突然、春を通り越して初夏の陽気。今日の最高気温は72°F(20℃超?)育苗箱も朝から外に出し、外気に慣れさせるために一日中そのままにしました。アリッサムとかすみ草の芽が出てきました。野菜の方もキャベツ・白菜・水菜・ほうれん草…と次々に出た芽が濃い緑に色づいてきています。
午前中は英語のクラスでめいっぱい勉強して、脳みそがくたくた。でも今日は勉強になったな~。最近、生徒側から先生に授業方法のリクエストを出して、より実践的で有意義なクラスになってきているんです。自分の生活の中から、例えば今週の宿題は「一つの料理を材料の準備からサーブするまで」、すべての動きや使う道具、材料の切り方、一つ一つを辞書を使わずに書いてくる、というもの。
名詞がわからないときはアンダーラインでスペースを空けておく。形容詞や表現が分からないときは別の言い回しで説明する、といういつものジャーナルのようなものですが、テーマがより具体的で細かくなった分、誤魔化しが利かない。そうすると嫌でも自分に欠けている英語の表現力がハッキリとわかって役立つ、というわけ。
私が今回宿題として挑戦したのは、いつもの肉まん!(伊東家レシピ) 「生地に水分が行き渡るまで」は指先で、とか「ある程度まとまったら」手のひらで「こねる」とか、英語での表現に行き詰まる場面がたくさんあります。更に「麺棒」で「外側から中心に向けて丸く伸ばした生地」の中心に「あん」を置いて、「縁を中心に向かってつまむように寄せて」「ひだを作りながら捻って隙間がなくなるように止める」…なんて英語にしづらい表現のオンパレードか。「ひだ」という表現が浮かばなくて、ふと周りを見渡すとカーテンが目に入った私、苦し紛れに「ドレープ」なんて単語を挿入してみました。
四苦八苦しながら、小一時間かけてようやく書き上げたものの、みんなの前で発表すると自分のめちゃくちゃな英語にしどろもどろ。先生がそれを一つずつ「あなたが言いたいのはこういうこと?」と確認しながら「それならこういう表現はどう?」「この前○○のエッセイの時に教えた表現を覚えてる?」と、お見事な手腕で私の言いたかった英語に直していってくださる。
肉まんを包むときは、gatherとかpleatとかそういう単語を使ったり、take the other side of the edgeとかtwistとかuntil it sticksとか、そういうふうに言えばいいのね、って目からウロコが落ちる。プリーツですよ、プリーツ、なるほどプリーツですね!間違っても、肉まんや餃子の「ひだ」は「ドレープ」なんかじゃないわけです。私が「ドレープ」と言ったときの先生の顔
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ともあれ、こうして全員分を終えた時は、ものすごく勉強になっているわけです。ちゃんと覚えればね。
私もこういう教え方ができるように精進しなくては。この先生に出会えたこと、本当にラッキーでした。紹介してくれた友人に感謝しきり。他の曜日のクラスはスキップしてでもこのクラスの勉強を熱心にしようと軌道修正中です。
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面白い!
良い先生に出会う事ができたのはすっごくラッキー
ですね。なかなか良い先生を探しても出会えないもんですよ。
先生は「この『ドレープ』で当分TAMAをからかえるわね。」って笑ってました~。
だって、日本語ではどっちも「ひだ」なんだもーん。
ホントホント、ラッキーです。と言っても、この先生に巡り会うまでに、こちらに来てからだけでも10人のESLの先生に教わってます。日本語教授法の訓練を受けた身としては信じられないようないい加減なレッスンをする先生がほとんどなんですが、この先生だけはプロフェッショナルです。
「ドレープ」はダメよー。先生から「これでしばらくTAMAをからかえる」なんて言われてるくらいにfunnyだったらしいですから。最終的にどうやって先生に教えてもらったかというと、禁断の(笑)身振り手振りを駆使して、ノートの紙を折りたたんで見せたんです。そうしたら「プリーツね」って。