人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

5/21 新日本フィル第641回定期

2022-05-25 05:00:00 | 音楽

5月21日(土)曇り一時雨。

朝、K.ベーム/ウィーン・フィルの「ドン・ファン」リハーサル
を視聴。耳がよく、かのウィーン・フィルの演奏を止め、アウフ
タクト等々細かく指示する練習にビックリ!!注意が9割、褒め
るのは1割以下。

要はテンポ、リズム、強弱、硬軟かしらん?もっと突き詰めると、
テンポと強弱?生半可なことでは指揮者にはなれない(笑)。


午前11時から管理組合の苑地専門委員会。12時に終わると、集会
所を飛び出す。


午後、新日本フィル第641回定期を聴く(2時開演。於すみだトリ
フォニーホール)。
今週末は、新日本フィルと東響(J.ノット)の「ドン・ファン」
共演だ。

開演40分前にすみだトリフォニーに到着すると、長蛇の列に驚く。
後から知ったが、この日は「SOLD OUT」だという。佐渡人気恐
るべし?

私は昭和50年代の約10年間(小泉時代~)と21世紀に入って約20
年間(アルミンク時代から)、通算30年ほど新日本フィル会員だ
が、昭和50年代、小澤さんが振る時が毎回満席だった。


開演5分前に着席すると、なるほど客席はギッシリだ。
--通路側の席なので、ギリギリまで着席しないキクバリ。

今日のプログラムは、佐渡さんが新日本フィルにデビューした時
のそれと同一だという。
(注)佐渡さんの新日本フィルデビューは、平成2(1990)年、
29歳。第182回定演。私は聴いていない。

<プログラム>
1.R.シュトラウス 交響詩「ドン・ファン」 op.20、TrV156
2.バーンスタイン 前奏曲、フーガとリフス*
--休憩--
3.ベートーヴェン 交響曲第7番 op.92
指揮:佐渡 裕
クラリネット:マルコス・ペレス・ミランダ
ピアノ:髙木竜馬
ドラムス:高橋信之介
コンサートマスター:崔文洙/伝田正秀


いつも、つたないながら、「寸評」を少々・・・・・・

13:58 アナウンス「・・・・・・公演終了後はお座席ごとにご案内し
ます。まもなく開演でございます」
いつもながら、ぎりぎりに来る人が散見される。

1.R.シュトラウス 交響詩「ドン・ファン」 op.20、TrV156
曲についてはWikipediaをご参照→こちら
14:01 木管からオケが入場。拍手に迎えられ、立って待つ。
14:02 コンマス崔さんの登場に拍手が大きくなる。毎回の風景
だ。
14:04 大きな拍手に迎えられ、180cm以上の長身佐渡さんが登
場。コンマス二人と握手(握手できるようになった)。
指揮台に乗る前に、神妙におじぎする。

弦楽五部は14型(14-12-8-10-8)。コントラバスは8丁(!)だ。
チェロには客演でL.カンタ氏(スロヴァキア)が入っている。
この日の木管首席は、フルート野津、オーボエ神農、クラリネッ
ト磯部、ファゴット坪井の各氏。ティンパニは川瀬氏。
出だしはやや明るめの音色。大きな強弱。柔らかいところは柔ら
かく。全体によく鳴っており、ティンパニもしっかりだ。

開始8分、弦のpの上に乗る、神農さんのオーボエソロがすばら
しい。
後半のクライマックスからaccelerandoの後の「全休止」にも息
を飲んだ。
演奏は概算18分30秒で終了。
佐渡さんはオーボエ神農さんとコンマス崔さんを立たせた。

客席の照明はそのままに、オケがいったん退場。

ステージが作り替えられる間に、佐渡さんがハンドマイクを持っ
て登場(大拍手)。以下、ごく要約的に--
・今年4月からミュージック・アドヴァイザー、来年4月には音楽監督に(拍手)。
・50周年記念誌ができました。3,000円のところ、皆さまには、と言いたいとこ
ろですが(笑)。(佐渡さんはトークがお上手だ)。

・新日本フィルの一番の強みは、すみだトリフォニーホールです。
・4月から「すみだ音楽大使」に就任しました。先日も墨田高校の吹奏楽部を振
ってきました。墨田区を元気にしたり、楽しくしたりしていきたいです。

・ロシアとウクライナがあんなことになって、日本にも千人くらいの方が避難
してこられています(シ~ンと静まり返る)。おかげさまで、反田さんとの13
回の全国ツアーは完売状態で、そこでも呼び掛けさせていただきますが、わず
かでも結構ですので、本当は私が募金箱を持って回りたいのですが、QRコード
から募金をお願いできればうれしいです(→こちら)。

