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デビッドソンはモレーノか?

2006-03-14 10:54:07 | 野球
モレーノというのはフルネームは忘れましたが、日韓ワールドカップの韓国-イタリア戦でトッティを退場にした主審の名前ですね。
個人的にはトッティではなくバッジォだったら倒れることなくそのまま最後まで突き進んだような気が未だにし、「トッティは気の毒だがバッジォ以下である」という個人的評価を確立させたシーンの主役です。
試合の後、イタリアメディアなどは「仕組まれた」と大騒ぎし、「モレーノとはどんな人物であるか」など特集なんかも組んでいたりしていたそうです。

昨日から同じことが日本でも起きていますね(笑)。主役はモレーノではなく、ボブ・デビッドソンに変わりましたが。

ま、個人的には試合内容でそもそも課題にすべき点が多いので、それを棚に上げて審判批判ばかりしているのもまたどうなのかと思う部分もありますが、とりあえずその部分は置いておいて、問題のジャッジについて。

正直、主審のオーバーコールの権限などについてはさっぱり分かりませんので、ルールを探してみようと思いましたが、見つかりませんでした。
ただ、検索のホットワードに「野球 タッチアップ」とか「野球 ルール」などが多かったのは関心が高い証拠のようであり、周囲の喧騒に巻き込まれず、「とりあえずルールを見てみようじゃないか」という人が多いよう。そのあたり冷静な人も多いようです。

見つからなかったので何とも言えません。今までなかっただけで「主審は塁審のジャッジを覆してはならないわけではない」のかもしれませんし。ただ、その考えにたつと「じゃあいいんだ」ということになりますので、「それは問題である」という考え方に立ちます(笑)。

で、これはMLBと主審が組んだものであり、日本は仕組まれたのだという論調も多いですけれど、どうですかね。
とことんまで結果にこだわるのは分かるにしましても、それをこの試合にもってくる必要性があるのかという部分が疑問。まだ2次リーグであり、この試合負ければ終わりというわけでもないですからね。
もちろん、接戦の試合を勝ちにしておけば、後々優位という心証は働くのかもしれませんが、同じことはカナダ戦でも言えるわけで。カナダ戦で特にそういうことはなかったといいますしね。
アメリカの運命が決まってしまう試合であったメキシコ-カナダ戦でも何かあったんじゃないかという話も聞きませんし。

どちらかといえば、主審が場の空気に流されてついつい判定を覆しただけ、というのが正確なところで、アメリカを優勝させるためまでの大志は抱いていなかったのではないかと思いますが(笑)
MLBと非MLBの違いはあったかもしれませんけれど。

ワールドカップとかでは時に仕組まれた試合なんてのがあるというのは知られざる定説ではありますが、今回については単に審判がオマヌなだけということになりそう。
マリーンズのヴァレンタイン監督がインタヴューで「彼はボークをすぐ宣告する目立ちたがり屋だ」と言っていたそう。

で、審判がダメということは今更もうどうしようもなく(元々最初の段階で問題視されていた)、ダメさゆえにメキシコ戦・韓国戦では逆に得をするかもしれないわけですね。
ま、そう思いなおして頑張るしかないでしょう。敗退した後で「あの判定が3試合のすべてだった」と言い訳しているのも何か情けないという感じがしますので。
「米国戦の全てだった」ならまだ分かろうものですが。

ところで、今回の一件では朝鮮日報も「アメリカの詐欺だ」みたいな記事を書いていたのだとか。当事者でもないのに日本より露骨な表現を使うのは、ソルトレークでのオーノの一件を忘れていないということでしょうかね。
ショートトラックで金東聖選手がアポロ・アントン・オーノの進路を妨害したとして失格になった。韓国関係者は「日中韓に対するジャッジが酷い」と怒っていたらしい。
ソルトレークの時には直後のワールドカップで韓国はアメリカ戦でゴールを決めてオーノが突き飛ばされるパフォーマンスとかしていましたが、今度はデビッドソンがジャッジ変更をする仕草でもやってみますか(笑)
そのためには、何とかアメリカにグループEを突破してもらって、日本はグループFを首位で通過しないとね。

もちろんWBCの決勝で誰かがホームランを打った後、同じ仕草をしてもいいのですが(笑)


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