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パチンコ店の防犯ブザー

2006-02-07 20:48:50 | 犯罪・刑事関係
北海道美幌町で、バチンコ店が学校に寄贈した店名入りの防犯ブザー(パチンコ店のシール入りであり、同店のCMソングも流れるそう)を配ったところ、パチンコ店の宣伝みたいなブザーを使うのはいかがなものかと文句が出ているのだそうです。教育現場にパチンコの宣伝物を入れるなという意見なのだとか。

正直、ええーっ、っていう感じです。

別にそんなのいいじゃない。由緒正しきブザーであろうと、パチンコ店のブザーであろうと、子供を守ってくれるならいいブザーなんですよ。むしろ、単にブザー機能だけしかないと子供達もすぐ飽きて忘れるでしょうし、機能が多い分使われるかもしれないメリットだってありそうです(子供に忘れられない多機能型防犯ブザーを誰か開発してみては? まあ、肝心の防犯ブザー機能を忘れ去られるかもという難点がありますが)。

この問題、宣伝vs善意という観点のみで論争しているのが何か引っかかります。
もちろん、店長が「純粋な善意だ」なんて言ったからそういうことになっているんでしょうけれど。で、純粋な善意の表れかと言われれば、「純粋ではない」ということになるでしょう。景品の余り物を配布したということですから、善意の表れととるのはおかしいですね。
が、店に純粋な善意がないから、批判されうるべきものなのかと言えば私はそうは思わないんですね。
防犯ブザーの必要性は説かれども、必要性を感じつつ面倒だから、ウチの子に限ってみたいな考えで買わない親もいるはず。そういう親の中に「もらったのなら持たせてみよう」と思う人も多いはずです。
宣伝よりも善意よりも大切なのは子供の安全。
どういう経緯であれども、防犯ブザーを子供が持つのであれば、結果としてはそれでよしとすべきではと考えます。

学校がパチンコ店の宣伝になりそうなものを安易に配布したというのが問題という視点もあるかもしれませんが、個人的には賛同しえません。
タダでもらったものだからこそ気軽に配布できたのでしょうし、きちんとしたものを使うには税金が必要です。
もちろん、文句を言う保護者が「パチンコ店のCM商品を使うくらいなら、我々が出したるわい」というのでしたら話は全く変わりますが…

「嫌なら使わなければいい」とパチンコ店の店主は言ったそう。
その通りでしょう。

ちょっと一部整理しきれていないので、あとで捕捉するかもしれません。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
斜眼 (斜眼)
2006-02-08 00:05:05
こんばんは。

パチンコ店に対する偏見が先行すると善意が無駄になってしまいますね。

子どもの安全という視点で考えることについて同感です。

企業が社会貢献として地域活動することがありますが、結果的には企業の宣伝になるのと同じですよね。
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>斜眼様 (川の果て)
2006-02-08 06:00:34
そうなんですよね。

有名人の慈善活動についても、売名行為だと批判する人もおられますが、結果として苦しんでいる人が救われるなら売名行為でもいいじゃないかと思います。

何か問題にすべき点が違うような気がしまして、首をかしげたくなります。
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