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冬空の東村山市上空

2009-12-24 11:25:27 | Weblog
写真は 今日、市役所5階、
日本共産党東村山市議団控え室の窓から見た風景である。

この10年間で窓からの風景は大きく変わった。
平屋建ての都営住宅が並び、庭庭の木々や花、大きな公孫樹や桜並木が消え
高層の都営住宅と戸建て住宅地が出現し、
上から見ると屋根がぎっしりと詰まっている。

はるか向こうには東久留米市のマンションの屋上も見える

天気のよい今日は、真っ青な空に、薄い 細長い雲が浮かんでいる。
地際に向かって限りなく青い色が薄まり 白くなっていく
地平線上は少しオレンジがかっているというか茶色がかっている
天高く首を向ければ 限りなく青い色にそまる空がある

遠くのほうでは風が出ているのか
雲は形を変えながら流れていく

しばしの休憩
いすに背を持たせ、足を投げ出して
ボーっと窓の外を眺めている

空堀川で白鷺がじっと水面下を見つめていました

2009-12-21 09:22:55 | Weblog
今日は、第4回定例会最終日です。
東村山駅西口での早朝宣伝を終え、ファミレスで休憩して後
早めに役所に来てこれを書いています。

写真は空堀川にいた白鷺です。

最近、自転車で動くときは、空堀川の側道を走るようにしています。
川の流れを見ながら、
季節の草花や 川にいる野鳥などを見ることもできるからです。

カルガモは最近ポピュラーに見ることができます。
青鷺もいました。
東村山市の鳥である白セキレイも

時々、大きなカメラを持った人が川岸を歩いています。
川原は、自然観察をするものにとってはいいロケーションですよね

白鷺は じっと立って水面を見ているようです。
小魚でもいたのでしょうか。

公立保育園の民間委託で保育の質が守れますか

2009-12-20 11:54:40 | Weblog

保延議員が公立保育園の民間委託について質問した部分を報告します。
例によって黒字は保延議員の質問要旨、赤字は回答、青は福田のつぶやきです。

公立保育園の民営化について

 ●市の保育についての方針は「現行の保育水準を守り向上させる」こと。市の待機児対策は保育水準の維持・向上と結び付けてとりくむべきと思うが、考え方、方針を明確に。
答弁=行政、保育者、市民と共に守りたい。
●9月議会の所信表明で市長は「公立保育園の民営化は一つの有力な方策と考えている」と表明した。公立保育園の民営化は「保育における行政の公的責任の放棄」。「保育における公的責任」をどのように考えているか。
答弁=東村山市が運営する事だけが公的責任とは思わない。民間にできることは民間に任せることもある。
●民営化は保育水準の低下につながる。
答弁=市内の私立保育園の保育水準に差はないと考えている。低下しない。
●「三位一体改革」による公立保育園への国都補助の廃止についての当市の見解を伺う。また、これにより当市が受けた影響額を示されたい。
答弁=補助金は削られたが税源移譲がされたので影響額はない。
 そうであるなら民間委託は必要ない。公立保育園の補助金が無くなったから民間委託する東京都市長は言ったはず。

●1園の民営化によって期待している市財政の軽減見込み額をその算定根拠を。
答弁=5,000万円(歳入で国や都の補助金8,000万円の差がある)
 
やっぱり、運営費か給料水準が減る

●民営化ではなく、国都補助の復活を要求するべきではないか。見解を伺う。
答弁=国や都の補助金H16年から削減された。復活要求はしている。

保延議員は市内の私立保育園の質が低いと言ったのではない。
市内私立保育園は、それぞれの保育観に基づいた保育を行っている。
職員配置も正規職員が充分配置されている。

