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西武ライオンズ

2005-12-01 17:49:23 | 野球
伊東監督が退任するかも、なんていう記事が載っていました。
西武内紛、伊東監督「辞めさせる気か」
もちろんスポーツ紙の言うことなのでどこまで信用できるか、甚だ心もとなくはありますが、最近の西武のやり方を見ていれば、普通の監督であれば不信感を募らせるでしょう。

まずは松坂の先輩松井投手の件ですね。西武も狙っていたのですが、スワにかっさらわれてしまいました。スワは何も悪くありませんよ。ただ、伊東監督は終わった後の記者会見で「一番欲しい選手が取れなかったのがショック」と話しています。
この経緯はドラフト会議を見ていないので正直よく分からないのですが(順番的にスワの方が先だったろうと思いますので、松井投手を選択することは西武には不可能だったはず。囲い込んでおけという意図なのか、あるいは自由獲得選手にしてでも獲りたかったという意味なのか?)、穏やかな発言ではないですね。選ばれた他の選手達のやる気を削ぎかねないコメントです。よほど頭に来ていたのでしょう。

次にFA宣言した豊田投手でしょうか。野口投手と比べると絶対巨人というようでもなかったですが、結局は巨人に行ってしまいました。巨人の待遇がストッパー確約というものでもない以上、むしろ西武に残りたくなかったというのが近いのではないでしょうか。
まあ、これは監督と豊田投手の間に確執があったという可能性もなきにしもあらずですが、ストッパーがいなくなるのは痛いでしょう。

同様に中継ぎの森慎二投手もポスティングでメジャーに行く見込み。入来投手の例もありますので、入札0の可能性もありますが、ストッパーに加えてセットアッパーまでいなくなるというのは首脳陣には頭の痛いところでしょう。

で、選手会長をあっさりと自由契約にした、まあ監督が知らなかったというのは多分本当でしょうから、それまでの経緯を加えると不信が爆発しても無理なかろうというものです。

個人的には、西武フロントは勝つことを望んでないのでは、という印象すら受けます。西武グループ自体先行き不透明ですし。松坂・カブレラと顔になる選手だけ残して、あとは金の無駄と思える選手から片っ端から切っているのではないでしょうか。
とにかく企業の広告塔としてとりあえず残すだけ残しておこうと。そういう態度にすら感じられる。

監督が辞めようが辞めまいが、来季の西武が平穏でない精神状態でシーズンに望むのは間違いないでしょう。戦力的にも上積みがほとんどないので(豊田やフェルナンデスの年俸分浮きますが、おそらく誰かを補填したりはしないでしょう)、来年も今年とほぼ同じ面子ということになるでしょうか。
今年は西口投手の復活でどうにかプレーオフまでこぎつけましたが、来年、彼が失敗したら、あるいは松坂投手が西武でのやる気を失ってしまったとしたら?

現在批判されているのは楽天ですが、来年、西武は楽天以上に失望のシーズンを過ごすかもしれません。

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