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インド(ラダック)旅行記#11-スタクナ・ゴンパ

2012-10-15 15:04:34 | インド(ラダック)旅行記
↓スタクナ・ゴンパ(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

3日目


シェイ王宮を後にし、しばらく進むとインダス川に架かる橋を渡ります。
そこを渡ると向こうの丘にスタクナ・ゴンパが聳えていました。






車を降りてマニ車を回しながら入口まで上っていきます。
丘の上に行くとインダス川の風景が遠くまで見渡せました。




中庭に出るとカラフルな建物がぐるりとまわりを囲んでいます。
正面の階段を上がってドゥカンの中へ入ると、
内部は外にもましてきらびやかで、数々のタンカや壁画で埋め尽くされていました。






=====ガイド=====

16世紀にシンゲン・ナムギャルの時代に建てられて、ドゥクパカギュ派という宗派のゴンパ。
スタクとは虎のこと、ナは鼻で「虎の鼻」という意味。
なぜこの名前がついたのかというと、
このゴンパが建っている岩山が虎の姿に見え、その鼻先にゴンパがあるため。

ドゥクパカギュは、ブータンの国教にもなっている宗派で、
ラダックにはこの宗派のお寺が多いが、その中でも代表的なのがへミスゴンパ。
しかし、こことは微妙に違い、スタクナはどちらかというとブータンに近い。
16世紀にブータンからチョゼムジンという僧侶を呼んで、ここのお寺を建立した。

ドゥカンにはスタクナリンポチェの写真があり、
かつてここのヘッドラマだったが4年ほど前に亡くなった。
亡くなった後転生するが、その生まれ変わりの人はまだ見つかっていない。

ご本尊は、三世仏(過去仏、現世仏、未来仏)。
過去仏は「覚者仏陀(?)」、現世仏は「釈迦牟尼仏陀」、未来仏は「弥勒菩薩」で、
弥勒菩薩は、56億7千万年後に仏陀になり人々を救うと言われている。
その両脇にはカンギュールがある。
カンギュールとは釈迦牟尼仏陀(お釈迦様)の教えをまとめた経典。
バージョンによっていろいろあるが、だいたい120くらいある。
カンギュールの他にテンギュールというのがあるが、
これは竜樹など、そのあとの人たちがカンギュールに対してコメントなどを加えていったもの。
それが225典ある。
トータルで、340~350あるがチベットにはオリジナルが残っている。

当時仏教の中心地カシミールなどに入ってきたときはみんな失ってしまったが、
その前に翻訳してこちらに持ってきた。
ナーランダーとかヴィクラマシーラなどの仏教の総合大学があったが、
それは今のインドとかパキスタンなどイスラム圏に多くあったので、
そちらにあったものは、偶像崇拝を禁止しているイスラムに破壊されてしまった。

ここに残っているのは全てではなくて、中でも重要なものを翻訳して持ってきた。
ナーランダー僧院が燃やされたとき、
ものすごい数の経典があったため7か月間煙が立ち上り続けた。

スープラ(お経)とかタントラ(実践する方式)がヒマラヤの仏教に残って、
実践することができるようになっている。
そういう重要なものが残っている場所なので、以前は汚かったが、
当時のスタクナリンポチェがきちんと修復した。
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(?):よく聞き取れなかった箇所



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