こうした東京の保育の質の良さは、革新都政時代の官民給与格差をなくすための補助金制度がなせる業である。
ところが、石柄都政になって、この私立保育所に対する運営費補助が大きく壊された。今、市内私立保育園は運営が大変厳しくなっている。
退職された有る園の園長先生が、
「給料が一番高い私が辞めなければならない程よ」と話しておられたのが耳を離れない。
保育者を育てる大学では教授が保育所の給与水準の低下を嘆いて
「あなたたちの将来はワーキングプアかもね」と学生たちに話しているという。
介護保険の現場から多くの若者が夢奪われて去って行った、その二の舞いが保育所の民間委託である。
民間委託は、東村山市の予算を減らすために行うものである。
民間に委託し、その職員の給与を公務員並みに維持するための委託費は当然補償されるはずがない。
市内の公立保育園がすべて民間に委託された時、
東村山市内保育所の保育士は、多くが非正規ということになりかねないのである。
こうした指摘に、今私立保育園と公立保育園の質の差はないとのみ言ってのける所管に、保育の質は何で守られるのかということが十分わかっているとは思えない。

それとも知らないフリをしているのか?
それならもっと悪い。

民間委託は、東久留米市の保護者と市民の運動にならって、住民の運動で絶対に回避させるべきです。


どうする保育園の待機児対策

2009-12-20 11:17:16 | Weblog

来年度の保育所の入所申し込みの受付が始まり、保育所に入れるだろうか、上の子と同じ保育所になってほしい と、保護者の方々の悩みは尽きません。

保育所待機児対策について保延議員が質問しました。
例によって黒字は保延議員の質問要旨、赤字は回答、は福田のつぶやきです。

保育所待機児童の現状

●待機児童の実態
  4月1日時点  旧基準 228人  新基準 147人
  10月1日現在  旧基準 358人  新基準 242人

  *新基準とは認可外保育所や認証保育所などに入所している児童を除く
  *旧基準とは認可園以外の保育施設に入所している児童も含める 
  カウントする待機児を減らすための姑息なカウントの手段。


●三多摩26市中当市は 新基準で8番目、旧基準で9番目に多い
●待機児の現状は
 認証保育園や認可外、保育ママなどの施設を利用し、それにも入れない子どもは祖父母や親戚の援助、一時保育なども利用している。
●認可外保育所入所の場合、認可園と比べて保護者の負担は
 ゼロ歳児で1万円、2歳児で7000円ほど多い
 
(有る基準を設定した場合である。実際はもっと負担が重いと思われる)

東村山市の待機児対策として
 ●保育施設 
  認可園をH23年4月に本町地区に1園開園(民間100人規模)
  同じく   H24年全生園の中に1園開設予定。
  認証保育所 H22年中に開所
  認定子ども園 H22年4月開園
  公立保育園で1園乳児枠を拡大する

    これでH24年までに300にんの待機児が解消できると考える。

 ●経済的支援
  H22年度認定子ども園の入園費補助、認証・認可外の補助制度を検討する。

  私福田かづこは、議員になって以来、認可外保育所と認可保育所の保育料の差額補助を求めてきました。東村山市がやっと重い腰を上げようとしていることを歓迎します。

以上が保延議員が行った待機児対策についての質問と回答の概要です。
待機児対策が叫ばれて久しくなりますが、国や都は、施設設置の基準を大幅に引き下げ、また認可外施設を待機児対策への解消策にしようとしてきました。
今また、民主党政権が、待機児対策に、更なる保育所の設置基準を引き下げようとしています。そしてその上、私立保育所への運営費補助を、一般財源化しようとしています。
こんなことが実施されたら、施設環境が破壊されるだけでなく、働く保育士の処遇も、保育所の運営も危機にさらされ、子どもたちの利益が損なわれます。
国や都は保育所の設置運営にお金を出し、認可園の増設にこそ責任を持つべきです。

 私が、上京して初めて勤めたのが、足立区にあった認可外保育所「梅田共同保育所」でした。保育士と保護者が共同で運営する施設で、バザーで資金を作ったりしていたものの、保育料が高く、母子世帯などではとても預けられませんでした。それでも産休明け保育が実施されていない現状を、保護者自らが打開すべく作ったのが共同保育所でした。
 東村山市で子育てを始めた私が、頼りにさせてもらったのも認可外保育施設『なかよし保育室』でした。
 結果として、二重保育することを是とせず、私は二人の娘をこの保育室で学校入学前まで育てていただきました。娘達にとってなかよし保育室の保育士たちは、母であり、姉であり、未だに人生の節目の折は園長先生の御宅に伺いその成長を見てもらっています。

従って、東村山市が認可外施設を社会的資源として大いに利用すべきだと思います。但し、それには施設の整備、保育士の認可園並の配置基準の整備、処遇の改善、保育料の軽減策などその運営に東村山市が手厚い保護をすることが前提です。
こうしたことが実施されてこそ、認証・認可外保育所の預けている保護者も、安心して預け続けることができるのではないでしょうか?


