ごみ見聞録臨時号批判②リサイクルセンター施設整備先にありきではなかった周辺住民の意向

2012-09-04 14:23:58 | 秋水園リサイクルセンター
批判すべき2点目は、

1面で、
署名に取り組んだ住民がウソをついたと思わせる記述があること、
また、
リサイクルセンターは、秋津町住民が求めたかのように記述されていることである。

秋水園は設置から50年、
秋津住民と共に中間処理施設として市内ごみの処理に当たり
リサイクルセンター計画も住民と共に作ってきた
と記述されている。

前段の 秋津町住民に迷惑をかけてきたのはその通りである。
しかし同時に、市民は

秋水園を秋津町の迷惑施設であることを認識し、
市民全部でごみ問題の解決に当たるべく、
市民参加で、市のごみ処理方針「燃やさない、埋め立てない」の理念の下、
限りなくごみを減量するための計画を作り上げた。

が、その方針を、行政が市民に相談することなく反故にしてきたことには、
全く触れていない。

後段の リサイクルセンター計画を住民と共に作ってきた 
との記述は違うと言わねばならない。

リサイクルセンター計画は、
その検討会に、周辺対策協議会のメンバーが入り、
他の公募市民と共に議論をしたが、
施設建設を秋津町住民から求めたことはないのである。
市民検討会は、
行政にとっては、環境省に住民の承諾を得たとの報告をするためのアリバイ作りに利用する予定だったのだが、そうは問屋がおろさなかったのである。

8回に及ぶ議論のすえ、
13人の委員のうち8人(秋津町住民も含む)が、
「検討委員会を同意手続きと考えたのなら違う」と、
議会に意見を送付しているからである。

8月28日の臨時議会での、
私の「住民から要望書など上がったのか」との質疑に、
所管は、
周辺自治会などから文書や総会決議でリサイクルセンター建設を求められたことはない
と答弁した。
秋津住民の願いであるとは到底言い難い。


リサイクルセンター計画は 行政が持ち出した計画である。

所管は、2006(H18)年、
秋津住民を含んだ秋水園整備計画研究調査会の
施設整備のあり方について検討した中にある
「不燃ごみと粗大ごみ、資源物処理施設を一体的に整備する必要がある」
との報告を、
市民が求めた根拠としている。

が、その中には、
「民間委託の可能性も含めて検討することが必要」
とも、書かれているのである。

つまり、周辺住民が参加した研究調査会でも
施設整備先にありき ではなかったのである。

こうした事には、一切触れず、
秋津町の住民が望んだかのごとく描き出し情報を提供するのは、
姑息な手段であり、世論誘導と見るべきである。

また、1面には わざわざ 赤い文字で
「リサイクルセンター建設で プールやグランドがなくなることはありません」
と書いてある。
このことを材料に、住民運動が署名を集めたかのような記述である。

しかし、行政の初めの計画では、プールはなくすことも考えていた。
そのことは覆い隠して、
住民の運動を貶めるかのような記述はあってはならないことである。

運動をしていた市民の税金も使って施設整備は行われるのであるから
当たり前の配慮であることは言うまでもない。

住民運動を目の敵にするような言動は厳に慎むべきが自治体のあるべき姿である。

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