新国立劇場オペラ2024-25シーズン 小澤征爾関連本

このところ、自宅にいることが多いので、ひたすらマーラーなど
のＣＤを聴きながら、いろいろ整理している。

新国立劇場オペラ2024-25シーズン
・ベッリーニ　夢遊病の女
・ロッシーニ　ウィリアム・テル
・モーツァルト　魔笛
・ワーグナー　さまよえるオランダ人
・ツェムリンスキー　フィレンツェの悲劇／プッチーニ　ジャン
　ニ・スキッキ
・ビゼー　カルメン
・プッチーニ　蝶々夫人
・ロッシーニ　セビリアの理髪師
・細川俊夫　ナターシャ

どれも観たくなるが、そうも言ってられないので、3つに絞りた
い。



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先日取り上げた『マーラーを語る』では、29人の指揮者にインタ
ビューしている。

その中には小澤征爾が入っておらず、インタビューを申し込んだ
がさまざまな事情で実現しなかった旨書かれている。


『マーラーを語る』


しかるに、小澤征爾×村上春樹『小澤征爾さんと、音楽について
話をする』では、「グスタフ・マーラーの音楽をめぐって」で、
小澤征爾がマーラーの音楽について語っており、興味深い。


ついでに、久々に、小澤征爾『ボクの音楽武者修行』を取り出し
た。

本書には、昭和34（1959）年、小澤征爾が単身で渡欧する時から、
昭和36（1961）年、ＮＹフィルの来日に副指揮者として同行する
あたりまでのことが書かれている。


今まで気づかなかったが、初版本発刊は、「Ｎ響事件」後の昭和
37［1962］年4月だ。

ちなみに「Ｎ響事件」は昭和36［1961］年12月のことで本書では
触れられていない。


本書にはブザンソンコンクール受験にあたって手伝ってくれた、
桐朋で同期だった江戸京子さんの話や写真も出てくる。

本書発刊後、二人は昭和37（1962）年、井上靖の媒酌により結婚
する。

昭和41［1966］年には離婚するが、音楽家としては「同志」だっ
たのではないかしらん。

なお江戸京子さんは、今年、小澤さんが亡くなる2週間前に老衰で亡くなった
（→こちら）。


『ボクの音楽武者修行』と『小澤征爾さんと、音楽について話を
する』