東村山市内13町住民共通の願いコミュニティバスの早期運行を求めて

2009-12-17 10:00:16 | Weblog

●山口議員の一般質問二つ目の項目は、東村山市内13町の住民共通の願い、コミュニティバスを一日も早買う走らせてほしいという願いに答えたものです。

私福田が活動する地域、富士見町や野口町、多摩湖町でも、街を歩けば「福田さん、一体いつバスが走るんだ」という憤りにも似た声が掛ります。タウンミーティングでも、話題として一番多く出されるのがこの問題です。

野口町の皆さんと市の都市環境部との話合いをさせていただいた際も「次は北西部と言っていた。」「東村山駅西口整備が終われば運行させると言っていたではなかか」との厳しい指摘も出ていました。
高齢化が進み、車の運転もできない人々にとって公共交通は無くてはならない足です。こうした住民の皆さんの願いを背に日本共産党東村山市議団の代表として山口議員がコミュニティバスの運航について質問をしました。(は福田のコメントです。)

コミュニティバスを市内全域に走らせて


大型店が次々に進出し、市内の商店街が次々と消えています。高齢者は買い物に行くにも、病院にいくにもタクシーを使わなければならない状況です。「医療費は500円で済んでもタクシー代が3000円もかかってしまう。病院にもなかなか行けない」と嘆く声も聞きます。市民にとって公共交通はどうしても必要なものです。

①コミュニティバスを導入した目的、理念は何ですか。
答え=利便性の向上と賑わい、活気のあるまちづくりが目的である。

②何故当初出された8路線計画が途中で崩されたのですか。
答え=H15年交通不便地域の分析をし5路線、H18年には8路線案にした。試走や安全性を考えて諏訪・久米川町循環路線を導入した。他路線については今後さらに検討が必要。

③久米川町・諏訪町循環利用が悪い原因について分析した内容を伺います。またそれについての対応策はどのように考えているのかについても伺います。
答え=久米川町は期待していた企業の従業員の利用が望めない。早朝の時間の渋滞も影響している。諏訪町は運行回数が少ない。新山の手病院や白十字病院の患者さんに利用してもらえるようと協議する。

再質問=乗降客の少ない諏訪町・久米川町循環は、全国の経験で失敗した例の特徴ににあてはまる。循環型、公共施設巡回型、曜日限定、運航業者の都合優先などである。小平市のコミュニティタクシーも住民が知恵を出し合って運航している。住民と共に知恵を出し合う工夫が必要と思う。
答え=広く意見を聴く機会を持って取り組みたい。

④「住民の足の確保」をするために、市が中心となって住民とともに可能性を追求していくことが必要と思うが如何でしょうか。
答え=まず庁内のコミュニティバス推進会議や作業部会などで検討する。市民や企業、学識経験者との懇談会も進めたい。

⑤公共交通導入で成功している町の担当課長は、成功した理由を聞かれ「やればできます。必要なのは住民福祉のために知恵を出すことです。」と答えています。このような姿勢を当市でも持ってほしいと思いますが如何でしょうか。
市長答弁=やる気の問題もあるが、精神論だけでは実施できない。東村山市の財政収支は黒字だが借金も含んでの黒字だ。経常収支比率は限りなく100%に近い・・・・。努力する。

以上再質問も含め全ての答弁を書きとることは不可能ですが、掲載したこと以外に、現行のバス路線は赤字で、これ以上税金投入は困難であるなどの回答もありました。

コミュニティバスが赤字なのは始めから見込まれていた事です。
でなければ民間業者が黙って指を銜えている訳がありません。そこに行政が住民福祉のためにコミバスの運行を始めた理由があります。
山口議員の指摘のとおり、黒字に近づけるには、運行時間の短縮と利便性を高める努力で降客を増やさなければなりません。

