歩で向かう。




Googlemapも見ているし
道はまちがってはいないのだろうが、
ヒトケもなく、だんだん不安感が増してくる。

看板を発見し、すこし安心する。




大立(おおだち)洞窟、と読むんですね。





この看板があるところからは、まさに山へはいっていく
といった雰囲気になる。
登るぞ、レッツゴー。


さっき、
ここから2分、とあったが、とうに2分たったよ。

なんかの虫が顔にまとわりつく。
後方の畑では定期的に爆竹を鳴らしている。
なんの動物にたいしての爆竹なのか?

足元に糞が落ちていた。
それも3~4歳くらいのヒトの子どもがしたような大きさの糞。
決して小さい動物ではない。

あぁ、ここ数年の旅行で今回が一番怖い。
熊やサルに出会ったらどうしよう。
落ちていた木の枝を両手に持って、やたら振り回しながら登る非力なわたし。

は!
どうやら着いたっ!




そして、巨大な石がみえた。
これが洞窟か。




(彼も護身用の木の枝を持っている↑)

なんとなく何かが居そうで、中を凝視できない。
思ったより入り口が低いし、
夫婦二人あわせても、洞窟に入る勇気が足りなかった。

また爆竹が鳴った。
しつこい虫が顔のまわりをずっと飛んでいる。

ん!わかった!よし、もう、おりよう!!

と言ったときは、
すでにわたしは山道を早足で下りはじめていた。

大立洞窟。
この米沢の旅のクライマックスはここでしたね。


ささ、もう宿に向かおうね。
チェックインの時間過ぎたし。

かみのやま温泉方面に向かう。




選曲はAmazonミュージックでユニコーンを。
メンバーの阿部氏が山形県出身だから、という理由です。

本日お世話になるのは「おやど森の音」。



このあたりの大きなホテルである古窯こよう)に当初泊まるつもりだったのですが、
まさかの休館日ということで、
そのホームページの下のほうにあるグループのリンクをたどって、こちらに決めました。
おそらく20あるかないかの部屋数であるこちらのお宿は
こじんまりしてて、とてもちょうど良い規模です。


お夕飯。
絵本の世界とともにすすんでいくコースディナーの演出に感心してしまいました。



こちらは日本酒より断然ワイン推し!のスタンスを感じましたので
オーライ!オーケイ!
ワインをボトルでいただきましょう。

こういう素敵フルコースの場面でいつも思うけど、
食べ盛りの若者やアルコールを召し上がらない人たちは
このテンポや食事量でも良いのかしら?
アラフィフの飲んべ夫婦にはここのお夕飯、ちょうど良かったですよ!
米沢牛ステーキのようなサシがしっかり入ったお肉は
3、4切れいただく位がちょうど良いと思うようになりました。
うふふ。


ここのアメニティーは1階のフロント近くでもっていくタイプなので、
お部屋の洗面所はとてもすっきりしていてそれがまたいい感じです。
私は常にカバンの中に歯ブラシを入れてあるので、いつでもどこでも泊まれます。


独り占めの大浴場を満喫してから、
フリードリンクのマンゴージュースをコップに入れて中庭の焚き火をながめる。
この夜は雨がしとしと降っているが、その音はなんともまた良い。





漫画「宇宙兄弟」のムッタがBGMに雨の音を選曲したシーンがあったな。
暑くもなく、寒くもなく、薪の匂いと雨の匂いの混ざった時間を楽しむひととき。

古代の人々は、このように雨が降ってきたら焚火を急いで消したのだろうか?
大事な薪も濡らしたくなかったのではないだろうか。
それともそのままにしたのだろうか。
そんなことを一人ぼんやり考えている貴重なアウトプットの時間。



次の日の朝。

朝食も豪華!



朝食とらない派ですが、芋煮がこっちを見てるもんだから(見てないよ)、
無視できません!
あぁ満足!ごちそうさまです!シャンシャン!


チェックアウト後、スタッフさんがふたりでお見送りしてくださり恐縮。
そのあと、玄関外で夫婦でgloを一服してから、車に乗り込むと
またひとりお見送りに出てきてくれた。
恐れ入ります。
いいお宿に泊まれてご縁に感謝です。


おやど森の音をあとにして、車で30分くらい。
山形県立博物館。



こちら、全体的に照明が暗いのですが
ま、落ち着いた大人の博物館ということにしましょう。

うわ、
クロミンククジラ!



農家のいろりばた、
なんか一晩くらいなら泊まってみたくなりますね。



古墳時代の土器は
だいぶシンプルになりますね。




そして
ついに、お会いする時がやってきました。



今回の山形県縄文の旅の主役!


キターーーーーー!
縄文の女神ちゃんっ!



国宝です。
お宝です。
土偶のイメージを一新するオサレ造形美!

でも、いかにも腰に負担がかかる立ち姿勢ですね(職業目線)。



実は日本最大の土偶なのです(高さ45センチ)。
見つかったときは5片にわかれていた女神ちゃん。
きれいに復元出来てハッピーですね。

こちらも一緒に出土しています。



縄文の女神をさらに面白くみる5つの方法。




このようにわざわざポイントが説明してあることに
賛否両論あるかもしれないが、
わたし的には助かります。


日向洞穴の復元展示。



昨日、恐ろしい体験を(実際はしていないけど)するかとドキドキした大立洞窟に近くには
他にも洞窟があるのだー。
遺物を含んだ土の層が、縄文時代から平安時代まで順序よく重なっていることから、
長い間、日向洞穴を利用していたことがわかっている。

山形は縄文時代の遺跡が広く各地にみられ、
規模も大きいことから、全国でも人口が多かった
といわれているそうです。
旧石器時代の遺跡も多く、
ナイフの石器などが発見され、
約4万年前には山形に人間が住んでいたことがわかっている。








模様こっていますね。



バッジにしてもいい。


縄文時代後期の異形注口土器。



不気味ともいえるデザイン。
苦虫を噛み潰したようランプの精が怒っているように見える。


米沢駅に向かう。1時間ちょい。




前も後ろも右も左も山々に囲まれ気持ちがいい。

BGMはポケットビスケッツ。
ウドちゃん、山形県出身だからね。

かみのやま辺りでタワマンがあって気になってたが
また眺めることができた。

畑のなかのポツンとタワマン。


「道の駅 米沢」到着。
 
 


 

広くてきれいで、
今回の旅で最も混雑していた場所だった。
県外ナンバーの車も多い。



ぶどう最盛期。

 
今回の旅で山形県はぶどうを推しているのだと知る
山の裾の急勾配にある、ぶどうのビニールハウス?は
ドライブしていてもよく目にした光景だ。
あんな急斜面でいったいどうやって作業するのかしらん、と
不思議になったもの。

車を返して、米沢駅到着。



帰りの新幹線で鉄オタの友人にすすめられた「牛肉どまん中」を食す。



歯の調子が悪くなければ、もっとおいしかったはず涙。

今回はこのへんで。
次は埼玉県の貝塚を狙ってる。
 
 
 
 
 
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