老夫婦バックパッカー世界旅

定年退職後、老夫婦で安宿を泊まり歩きの世界旅の記録です

犬ふぐり<08年3月の俳句>

2008-03-20 10:59:00 | 俳句

啓蟄やゴルフの虫も蠢きし

「三月五日は啓蟄です。この頃になると、何時ものことながらゴフルの虫が蠢き出します。]

オリオンが三ピンに見え負け麻雀

[この所、麻雀の成績が芳しくない。負けた日は夜空を仰ぎながら帰途に着きます。空には冬の星座おオリオン。ああ!あの三ピンを振らなかったら。]

 犬ふぐり谷戸の畦道瑠璃灯す

[過日、確定申告のため戸塚税務署に歩いて行きました。舞岡中学から日立に抜ける谷戸に犬ふぐりが咲いていました。妻に言われ分かった。]

 初音聞くもうぐいすかずらまだ咲かず

[近年、うぐいすの声がとんと聞かれなくなった。先日、久しぶりに初音を聞きました。妻に、”うぐいすかずら”の木はこれだと言われ始めて知る。]

 老春の戯れ返すホワイトデー

[今年、二人のおばさんからバレンタインデーにチョコレートを頂いた。慣例(?)に習いお返しをしたが、まさか、この年齢でチョコのやりとりとは。]

 いく年も生きて苦悩の春彼岸

[彼岸が来ると故人を思い浮べます。自分もあと僅かで彼の地へと趣くはずですが、相も変らず苦悩が無くならなず、煩悩に苛まれる昨今です。]

 蛤や目玉飛び出る三重県産

[ひな祭りに”蛤”でもと、スーパーの魚売場を探す。この所、中国産ギョウザ等の問題から外国産離れの影響か、国産品の値段の高いことビックリ仰天。]