現行路線の利用者から、朝の運行回数を増やしてほしい、夕方の運行時間を延長してほしい、という要望がたくさん寄せられています。
こうした要望に、直ちにこたえる努力をしてこそ赤字幅を減らすことができます。

今年の3月議会で当時の環境建設委員会が、美住町の皆さんのコミバスの早期運行を求める請願が、「バスではなく他の交通システムがふさわしい」「お金がかかりすぎる」などの理由で、共産党を除く反対多数で不採択とされました。
今、担当所管は、そのことを理由になかなか重い腰を上げようとしていません。
この問題では、議会が住民要望の早期実現に待ったをかけた感は否めません。

住民が要望を請願として提出し、それを採択すれば財政難に陥るというのであれば、地域住民の長年の要望だったと言って、コミバス導入経費より数十倍の予算を使う事業・東村山駅西口再開発にこそしっかりと反対しなければならなかったのではないでしょうか

東村山市議会で、こんな本末転倒なことが罷り通っていることに改めて憤りを感じます。
今後、13町全ての地域で、この問題への要望の聞き取りと住民の皆さんの知恵をお借りする取り組みなどを早急に進めるべきです


国保滞納世帯の高校生に健康保険証の無条件郵送を!

2009-12-14 11:16:33 | Weblog

12月議会での日本共産党東村山市議団の一般質問から順次ご紹介します。
日本共産党東村山市議団は、各議会ごとに今質さなければならない問題を話し合い、5人で手分けして質問をすることにしています。
今回は、山口みよ議員の一般質問から報告をします。(黒字は質問、赤は答弁です)

1、高校生にも国民健康保険証を全員に郵送を  

長引く不況により派遣切りや雇い止め、倒産などが相次ぎ、
市民の暮らしは一層深刻になっています。
東村山市では中学3年生までの保険証は全員に郵送されています。
09年10月からは所得制限つきですが、中学生までの医療費が無料になりしました。本来であれば国が責任を持って保障すべきことと思います。

しかし、高校生はまだ置き去りにされたままです。
親の失業や所得削減などで通学もままならない状況にあり、
病気や怪我をしても保険証が無く病院にいけない高校生もいると聞いています。
そこで以下聞きたい。
①国民健康保険加入者の中で収入が
 生活保護基準の50%以下は何人・何%ですか。
 生活保護基準の51%から100%は何人・何%ですか。
 生活保護基準の101%から140%は何人・何%ですか。
答え=国保世帯は2万5000世帯いる。質問には答えられない。
    所得33万円以下は保険料が7割減額をしている。
    その世帯数は5477世帯である。


②国民健康保険税滞納者の中で収入が
 生活保護基準の50%以下は何人・何%ですか。
 生活保護基準の51%から100%は何人・何%ですか。
 生活保護基準の101%から140%は何人・何%ですか。
答え=データは無い。

③国民健康保険に加入している高校生についても①・②と同じく伺います。
答え=データ無い。

④保険証の窓口預かりとなっているのは何人か?
答え=10月1日現在1600世帯だった。催告を行い120世帯が分納に、
    さらに催告をして600世帯が相談に来たので保険証を渡した。
    残り880世帯の保険証が窓口預かりとなっている。
    保険証は納税相談に来れば渡す。
    国民健康保険は相互扶助なので、保険料を払わないのは不公平になる。

⑤高校生で窓口預かりとなっているのは何人か?
答え=11月現在、26人

⑥新型インフルエンザが流行しているとき、一刻も早く治療をしなければなりません。高校生の保険証はすぐにでも郵送で本人に渡すべきでは?
答え=国が調査をしている。国が決めたらやる。
    納付相談に来てくれればいつでも渡す。

 再質問=国に先駆けて高校生には送付してもらいたい。
 市長答弁=国保の徴収率は70%を割り込む。
        生活が苦しい中でも払ってくれている。何とか払ってもらうように
        するしかない。法令にのっとって対応している。
        滞納している人はどうすれば払えるか相談に来てほしい。


