『貯蓄』の格差(二人以上の世帯) ~ 貯蓄4000万円以上の世帯は1割、総貯蓄額の4割を保有

2014-05-19 21:01:42 | 日記
先のブログ記事の続編。貯蓄高に格差が生じるのは当然のことだが、その分布は下の資料の通り。この資料から、二人以上の世帯について次のようなことがわかる。


・貯蓄高500万円未満の世帯数は最多の31.9%、その貯蓄額割合は最少の3.7%(いずれも2013年)。
・貯蓄高4000万円以上の世帯は最少の11.1%、その貯蓄額割合は最多の44.0%(いずれも2013年)。
・2011~13年での推移について、貯蓄高が500万円未満の世帯は世帯割合及び貯蓄額割合ともにほぼ横ばいで、貯蓄高が4000万円以上の世帯は世帯割合は0.7ポイント上昇、貯蓄額割合は3.3ポイント上昇。


二人以上世帯については、微妙にではあるが、格差が広がりつつあると見える。ここに年齢別構成比を重ね合わせることができれば、同一世代間扶助に係る財源移転の規模を導き出すことができるはずだ。それは勿論、今はただのシミュレーションに過ぎないが、そのうち必要になってくるだろう。実は、今でも必要ではある



<資料>

(出所:総務省統計局資料