待つということ

2015-12-09 21:20:16 | サッカー

あるブログより抜粋

高田FC
中瀬古宣夫監督

ある選手について例をあげ次のようなことを語られています。

「何回も敵にアシストですわ。ボールを持ってパスを出したら目の前の相手に渡ってシュートを打たれるとか。何点取られたか。

でも、3年の終わりには、こいつがおらへんかったら勝てんようにまでなったんです。

中3で170センチなくて足も遅いんですけど、練習を繰り返すうちに相手と駆け引きをしたり、そういうテクニックが身について、ボールも持てるようになった。

取られない持ち方とか覚えていったんでしょう。

周りの選手に言うたんです。

こいつには2点やるから、お前ら3点取れと。

そしたら、ちょっとリラックスしてくれて1点ですんだりとかね。そんなことをしながら伸びていった。

最初に持ったらダメやといったら終わり。ダメやから持つなといったら絶対にバックラインで持ちませんね。

持たせながらやろうと思えば、その辺をどうさせていくか。

ボールを取られて決められてもしゃあないと思いながら、だんだん伸びていくのを待つしかない。

待つ、

待ってあげることが指導者にとっては一番大切なことだと思うんです。」