以下は福田の感想です

以上のようなやり取りが有りましたが、
山口議員が、困っておられる人の切実な実態を示し、
バイトで自分の学費を稼ぎ、家計の足しにしている高校生もいる。
せめて、高校生の子どもさんには健康保険証を無条件で送付するべき

と質問しているときに、
後ろに座っている与党議員が馬鹿にしたように鼻で笑った。
苦しい国保税を払えない市民がいるはずがないと言う意味か、
市民の苦しさを訴える山口議員を馬鹿にしたのか?どちらかは分からないが、
こうした質問をしているときに鼻で笑うことのできる議員の見識を疑う

 私は思わず後ろを振り向いて『笑う問題じゃないでしょ』と怒鳴った。

山口議員は、住民の滞納相談にも付き合い、
「お金がないので2000円ずつ払わせてほしい。一生懸命払うので・・・」
とおっしゃってがんばっておられる人々を数多く応援してきました。

私のところにも、
「主人が病気になり、医療費が高く、保険税を滞納した。主人もなくなり、滞納分を5000円ずつ払って来たが、払いを増やすように言ってきた。これ以上払えないといっても担当者が納得してくれない。相談に行くのが怖い」
と訴えてきた納税者がいました。

こうした市民の実態があるからこそ、
せめて子どもたちだけには病気になってもお医者さんにいけるよう保険証を無条件で送付してほしい
という質問を今回したのに
その質問を鼻先で笑って馬鹿にする議員がいるんです。
信じらんない

同時に、滞納世帯の所得水準がどうなっているのかなど
住民の実態をつかんでいるのか聞いたことに対して
行政は、そんなものは調べられるはずがないだろうといわんばかりの回答。
これも不誠実な態度です。

9月議会のH20年度決算委員会で、65歳以上の非課税限度額廃止で住民の税負担がどれだけ増えたかと訊ねた際
経過的に増税した時期は算定していたのに、満額増税になったH20年度決算額は「算定していない」「できない」と言い張った当局の姿勢とも通じるものです。

市民の暮らしの実態を具体的につかむ努力もせず
片方ではお金がないといいながら住民要望の実現は拒否
もう片方では東村山市の身の丈を伸ばすといって大型開発に血道をあげる
東村山市の政治の実態がここに現れていると思いませんか?
こうした東村山市の政治行方をしっかりと見定め
ノーの声を上げることが重要なのではないでしょうか
手遅れにならないうちに


東村山駅西口の次の事業が目白押し

2009-12-13 19:08:48 | Weblog

東村山駅西口広場からつきだした
都市計画道路3・4・9号線
どうなるのとの声
ゾウの鼻のように突き出した先は車が通れないようにしてあります。
その先の用地買収がうまくいかずストップしているのです。
東村山市は今後、この道路は完成させると言っています。
でも今のところいつになるか不明です。
従ってまちづくり交付金事業の対象からは外れたのではないでしょうか
しかし、他の補助金を導入すると言っています。

 東村山駅西口再開発が終わり
財政難と言っているのだから、今度の渡部市長は
まさかこれ以上再開発はしないでしょうという声も聞こえてきます。
ところが、とんでもありません。
この後の再開発や大型公共事業の計画は目白押しです。

西口関連では
建設が未完の3・4・9号線
その先の3・4・10号線
いつになるかわからないけど東村山市が都の計画実行をせかしている
鉄道連続立体化工事

秋津駅と新秋津駅を結ぶ地域の開発
その関連の都市計画道路3・4・27号線
3・4・13号線

先日の一般質問で
早く住民の理解を得よと与党議員が求めた
3・4・5号線

一体東村山市にはお金が無いんじゃなかったの?あるんだ
だったら保育園の耐震化
東村山市内公共施設の耐震化
ボロボロの学校のせめて外壁塗装
やってやりなよ
全ての市民が望んでいるコミュニテイバスの導入
すぐにやりなよ


これらの大型道路建設と再開発事業は
今後第4次総合計画に書き込まれること必至です。
私は、9月議会の決算員会での審査の際
財政難の時期
これ以上の市債の発行はより一層財政運営を困難にする
第4次総合計画は
税収予想、市債発行計画等々
財政フレームをきちんと示して策定するべきだと質しましたが
それを肝に銘じたのであれば
いいのですがね~


まちづくり交付金事業の事後評価は誰が?

