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川崎・男児転落死

2006-03-31 20:04:37 | 犯罪・刑事関係
動機も意味もよく分からない犯罪というものは、最近残念なことに増加傾向にあります。
川崎市で起きたというマンション15階から小学三年生を投げ下ろして死亡させたという事件も正直理解に苦しむ事件です。

防犯ビデオがかなり鮮明であるため、そう遠くない内に犯人が逮捕されるだろうとは思いますが、事件そのものが転落死であり、しかも実行行為を直接見ている人間がいないので三年生の児童の方については中々裁判が難しくなるかもしれませんしね。手袋をしていたとありましたし、物証から判別するのも簡単ではなさそうです。
まあ、清掃員の女性を投げ下ろそうとしていたというので、少なくともこちらでは有罪にできるのでしょうけれど…

既に見ている人が大半かと思いますが、一応動画付の配信記事がありましたのでリンクしておきます。
川崎市男児転落死 防犯カメラの映像を公開(NNN)

思う点は三つ。
まず、結果論からいけば、これって同一犯ですけれど、二人目の清掃員は9日前に転落死が起きたと知りつつも安易に男と15階まで上がっているということ。不審死が起きていれば警戒していても良さそうなものなのに、中々人間いざという時にならないとそこまで思いがいたらないのだろうなということを思います。

二つ目は当然ながら、この犯人が何を考えているのかということ。
年齢層を問わないということは、犯人にとっては、とにかく誰かを15階から投げ下ろすことに意味があったんでしょうか。しかし、それが何を意味するのかというと正直さっぱり分かりません(もちろん、犯罪学者でも捜査機関の人間でもないので分からなくて当たり前なのですけど)。
ただ、「いい加減なことを言うんじゃないよ」という批判覚悟で憶測を言わせてもらうと、犯人は身長約160センチとやや背が低い。何かそのあたりのコンプレックスから「自分は人を15階から投げ下ろせるくらいに強いんだ」と思いたかったということなのかなという気もします。あるいは単にマンションの15階(の部屋・あるいは住人)と何らかの関係があるのか、ということですかね。

三つ目は防犯ビデオにはこの犯人と見られる男が何度も映っていたということ。
防犯ビデオがあるといっても、中々巧く使うのは難しいのかなぁと思います。つまり管理面の問題ということで。
もちろん、一々映る人間を疑っていては話にならないという部分もあるのでしょうけれど、きちんと警戒していれば29日の事件の段階で何とかできたのではと思う部分もあるだけに…
仮に29日の清掃員も転落死していたとすれば、この点はよりクローズアップされるのかもしれませんね。もちろん、防犯ビデオの有意義な使用方法自体が確立していないので、中々難しい部分はあるのでしょうけれど。


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2 コメント

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>ゼシカ様 (川の果て)
2006-04-01 06:49:59
いえいえ、このあたりは完全な素人の意見・憶測ですので。

どういう動機であろうと意味がないとは思うのですが(もちろん、完全に精神病で動機がないということもありえないではないのでしょうけれど…ただ、それだと一つの場所にこだわりすぎですし…)。
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なるほど・・・。 (ゼシカ)
2006-04-01 02:25:49
犯人は自己顕示欲が強いというか、

コンプレックスをそういったゆがんだ形で

世間にアピールしたかったのかもしれませんね。

そんなことしたって何の意味もないのに・・・。
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