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 言わなければよかったのに日記

 私が見たこと、聞いたこと、感じたこと、頭にきたこと・・・を(ありのまま)に伝えます。

番所のこと

2017年09月18日 | 歴史探偵
 いま、文化財保護にかかわる‘指定’の準備をしています。今年になって、日本遺産の認定内容変更で“相良氏関連古道”として山江村内の(山口番所)と(水無番所)が追加されました。村内に2つの番所跡があって、この機会に村の史跡として指定しようとなったわけです。
 
 先日、大畑小の水生生物調査に行ったときに(笹原番所跡)という案内板を見ました。今日になって、どのような形で整備されているのか、参考になるかと思って見に出かけました。
 はじめの案内板から、ちょっと迷いながらようやく辿り着きました。写真は番所跡の100m手前の案内板です。はじめの案内板からこの場所まで‘あと1枚’案内があるといいなと思いました。(笹原番所)はうっすらと草が生い茂っていましたが、案内の説明板も建てられていました。近くに高速道路の橋脚が見えました。今も昔も、いちばん近いルートだということが分かります。
 (山口)と(水無)の番所のことです。むろん、石垣や建物が残っているわけではありません。地域の人には昔、番所のあったげな!と言い伝えられているところです。今日の笹原番所のように要のような雰囲気場所ではあります。むかし、人吉から肥後藩(細川藩)へいくルートの一つでした。山を越えてたいへんだったろうと思います。いまでいうと(税関)なのでしょうが、ゆるい税関だったと思われます。
 資料等を準備して今年度内には村指定の史跡にと思っています。

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