2009-12-12 10:00:59 | Weblog

先日の西口再開発関連の一般質問の記事に対し
事後評価は誰がするのか」とのお訊ねがありました。

誰が行うか  行政 です。
担当所管が行います。
その結果を「まちづくり交付金事業事後評価委員会」が確認し、意見を延べます。
評価委員会のメンバーは
東村山市のホームページで公表されていますが
野村征三氏(一級建築士)
田中敬一氏(玉川大学芸術学部教授)
増田滋子氏(東村山市都市計画審議会公募市民委員・一級建築士)
のお三方です。

評価委員会は2回行われています。会議録もHPに掲載されています。
東村山市  西口再開発  事後評価 と進んでいただければ
評価の中身、インターネットで募集した市民意見、評価委員会の会議録が全部ダウンロードできます。

事後評価を求められるのは
国土交通省のまちづくり交付金の補助を受けた事業です。
従って、再開発と同時進行で行われた
道路(都計道3・4・9号線、区画道路1,3,4,5号線)建設、地下駐輪場、
ペデストリアンデッキ、電線地中化、代替え地整備、緑地整備、公益施設取得
の7事業です。
これらの事業費の合計は33億円

事後評価を行ったH20年度はまだ完成をしていませんでした。
しかし、この事業の計画年度はH16~H20年度なので
補助金交付要綱に沿って、予測値で評価し、完成後にフォローアップ調査をします。
フォローアップ調査は今年11月に行われたはずです。

評価にどの数値を用いるらは重要な問題ですが
“活性化”について、本来は街に来る人の数が増えたかどうかで計らなければなりませんが
東村山駅西口地区は
「シャッター通り化が進んでいるので、駅の降客数で計るしかなく、西武鉄道が数値を発表するH22年度を待たなければならない」
と所管が評価委員会の質問に答えて答弁しています。
活性化は地域住民の切実な願いだ、あんたたちはそれを阻むのかと言わんばかりに、再開発を強行した揚句、
それを測る指標は、西武鉄道の駅に降りる人の数を用いるしかないというのでは
この再開発は失敗であったと、行政自らが白状しているようなものではござらぬか
と私は言いたい。

評価委員会では厳しい意見が出たようですが
結果は、良 という報告書になっています。

しかも、サンプル数も 15万人口を誇る当市で、
評価値を計る事前調査で1000人を対象に528人の回答
事後調査は 135人にしかすぎません。

しかも、公益施設の評価値は、オープンもしていなかったので
施設の図面を示して、対面で 使うか、役に立つと思うか と質問しており
これにどんな客観性があるかわからない代物だと私は思うのです。

今後のフォローアップ調査は、
公益施設の建設費や運営費を明示して市民に意見を聞くんでしょね
との私の質問に言葉を濁して明確には答えませんでした。
というか、質問前に実施されていたとしたら明らかに事業費を明示してはいないということですよね
しまったそこをしっかりと突いておくべきであったと今後悔しています。

ぜひ 東村山市のホームページでこれらの文書を入手してみて下さい。


東村山駅西口再開発事業は活性化に効果なし、それでも税金投入の責任は問われないのです

2009-12-10 23:04:22 | Weblog
前回までの記事は質問の初回のやり取りを掲載しました。
一般質問は、再質問、再再質問が勝負です。
今回は、再質問までしかできませんでした(自分の持ち時間20分)が、
再質問なども含め、二つの大型開発関連の質問で感じたことなどを紹介します。

まず、東村山駅西口再開発についてです

事業の事後評価は、まちづくり交付金事業として国土交通省の補助金を受けた事業について国土交通省が提出を求めている物で、
事後評価のための住民アンケートの設問案なども国土交通省が示しています。

