5月27日(月)
鹿の川沼の周辺の木に花が咲いていました
この木に花が咲いたのを見るのは初めてで
調べましたがハゼノキとヤマハゼノキが似ていて遠くで見て写した
写真で区別がつきませんが...
ハゼノキで調べる事にしました
ハゼの木の紅葉は鮮やかな色合いで思わず足を止めてしまうような美しさです 櫨紅葉と呼ばれる事もあります
雌雄異株で紅葉が終わった頃に櫨の木の実を見ると多くの実がぶら下がっていることがあります
この実から採れる蠟が和蠟燭の材料になります
安土桃山時代末に筑前(福岡県北西部)の貿易商人によって中部南部から
輸入され栽培されたと伝わっています
また江戸時代中期にも琉球を経由して輸入され薩摩一帯での栽培が広まりました
ちょっと歪んだ形の実は種子の周りに多くの油分(蝋)を含んでいます
粉砕して熱を加えて圧力で絞り抽出した蝋を和蝋燭にします
蝋物質(油分)の多い木の実ですから色は灰色で目立たなくても多くの野鳥が
好んで食べて種子散布に貢献します 実生があちこちで見られる所以です
紅葉の美しさから庭木として植えられる事もありますがハゼノキはウルシ科
ですからたまにかぶれる方もいます
特に春先の芽吹きの時期には気を付けましょう
森の植物の歳時記 ハゼノキ(黄櫨)から
↓ 花の画集からお借りしましたハゼの花
※ 櫨と山櫨の違い
ハゼとヤマハゼの違いは葉に毛があるかないかで見分けます
ハゼノキは無毛ですがヤマハゼの葉には毛が生えています
ハゼの木(櫨の木・黄櫨の木)
主にロウソクを作る為後から輸入された
ヤマハゼを駆逐しました
ヤマハゼ(山黄櫨)
ハゼノキほどにはロウソク作りに向かず
染料や弓材・寄せ木細工などに使われたようです
4月12日に初めてコクサギの花をみました
こんな花が咲いていました
5月27日
この日はこんな実が付いていました!
この日はこんな実が付いていました!
どんな実が付いているかと見る事も楽しみでした
小さな小さな実でしたのでアップしたらボケていました^^;
2024.5.27 鹿の川沼散歩 予約投稿しています