kawatifuurin

憲法をくらしに生かし、再生硝子で、平和と癒やし、故人を偲ぶ音色を奏でる河内風鈴をつくっています。

私も感動しました。

2011-09-30 14:29:04 | 地球環境を守ろう
福島のお母さん武藤類子さんの静かで力強く

 気持ちがストレートに伝わって来るスピーチには、とても感銘を受けました。


スピーチの一部を転載させて頂きます
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はじめに申し上げたいことがあります。
3.11か らの大変な毎日を
命を守るためにあらゆることに取り組んできた
みなさん、ひとりひとりに
ひとりひとりを深く尊敬いたします。

そ れから
福島県民にあたたかい手を差し伸べ、つながり
様々な支援をしてくださった方々にお礼を申し上げます。
ありがとうございま す。

そして、この事故によって
大きな荷物を背負わせることになってしまった
こどもたち、若い人々に
このような現 実を作ってしまった世代として
心から謝りたいと思います。
本当にごめんなさい。

さて、みなさん。
福島はとても美 しいところです。
東に紺碧の太平洋を臨む浜通り。
桃、梨、りんごと、果物の宝庫の中通り。
猪苗代湖と磐梯山のまわりに黄金色の稲 穂がたれる会津平野。
そのむこうを深い山々が縁取っています。
山は碧く、水は清らかな、わたしたちのふるさとです。

3.11 原発事故を境に
その風景に目には見えない放射能が降り注ぎ
わたしたちは被曝者となりました。

大混乱の中で、わたしたち には様々なことが起こりました。
素早く張り巡らされた安全キャンペーンと不安の狭間で
引き裂かれていく人と人とのつながり。

地 域で、職場で、学校で、家庭の中で
どれだけの人が悩み、悲しんだことでしょう。

毎日、毎日、否応無く迫られる決断。
逃げ る、逃げない。
食べる、食べない。
こどもにマスクをさせる、させない。
洗濯物を外に干す、干さない。
畑を耕す、耕さな い。
何かにもの申す、黙る。
様々な苦渋の選択がありました。

そして今
半年という月日の中で次第に鮮明になってき たことは
事実は隠されるのだ。
国は国民を守らないのだ。
事故は未だに終わらないのだ。
福島県民は核の実験材料にされるの だ。
莫大な放射能のゴミは残るのだ。
大きな犠牲の上になお原発を推進しようとする勢力があるのだ。
わたしたちは捨てられたのだ。

わ たしたちは、疲れとやりきれない悲しみに深いため息をつきます。
でも、口をついてくることばは
「わたしたちを馬鹿にするな」
「わ たしたちの命を奪うな」です。

福島県民は今、怒りと悲しみの中から静かに立ち上がっています。
子どもたちを守ろうと母親が父親 が、おじいちゃんがおばあちゃんが。
自分たちの未来を奪われまいと若い世代が。
大量の被曝に曝されながら事故処理に携わる原発従事者を助 けようと
労働者たちが。
土地を汚された絶望の中から農民が。
放射能による新たな差別と分断を生むまいと、障害を持った人々が。

ひ とりひとりの市民が、国と東電の責任を問い続けています。
そして「原発はもういらない」と声をあげています。
わたしたちは静かに怒りを燃 やす、東北の鬼です。

わたしたち福島県民は
故郷を離れる者も、福島の土地にとどまり生きる者も
苦悩と責任と希望を分かち 合い、支え合って生きて行こうと思っています。

わたしたちとつながってください。
わたしたちが起こしているアクションに注目をし てください。

政府交渉、疎開、裁判、避難、保養、除染、測定、
原発・放射能についての学び。
そしてどこにでも出かけ、福 島を語ります。
今日は遠くニューヨークでスピーチをしている仲間もいます。
思いつく限りのあらゆることに取り組んでいます。

わ たしたちを助けてください。
どうか、福島を忘れないでください。

もうひとつ、お話ししたいことがあります。
それは、わた したち自身の生き方、暮らし方です。

わたしたちは
何気なく差し込むコンセントの向こう側を想像しなければなりません。
便 利さや発展が、差別や犠牲の上に成り立っていることに
思いを馳せなければなりません。
原発はその向こうにあるのです。