その国土交通省の設問のモデルでさえ
事業実施の計画中も、完成後の事業評価も、
例えば公益施設の運営など
市民一人当たり、もしくは世帯当たりの税金投入額を明示して
それで納得できるかどうかを問うべきだと示しています。
もちろん、強制はしていません。
常識の範囲として示していると思います。

ところが、東村山市のHP(東村山駅西口関連)を見ていただけば分かりますが、
この事業費や運営経費を明示しての市民アンケートは一切行われていません。

そして、東村山駅西口再開発についての事後評価は
今後フォロ―アップが行われますが
それを審査する委員会も疑問を呈しているのに
結局、再開発は有効であったという評価が国土交通省に提出されるのです。
こんな理不尽なことがあるでしょうか。

そして、何より東村山駅西口再開発は
賑わい、活性化に効果があるとして強行されました。
しかし、西口の商店街は事業実施前よりシャッターが下りている店舗が増えました。
行政自らが
「活性化を目標としたが数値化はできない、現実にはシャッター通り化が進んでいる事が認められる」と言っています。

駅前の地上にはトイレもありません。
駅ビルの2階か、地下の駐輪場にしかありません。
高齢者や障がい者や子どもにとっては大変使いにくいのです。

駅前広場は市民が家族を送迎するための車の停車場が作られていません。
何のための駅前広場建設だったのでしょうか?

結局、この東村山駅西口再開発は、地域住民のためというより、
ビルを建て、地下駐輪場を作り、道路を作ることであり
それを 大手ゼネコンを中心に公共事業で利益を得るために
東村山市民の税金莫大に投入する仕組みづくりであったということが
今回の私の質問で改めて明らかになりました。

再開発が活性化に役に立っていないことが事業完了後に分かっても、
それをなかったことには出来ないということ。
貴重な税金を取り戻すことはできないと言うこと。
責任は問われないということなのです。

公共事業は、住民のため、市が豊かになるため、活性化のためという美辞麗句を
市民の目線で厳正に検証すること、
ゴーサインを出すのは市民であるということを私たちが自覚する事の重要性を
東村山駅西口再開発は教えてくれたと思います。

いま策定作業が進んでいる『第4次総合計画』には
秋津駅南口の開発問題、鉄道連続立体化計画など
東村山駅西口よりさらに大きな税金投入の計画が浮上します。
住民にとって、市民にとって、
何が必要で、どうすればよいかを問われる計画になります。
東村山駅西口再開発を
私たちの重要な教訓とし今後に生かしましょう

東村山駅西口再開発について

2009-12-09 18:08:07 | Weblog

8日の一般質問より東村山駅西口再開発についての部分をお知らせします。
黒字は福田の発言、赤字は答弁です。
今日は、質疑答弁のみを掲載しました。
再質問と、質問を終わっての私自身の考えは次回に報告します。

 (1)事業費について(最終金額を)
①再開発事業費(除却費など一切を含む)
a 再開発ビル建設費合計金額=66億1000万円
  内・公益施設買い取り金額=10億18万497
    国都含めた補助金投入額=20億6000万円
b 駅前広場建設費最終金額=25億2000万円 
c その他の事務費(再カウントは無しで)
  借入利子=3億4000万円
d 再開発最終金額は94億7千万円で決定か?=最終金額は精算後確定する

②まちづくり交付金事業費(ビル買い取り価格除く)
a 地下駐輪場建設費=8億円 
b ペデデッキ建設費=1億5000万円 
c その他あれば(エレベーター設置など) 
  定住促進費=1000万円
  区画道路など=13億5000万円
  健康プラザ=5億4200万円
d 合計は23億円(床買い取り価格除く)で間違いないか=23億円
e 合計金額=33億円
  内国・9億8000万円 
   市・23億2000万円(借金=21億6000万円、一般財源=1億6000万円)
  
③市が負担したこの再開発事業にかかわる全ての金額は? 
a 国都補助金も含む総額=81億円(H15~H20決算、H21年は見込) 
b 国都補助金=37億円
  東村山市負担の総額=44億円
  (一般財源9億3000万円、市債(元金合計35億円、総利息5億6000万円)