それでは準備ができたようですので(退場)。


2.バーンスタイン 前奏曲、フーガとリフス*
ステージ下手側に髙木さんのピアノ、その前にペレス・ミランダ
さん、中央にコントラバス(菅沼さん:新日本フィル首席)、や
や上手寄りにドラムスの高橋さん。後列にサックス、トロンボー
ン、トランペットの順。全員で20人強(?)。
プログラム解説を参照させていただくと、この曲は、①ブラスの
ための前奏曲、②5本のサクソフォンのための短いフーガ、③全
楽器のためのリフスからなっている。クラシックの現代曲という
よりは、ほとんどジャズだ。おもしろかった。ペレスさんは90度
の最敬礼。
(演奏時間8分)

--休憩--
休憩時間に新日本フィル50周年記念誌を買おうとしたら、これも
長蛇の列!休憩時間いっぱいでやっと購入できた。

並びながら、お元気そうな古谷野先輩と二言三言立ち話。
「僕は(合唱はこのまま)引退ですね(笑)」
「私もまだお休みです」。


3.ベートーヴェン 交響曲第7番 op.92
若かりし頃、フルトヴェングラー/ウィーン・フィルの演奏を
LPで繰り返し聴いた曲だ。
(1)佐渡さんの譜面台には譜面なし(置き忘れ?[笑])。冒頭の
和音が思い切りfで決まる。縦の線も決まり、弦の響きがいい。
(2)棒なしの、拍を振らない、ゆっくりした指揮。弦の伴奏に木管
が浮かび上がる。
(3)気持ち速めだ。fとp。コンマスにテンポをまかせ、身体をゆ
する。大きな指揮、大きな音楽で、ppも神経質すぎない。
(4)ここも棒なし。ますます速い!!前へ前へと進む。途中は「居
合い抜き」の「間」だ。佐渡さんは少し飛び跳ねる。ぐるぐると
左手を回した。
終わると早速コンマス2人と握手し、また神妙におじぎ。
フルートから始まり、オーボエ、クラリネット、ファゴット・・・・・・
と立たせていく。ティンパニに拍手多し。

佐渡さん
「アンコールに、チャイコフスキーがウクライナ民謡を題材にし
た『アンダンテ・カンタービレ』という美しい弦楽アンサンブル
を」
深い呼吸の弦楽アンサンブルが心に沁みた。
会場はうちわをあおぐかのような早い拍手がいつまでも続いていた。

15:55お開き

佐渡さん人気で定期会員数は増えるのでは?






プログラム




K.ベームの細かな指示!
「Not enough third trumpet」は英語字幕。
ベームはむろんドイツ語(笑)。




10:51 集会所へ


10:52


10:58 苑地専門委員会


12:00 終了


12:01



12:05 バスで急ぐ。


12:15 あざみ野


13:10 錦糸町


13:12


13:14


13:15


13:17


13:18


13:20


13:20


13:21 傘を忘れないように!!


13:22


13:23


13:23


13:24


13:25


13:25 アルミンクの「カルミナ・ブラーナ」再演


13:26 完売近し?


13:29


13:48 皆さん予習中?


13:54


13:55



14:46 休憩中


14:50 「50周年記念誌」購入の列


14:57 休憩時間残りわずか


新日本フィル50周年記念誌 帰路、電車内で一気読み
涙々の感動物語!



15:56 1階前方から分散退場


15:57


15:58


15:58


16:01


16:02 忘れなかった(笑)。


16:02


16:04


16:04


16:09


16:17 錦糸町


17:14 あざみ野


17:16 夕食の食材を買いに


17:26


17:39 3-3-3の前の藤棚


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2 コメント

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Unknown (katsura1125)
2022-05-25 09:41:18
bolicaminandoさま、早速のコメントを有難うございます。
佐渡さんのベト7は、版までは分かりませんが、オーソドックスでよかったです。書きましたように、第4楽章はかなり速めでした!
髙木さんも、私はたしか2回目ですが、とてもよく、大きな拍手に控えめなステージマナーでした。
返信する
Unknown (bolicaminando)
2022-05-25 08:54:19
佐渡裕さんのベートーヴェン7番、聴いてみたかったです。昔、フルトヴェングラーのLPをよく聴かれたそうですね。私もです。
高木竜馬くんは千葉県の出身、千葉のコンサートは一時よく通いました。当日の演奏はどうだったのでしょう?
返信する

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