人生ブンダバー

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11/25 全日本合唱コンクール全国大会(室内合唱の部)

2017-12-01 05:00:00 | 音楽

今年は全日本合唱コンクール全国大会(大学職場一般部門)が10年
ぶりに東京で開催された(東京芸術劇場)。今年は全日本合唱連盟創
立70年だ。

11月25日(土)第1日「室内合唱の部」を聴いた。

この日前半の「開会式・大学ユース合唱の部」と後半「室内合唱の部」
は別の入場券となっている(S席であれば、それぞれ2,600円だ)。そ
の後の表彰式券は、また別になっている(300円)。
入場券は発売日(10/25 10時~)にネット申し込みで、2階E54を指
定し、ゲットした。

会場の東京芸術劇場は、入場者で大賑わい。会場1階ではプログラ
ム、楽譜、CDなどを販売している。合唱コンクールは「一大産業」だ。
経済効果も少なくないだろう。「合唱コンクールの経済学」が書けるか
な?
主催:全日本合唱連盟・朝日新聞社
後援:文化庁・豊島区・NHK
主観:東京都合唱連盟
実行委員長:清水敬一(東京都合唱連盟理事長)


都道府県大会を聴いて、自分なりに「採点」すると、その結果は60点
台、70点台、80点台とかなりばらつくが、全国大会ともなるとさすが
にどの団体も上手で、「明らかなミス」と思えるのはまったくなく、私の
「採点結果」は、僅差で77点から81.5点という集中化傾向だった。

出場番号「1」より「2」の方が上手いと思ったが、その後はだんだん
順位付けが難しくなってくる(笑)。


審査員の採点方式はいつもながら「新増沢方式」(→こちら)である。
すなわち審査員は、出場団体が仮にA、B、Cとあるとすれば、例えば
上位からB、C、Aというように並べればいいことになる。
最終的には個々の審査結果の「多数決」(!)ということになる(→こちら)。

今回の審査員は、
礒山 雅(音楽学者)、江上孝則(指揮者)、栗山文昭(合唱指揮者)、
佐藤正浩(指揮者)、長木誠司(音楽学者)、 辻裕久(声楽家)、新実
徳英(作曲家)、長谷川冴子(合唱指揮者)、László Nemes(ラース
ロー・ネメシュ)(教育者・合唱指揮者/ハンガリー)の9名だ。

(文中敬称略)



評価基準は審査員に任せられているのかしらん?
「発声」、「アンサンブル」、「音楽性」は評価に欠かせないだろう。
「感動(性)」はどうだろう?
「芸風」、「演奏順」や「客席の拍手」は影響するのかしらん?
「ネームヴァリュー」は影響するだろうか?
「審査員の顔ぶれ」は審査結果と相関関係があるかしらん?
休会中、審査員同士の「雑談」はできるのかしらん?


まったく余談だが・・・・・・
プログラムのp33に「全日本合唱連盟維持会員芳名」が掲載されてお
り、「敬称略・順不同」となっているが、「順不同」の意味が分からない。
「金額順」か「五十音順」にすべきではないかしらん。もしかすると、「順
不同」=「金額順」なのかしらん(笑)。




プログラム




プログラム抜粋


( )内はその場でノートした「私の採点とコメント」
【 】内は審査員による審査結果

1.室内合唱団“零” (77) 【銅賞】
 広島県<中国支部代表> 混声15名 指揮;縄裕次郎
(Topバッターで硬くなった?フレージング、声の伸びがいま一つ)

2.ウィスティリア アンサンブル (78) 【銅賞】
 北海道<北海道支部代表> 女声17名 指揮;藤岡直美
(課題曲は柔らかく振っていて上手い。自由曲は歌詩が分からない)

3.合唱団まい (78.5) 【銀賞】
 長野県<中部支部代表> 混声22名 指揮;雨森文也 pf.平林
 知子
(自由曲のア・カペラ、モンテヴェルディが指揮者なしの演奏ですばら
しい。雨森、平林両氏も一緒に歌う)

4.L'Aube des Temps (78.5) 【金賞】
 福島県<東北支部代表> 混声21名 指揮;菅野正美
(メンバーは20代?Sop.パートの発声がいい)

5.Serenitatis Ensemble (78) 【銅賞】
 徳島県<四国支部代表> 混声21名 指揮;白神直之
(音楽性はよかったが、発声がやや弱い?)

