船内の大広間のナイトクラブでダンスをやっている。そこでフィンランドからスエーデンに遊びに行くと言う夫婦に会う。ダンスを踊ろうかどうか躊躇しているようすだったので、男性の肩を押し「楽しんでらっしゃい」と押し出してやる。
数曲踊ってショータイムとなり戻って来て、その奥さんが喜んで「一杯おごってやる」とビールを運んで来る。奥さんは英語が話せるようで、たどたどしい英語で会話する。「貴方の旦那さんは”ナイスガイ”だ」と褒めてやると「もう一杯どうぞ」とビールのお代わりを持って来る。
私は生憎現金を持って来なかったので、奢ってもらうばかりでお返しが出来なかった。感謝の気持ちで私の名刺を渡し、お二人の住所を書いてもらった。
夜中の2時過ぎまでショーなどを観てキャビンに戻る。
後日談:日本に帰国後、バルト海クルーズでご馳走になったお礼として、日本の扇子をお礼状と共に先方が書いてくれた住所あてに送ったが、届いたのかどうか返事がない。
<写真:船内でビールを奢ってくれたフィンランド人ご夫婦>