(2)事業の事後評価について
①事業評価の意味は?
 答弁 今後のまちづくりに反映させる 

②指標計測値の根拠 
      項     目         従前値 → 目標値 → 評価値
a 東村山駅1日当たり平均降客数 21,011人→ 21,300人→ 22,000人 
  *目標値、評価値ともその計算式を見れば1000人増のほとんどは、自然増の推
   計値で公益施設利用者28人、店舗134人、計162人の増しか見込んでいない。
   これで再開発成功と評価するのか?
 答弁 アクセス状況についてはH22年度に確定する。

b 東村山駅西口放置自転車     94台 →   0台 →  0台
  *どの範囲、どれくらいの期間の調査で0台を認定するのか 
 答弁 駅から200m以内を調査。評価値は工事が終わっていなかったので目標値
     とした。21年度中にフォローアップ調査を行う。


c スポーツ・レクリエーション活動への市民満足度  15.8% → 20% → 39.2%    
  *従前の15.8%、目標20%は何を根拠にしているか
 答弁 H14年のアンケート調査でスポーツ、レクリエーション環境に対する回答を従
     前値とした。

  *評価値39.2%は、公益施設の見取り図を示し、スポーツセンターや中央公民館
   で聞き取り調査をした結果である 。これで23.4%増とした意味がどこにある?
   (調査回答数135人) 
 答弁 職員が聞き取りを行った。

d 評価のためのアンケート設問は誰がどのように決めたのか、念のため聞きたい。  
 答弁 H16年の都市再生計画資料を参考に決めた。

③結果のまとめから 
a 市民意見は2件、その28項目の意見は、指定管理者の決定方法や事業の効
 果、地下駐のあり方、道路、公益施設の必要性等々この事業の本質を鋭く問うも
 のになっている。しかし、回答は、全てが再開発で解決するというもので、到底市民
 が納得する回答ではない。HP上でこれを読めば一目瞭然である。一体、寄せられ
 た市民意見をどう受け止めたのか。 
 答弁 議論の輪が広がったと思う。その場限りとせず尊重したい。

b まち交事業事後評価委員会においても、基本的には評価値の客観性にも疑問 
 が呈されているにも関わらず、総じて事後評価が『良』とされた。フォローアップも結
 局は「良」となる方法で作られること目に見えている。こうした事業評価はの在り方
 で本当に市民の理解を得られると思うか
 答弁 事業が終わっていないのに評価値を出すことへの疑問が出されたが、やむ
    えないと判断していただいた。

(
)各施設の問題点について
①地下駐輪場について
a 雨水対策がなぜ行われていないのか。今後どうするか
 答弁 雨水排水対策はある。10月の大雨で歩道からの流入があった。
    地下駐の入口にU字溝を設置する予定。

b 勾配がきつく、安全性に問題があると思われるがいかがか、改善策は?
 答弁 勾配は12%で基準に合っている。

c 人の出入りがしにくい、改善策は(階段を下りるとまずガードが有り入
 りにくい)
 答弁 出入りゲートのことで自転車と人を分離す目的。違法駐輪を防ぐた
   めのものである。


②公衆トイレをなぜ地上に作らなかったか
 答弁 駅前広場の歩道スペースを確保したいので地下にした。有人管理で
 
   安全を考えた。

③駅前広場について
a 市民の家族の送迎についての安全対策はどうなっているのか
 答弁 西口だけでなく他の駅も一般車の乗降場所確保できていない。  

b バスの乗り降りも高齢者や障害のある人や子どもにはキケン(バスが停
 留所にぴたりとつけられない)なぜこうなったか
 答弁 事業者に乗降客の安全ため停留所への停車位置を留意するよう指導
   する。


④上記指摘事項、公益施設の位置と店舗の配置も含め、全体として、欠陥が目立ちすぎる徹頭徹尾市民の利便性を考えて作ったとはとても思えない。雨水排水対策も含め、どの ようの改善するのか、その費用は誰の負担か聞きたい
 
答弁 地下駐のU字溝設置は請負業者の負担で実施する。