6.Chor Doma (77)  【銀賞】
 福岡県<九州支部代表> 混声24名 指揮;寺田有吾
(デュナーミクの大きい演奏だが、上手か下手かよく分からない)

7.アンサンブルVine (79) 【銀賞】
 京都府<関西支部代表> 混声24名 指揮;伊東恵司
(デュナーミクの大きい、声を出す合唱でよかった。後半はリズムに合
わせた振付付き)

8.混声合唱団鈴優会 (79) 【金賞・日本放送協会賞】
 東京都<東京支部代表> 混声24名 指揮;名島啓太
(課題曲はしっとりだが予定調和?自由曲がなかなかよかった)

9.女声合唱団ソレイユ (80) 【金賞・文部科学大臣賞】(シードへ)
 佐賀県<九州支部代表> 女声24名 指揮;女声合唱団ソレイユ
(メンバーは20~30代?強いAlto。発声がいい。自由曲はワイング
ラス楽器などを使用。おもしろかった。「おもしろさ」は加点要素では
ないと思うけれど)

10.マルベリー・チェンバークワイア (81.5) 【金賞・豊島区長賞】
 神奈川県<関東支部代表> 混声19名 指揮;桑原妙子
(ひいき目なしで、課題曲も自由曲も上手い。パートのピッチ、音色、
子音と母音がぴったりで、訴える力も大きい)


(総じて日本語の課題曲を上手く歌ったところは少なかったのではな
いかしらん)。


私の採点順に並べると・・・・・・
10.マルベリー・チェンバークワイア (81.5) 【金賞・豊島区長賞】
9.女声合唱団ソレイユ (80) 【金賞・文部科学大臣賞】(シード)
8.混声合唱団鈴優会 (79) 【金賞・日本放送協会賞】
7.アンサンブルVine (79) 【銀賞】
4.L'Aube des Temps (78.5) 【金賞】
3.合唱団まい (78.5) 【銀賞】
5.Serenitatis Ensemble (78) 【銅賞】
2.ウィスティリア アンサンブル (78) 【銅賞】
6.Chor Doma (77)  【銀賞】
1.室内合唱団“零” (77) 【銅賞】




12:32 午後、自宅を出る。


12:35 ドウダンツツジ


12:40 快晴 あざみ野二丁目


12:41 トウカエデの紅葉並木


12:44


12:50 あざみ野


13:12


13:20 山手線渋谷


13:36


13:37


13:39


13:41


13:42 東京芸術劇場地下1階


13:44 東京都高等学校文化祭 演劇部門 中央大会


13:45 高校生がいっぱい


13:46 「14時までお待ちください」


13:47


13:48


13:49






★ 本部はいずこも大変だ。









13:58


13:59


14:00


14:00


14:01


14:03


14:03


14:06  プログラムは400円


14:06


14:08 団体が演奏後15分にしてCDができあがる。


14:09


14:09


14:09


14:10


14:16


14:16


15:36 合唱連盟理事長


15:38 ジンジャーエール


15:41


15:41


15:46


15:47


15:48


15:49


17:00 「ここでまた入れ替えです。よろしく~」


17:02


17:05

ここでボーっとして歩いていたら、後ろから背中をポンポンと叩く人が
いる。振り向くと、仙台から上京されたYさん(女性)だった。翌日も「視
察」されるという。



17:07


17:08


17:09


17:10 
「お疲れさま~。すごくよかったです」と出演者に声を掛ける人


17:18


17:21


17:38 渋谷はいつも大混雑


17:46


18:13 あざみ野着


18:14

家内と待ち合わせ、駅前の「権八」へ。


18:45


18:46


18:54


19:23


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2 コメント

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ありがとうございます、 (鈴木昌弘)
2017-12-02 00:03:02
全国大会が終わって、翌日にはクリスマスチャリティに向けての練習が始まってす。芸術劇場のステージはとても歌いやすく、何よりお客様の反応がとても暖かく、音に集中している気配がステージ上からもわかりました。それに乗せられ、私たちもいつも通りの音楽が作れたのではないかな。と感じました。直前練習やリハーサルがあって、出演者はあまり他団体を聞けていません(出番も最後でした)そのなかで一番印象に残ったグループにあげていただき、何やら面映ゆい感じがします。聴いていただきありがとうございました。
今年のクリスマスチャリティは例年と違い二宮のラディアンで行われます。コンクールの曲は歌わないのですが、クリスマスの曲が盛りだくさんです。是非ご来場ください。メンバー一同お待ちしています。
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Re;ありがとうございます。 (katsura1125)
2017-12-02 07:41:47
鈴木さま、早速のコメントを有難うございました。
皆さんお上手な団体ばかりでしたが、それでもおのずと惹きつけられるか、られないかで多少の差があったといえるのではないでしょうか。
私もマルベリーはまったく「普段通り」歌っておられるなと思いながら聴いておりました。「発声」が統一されているのは「強み」でしょうか?
多数決の内容はまったく見ておりませんが、もしかすると4対5ではなかったでしょうか。
またいい演奏を楽しみにしています。
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