人 類は地球に生きる、ただ一種類の生き物に過ぎません。
自らの種族の未来を奪う生き物が、他にいるでしょうか。

わたしはこの地球と いう美しい星と調和した
まっとうな生き物として生きたいです。
ささやかでも、エネルギーを大事に使い
工夫に満ちた、豊かで創造的 な暮らしを紡いでいきたいです。

どうしたら、原発と対局にある新しい世界を作っていけるのか
誰にも明確な答えは分かりません。

で きうることは
誰かが決めたことに従うのではなく
ひとりひとりが、本当に本当に本気で自分の頭で考え
確かに目を見開き
自分 ができることを決断し、行動することだと思うのです。

ひとりひとりにその力があることを思い出しましょう。
わたしたちは誰でも変 わる勇気を持っています。
奪われてきた自信を取り戻しましょう。

原発をなお進めようとする力が垂直にそびえる壁ならば
限 りなく横に広がりつながり続けていくことがわたしたちの力です。

たったいま隣にいる人とそっと手をつないでみてください。
見つめ 合い、お互いの辛さを聞き合いましょう。
涙と怒りを許し合いましょう。
いまつないでいるその手のぬくもりを
日本中に、世界中に広 げていきましょう。

わたしたちひとりひとりの背負っていかなければならない荷物が
途方もなく重く、道のりがどんなに過酷であって も
目をそらさずに支え合い
軽やかに、朗らかに生き延びていきましょう。

             
 


交野クラフト展終わる

2011-09-20 08:35:26 | 癒しを届ける河内風鈴
クラフト展は、懐かしい人びととの楽しい出会いがあり,名残り惜しみながらも終了しました。生家の近くの人や、亡くなった従兄弟の友人、旧知の同僚や上司、ともに活動していた活動家の仲間や同志・・・。こんなクラフト展での出会いが、創作意欲?をかき立てるのでしょうか。たまたま日曜日の「しんぶん赤旗」活動版に掲載された記事を見た人たちも,天候の不順にも関わらず来てくれました。みなさんありがとうございました。これカラも『いつまでも残したい日本の平和と癒しの音色,河内風鈴」のエコ作品をつくりつづけます。Ca380528


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交野クラフト倶楽部展9/16~9/19

2011-09-13 09:52:05 | 風鈴の呟き
9/16~9/19の 交野市の大門酒造ギャラリーでおこなわれる交野クラフト倶楽部展、2011年のテーマは「水」です。なかなかつくりづらいテーマで悩んでいました。基調にしたい配色は,水色です。その源はサントリーのスカイブルーのビンです。ところがこのビンの鎔解に時間をとられています。理由は,固く溶けにくいのが難点。良い知恵はないものですかね。午前2時から,燃料の灯油量をアップしても適温になりません。加えて猛暑。苦しんでいます。すすめているのは,水色で作った布切れを川のようにして,蛙・亀・ワニを飾り,川の蛇行に沿ってバルーンランプで灯りをともし,その上で,水色の優しい河内風鈴が音色を奏でているという作品です。夜空を見上げると,きれいなお月さんが「風鈴屋さん、がんばれ!」と私を励ましてくれているようでした。<ahref="http://art.blogmura.com/glassart/">にほんブログ村 美術ブログ ガラス工芸へCimg0803


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<marquee>鈴虫の心地よい音色で目が覚めました。</marquee>

2011-09-06 04:38:23 | 癒しの草花たち
心地よいネスズ虫の音色で,目が覚めました。秋ですね。工房に下りると、室内温度は38℃。気持ちよい。昨日は台風で雨が降り続け蒸し暑く,工房内は46℃度。風鈴づくりにいい環境です。
9月のクラフト日程は,9/10~9/11ー京都京田辺市役所周辺かぐや姫まつり・9/16~9/19ー大阪交野市大門酒造での交野クラフト倶楽部展・9/21京都東寺の弘法さん・9/24~9/25ー静岡浜名湖クラフトです。2011年の風鈴は在庫がなく,2012年に向け製作中の風鈴とガラスの落款体験で参加します。ご近所の人は,ぜひお越し下さい。あなたとの一期一会楽しみにしています。河内風鈴<ahref="http://art.blogmura.com/glassart/">にほんブログ村 美術ブログ ガラス工芸へ