川の果ての更に果てに

Svensk,Danmark,Norges,Suomen応援ブログ

J1・第23節

2006-09-16 19:20:39 | サッカー
清水エスパルス 1 - 2 鹿島アントラーズ
開始前から両チームのサポーターが大きく気勢をあげているあたりが「優勝を狙えるチーム同士」の戦いという印象…パルちゃんがチアリーダーパフォーマンスにまじってのパフォーマンスでウケを取り、非常にいい雰囲気で試合開始。
前半はほぼ鹿島ペース。細かいところを言えばチョ・ジェジンが1対1でキープしきれず、マルキーニョスへのパスがオフサイドになるシーンが多いなどしている内に清水の中盤がミスが増え、結局耐え切れずにロングボールに頼るようになったというところですけれど…
まあ、清水が鹿島のリズムにハマってしまったという感じでしたかね。その鹿島は2トップが第五の田中を狙う田中康平と深井です。

サイドの攻防では鹿島は左の新井場が長い距離を独走するシーンを再三展開して兵働と市川から積極性を奪い、一方清水も左の藤本と右の内田が引っ張り合いをするシーンが多かったですが、藤本が30分くらいに負傷交替してからはこちらも鹿島が優勢。結局、サイドはほぼ鹿島という状態で、あとは時間の問題という雰囲気に…
その時間が44分。深井が右から切り崩して中に戻し、更に一つ流したところフェルナンド。奇麗なミドルで鹿島が先制し、0-1で前半終了。

後半、「いい時を思い出せ、サイドを攻めよう」という指示を受けただろう清水が特に右を意識して攻めようとしますが、最後の局面でどうしてもオフサイドが多い。逆に鹿島は新井場、内田がしばしば突破していい形を作ります。新井場は長い距離をあがってもフィニッシュ、クロスがブレたりせず頼もしいですね。 
15分近くには中盤のボールキープから野沢がDF2人に構わずミドルシュート。これが奇麗にドライブがかかって西部の頭を超えてゴール。
その後、長谷川監督がこれはまずいとイマイチだった兵働を引っ込めてアレシャンドレを投入。3トップでリズムに変化を図って二度ほどいい形。
すると鹿島も負けじと田中とダ・シルバを引っ込めてこれまでの2トップ柳沢とアレックス・ミネイロを投入。ただし、この交替…交替自体は今ひとつ目立たなかった二人を引っ込めるということで正しいと思ったのですが、相手がリズムを変えようとしている中で選手交代をしたことで逆に一気に相手の怒涛の攻勢にのまれることになってしまいました。
20分以降は清水が怒涛の攻撃。それが実って26分には左からクロス→曽ヶ端のパンチが弱くPA内で拾った市川が折り返し、枝村がシュート。これがライン上でDF、GKが色々粘りますが結局ゴールイン。
残り20分ちょっと。同点のために十分な時間が残り、今度は逆に焦った鹿島がチャンスで力が入りすぎてふかすシュートなどを連発して清水がひたすら攻撃。ただどうしてもオフサイドが多く、最終的に決めきるまでに至らず。
焦れた清水ベンチが矢島を入れて4トップ気味(アレシャンドレが下がってましたが)にしましたが、逆にバランスを崩してしまってベンチが狙う形には至らず。結局1-2で試合終了となりました。
清水は連勝がストップしました。好調時のリズムに対応され、それを更に突き崩す別のリズムを持たなかったという部分がありましたかね。ただ、後半のベンチ対応などは中々良かったですし、負け自体は痛いですが悲嘆に暮れるようなものではないかと思います。

京都パープルサンガ 1 - 0 FC東京
不調チーム同士の対戦は国立から戻ってきて後半15分から見ました。既にパウリーニョのPKで先制されており、FC東京は追う立場で色々攻めてはいるのですが、何となく入りそうって気がしません。人数が一人少ないようで「そうか誰か退場したのか。梶山がいないから梶山だろうな」と思ったら、30分過ぎに梶山がいることが判明。15分間消えていたわけね(笑)
試合自体はどちらも中盤でミスが多い、突破でもいい場面で消極的に戻すパスが多いと不調なチーム同士だなというのを伺わせます。で、フィニッシュに至っても入りません。
後半終了間際に途中投入のワシントンが退場してしまい(これは可哀相な気がしましたが)、結局両方点が入らないまま終了。
FC東京は今野が戻ってきましたが起爆剤になれず。やはり平山頼りということでしょうか…

