
「お願いがある。実は、富士見文化センターと、中央公園(都立・富士見町)の間は、樹木があって、
私のような弱視には、どこを通れば安全に行き来できるか見えにくい。
地面に白線か何か、目印になるようなものがあれば、とても助かるのだけれど」
と、ご要望をいただきました。それが、写真のところです。

なるほど、歩行者が通る空間は樹木などで狭くなっており、
視力が人一倍良い私には問題がありませんが、
視力に障がいをお持ちの皆さんにとって、歩きにくい空間になっていました。





25日朝、中央公園の管理事務所に伺って、お願いをしたところ
担当者の方が、
「軽微な予算で出来ることなら東村山市と相談して、時間をかけずに出来ると思う」と、おっしゃってくださいました。

また、25日の午後には、道路・安全課の課長が
「現場は見ました。また、中央公園から電話をもらいました。」
「なんとか、白線で良く見えるように取り組んでみます。少し時間を下さい」
と、おっしゃってくださいました。

何の問題もないように見える緑豊かな空間も、視力が極端に悪い方々にとっては、その木立が意外と障害になるということです。

難聴や聾の方々、聴力に障がいをお持ちの方々とお付き合いを始めて、痛感していたところですが、
視力の弱い方のご要望をお聞きすることが出来て、
やはり、障がいをお持ちの方が生きるうえでは、その障がいを補うのに、十把一絡げのサービスではダメで、
障害にあった個別のサービスを構築することが大切であるという事を、
改めて学ばされました。


「樹木を切って欲しいわけではない」
と、繰り返し話しておられました。
お気持ちを大事に、ご要望が実現できるよう、引き続き見守りたいと思っています。

