↓戴冠式のイベントが行われたチャンリミタンスタジアム(ブータン)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
先日結婚の報告をされたブータンの第五代国王が
2008年に戴冠された際イベントが行われたのがこのチャンリミタンスタジアム。
イベントは新国王の感動のスピーチに始まり、
国民による踊りやゲーム、インドからプレゼントされた像のお披露目など、
終始和やかに行われました。
月が浮かぶ夕暮れの空にお祝いの風船が飛んでいく
このチャンリミタンスタジアム、
実は過去にちょっとかわったワールドカップが行われた場所でもあります。
それは、2002年6月30日に開催されたFIFAワールドカップの世界
最下位を決める、
ブータン対モントセラト戦
が行われたのです。
最下位を決める試合といっても、
両国にとっては世界注目の大舞台のため、大変な盛り上がりをみせました。
試合中には犬が二度ほど乱入し、
相手国の選手は、何度も飛行機を乗りついでやっと着いたと思ったら、
食中毒と高山病でバタバタ倒れていったとか。
おかげで(失礼)、ブータンのドルジ選手がハットトリックを決め、
その他1得点を獲得し、4-0でブータンが圧勝したそうです。
しかし、トロフィーは2つに分割し両チームに分け与えられ、
なんとも心温まるワールドカップのもうひとつの試合になりました。
ちなみにこの模様は後に「
アザー・ファイナル [DVD]」というドキュメンタリー映画になりました。
朝日に輝くパロの村
「
アザー・ファイナル [DVD]」
紹介文:世界中がワールドカップの決勝戦で沸いた2002年6月30日、もうひとつの決勝戦が行なわれていた……。FIFAランキング202位のブータンと203位のモントセラトによる最下位決定戦だ。あまりに映画的な設定だが、これがFIFA公認の正式試合で、その準備から試合までを追ったドキュメンタリー。レベルの低い試合を笑おうというのではなく、生活習慣は違うが不利な環境の中でサッカーを愛するという共通点を持つ二つの国は温かい視点で、商業主義のメインのワールドカップはシニカルな視線で描いた名編。ひとつのボールが関係者や会場をめぐっていく演出もほのぼのとさせてくれる。ワールドカップは一試合も観なかったのに、この映画には思わず感動です……。
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