大分トリニータ 0 - 2 ガンバ大阪
播戸が2得点。ここに来て絶好調のようです。

浦和レッズ 2 - 1 サンフレッチェ広島
レッズは旗色の悪いゲームを巧く拾いました。
前の大宮戦でもそんなところがありましたが、レッズのゴール前は非常に固いわけですが、それゆえに「中に枚数がいればいい」みたいな油断があるような気がしますね。前の選手もサイドの選手もどうにも「決めてやる」、「止めてやる」という強い意欲がないような。
先制点はその闘莉王の素晴らしいミドルでしたが、その直後にウェズレイにくらった同点弾はショートコーナーに対して危機感ゼロでしたし、広島のシンプルなサイド攻撃が良かったのもありますが、やや淡白な部分も多い。まあ、左は三都主なので元々淡白ってのもあるのですけれど。
後半の最後は決定機をニ、三作られましたが山岸のセーブやポストにすくわれているうちに長谷部→三都主のグラウンダーのクロスを飛び出た下田が触れずに山田につめられてジ・エンド。
浦和は勝ちましたが、今後どこか中から崩すチームが出てきたり、浦和CB、GKがコンディション不良などを起こした時には意外とあっさり崩れそうな気はします。

アビスパ福岡 1 - 3 横浜マリノス
久保が早々に点を決めて早々に退場してしまっていますが、マリノスが力勝ちしたようです。

名古屋グランパスエイト 3 - 1 アルビレックス新潟
ヨンセンが久々にゴール。7試合で5点。これから涼しくなってきてより大爆発なんてこともありえそうですね。

セレッソ大阪 3 - 2 ジェフ千葉
千葉も中々すかっと勝てませんね。


最新の画像もっと見る

12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは (フォルテ)
2006-09-16 20:56:00
パルちゃんも元気だったのですね。

優勝を狙うチームの試合の後だけに、不調なチーム同士の試合は落差が激しかったのではないでしょうか?

会社で見てて、「セレッソ・甲府・京都でこう続いてるから、ホント立て直さないと次節の鹿島戦は・・・。」と、ブツブツブツ・・・。
返信する
>フォルテ様 (川の果て)
2006-09-16 21:10:02
パルちゃんはハーフタイムにバックスタンド側をグルリと回ってファンサービスをしておりました。今の清水では一番の人気者かもしれません(笑)



FC東京は今後鹿島、ガンバと続くわけで苦しい戦いになりそうですね。
返信する
Unknown (うるふ)
2006-09-16 22:49:20
こんばんは。

パルちゃんはホントに芸達者ですね。

鹿サポにもパルちゃんファンが急増中ですよ。



今日の2ゴールはどっちもいいゴールでしたし

内容も今までよりはかなり良かったので、気分よく国立から帰れました。
返信する
>うるふ様 (川の果て)
2006-09-16 23:29:26
マスコットではパルちゃんとグランパス君が首位を争っているという状態でしょうか(笑)



鹿島サポにとっては好調清水に勝てたので気分がいいでしょうね。ただ、清水も最後はかなり意地を見せましたし、負けは悔しいでしょうけれど「次は勝つだろう」という気にさせてくれる負け方で悪くないという印象を受けました。
返信する
Unknown (健さん)
2006-09-17 00:48:14
お久しぶりです!

パソコンの修理がようやく終わって、これから本格的に復帰です。



俺も生で清水戦見たかったですよ~

地元に帰っていなければいけたんですけどね

とにかく、これで3連勝

しかも、苦手な清水を破ったので、次のナビスコカップに期待が持てました~
返信する
FC東京、厳しい・・・ (yoshi)
2006-09-17 01:57:13
こんばんはー。

FC東京がやばくなってきちゃいました。

とにかく、ルーカスにがんばってもらうしかないです。。。

甲府戦でも感じたのですが、選手たちがすごい疲れてるように見えます。

心配です・・・。
返信する
>健さん様 (川の果て)
2006-09-17 11:08:16
お久しぶりです。

清水戦は鹿島の出来が良かったですし、今後に期待がもてる内容でもありましたね。逆にヤナギ・ミネイロのコンビにとっては心中穏やかではないのでしょうけれど。
返信する
>yoshi様 (川の果て)
2006-09-17 11:11:49
疲れというよりは精神的な部分に問題があるような気がします。若い選手が多いだけにマイナスに向かうと歯止めがかからない…みたいな印象ですね。



正直ルーカスだけが頼りという状況ですね。まあ、元々ですけれど。あとは平山の加入が刺激になっていればいいんでしょうけれど。
返信する
Unknown (九州っこ)
2006-09-17 11:25:05
日本の監督でバルセロナやチェルシーの戦術を理解している人はJリーグにいるのでしょうか!?

アビサポとしては欲求不満爆発です(笑)
返信する
>九州っこ様 (川の果て)
2006-09-17 12:13:31
まあ、日本にはロナウジーニョもエトーもシェヴァもいませんから同じ戦術を採用しても巧くいかないのは目に見えているような気はしますが…

アビスパは重苦しい感じですよね。
返信する