先のブログ記事などでも書いたことだが、『死に場所』については、自宅が減って1割程度に、病院が増えて8割程度になっている。今後の死亡者数推移などは下の資料1〔=死亡場所別、死亡者数の年次推移と将来推計〕のように見通されている。
これまでの傾向を考えると、何らかの政策的誘導でもしない限り、『死に場所』が病院となる場合が、人数・割合ともに高止まっていくのではないだろうか。他方で、『死にたい場所』として挙げられるのは、先のブログ記事の資料〔=最期を迎えたい場所〕にある通り、自宅が5割半程度、病院が3割弱となっている。
少子高齢化は確実に進んでいくため、下の資料2〔=世帯主65歳以上・75歳以上の世帯の家族類型別世帯数、割合(2010~2035年)〕にある通り、高齢者単独世帯の数も割合も、現在より相当高まっていく。これらを単純に当てはめ合って考えると、『死にたい場所』が自宅であるとなると、自宅は『独りで死にたい場所』となってしまう。
病院よりも在宅の方がコスト合理性があるとされているので、介護・医療財政との兼ね合いも重々考慮していく必要がある。そうなると、独りで死ぬのは寂しいことなのだろうと想像してしまうが、それを覚悟するか、IT武装してバーチャルでは独りではない環境を作っておくか等々、今から本気で考えておかなければならない。少なくとも、自分はそうする。
<資料1>
(出所:厚生労働省資料)
<資料2>
(出所:国立社会保障・人口問題研究所資料)
これまでの傾向を考えると、何らかの政策的誘導でもしない限り、『死に場所』が病院となる場合が、人数・割合ともに高止まっていくのではないだろうか。他方で、『死にたい場所』として挙げられるのは、先のブログ記事の資料〔=最期を迎えたい場所〕にある通り、自宅が5割半程度、病院が3割弱となっている。
少子高齢化は確実に進んでいくため、下の資料2〔=世帯主65歳以上・75歳以上の世帯の家族類型別世帯数、割合(2010~2035年)〕にある通り、高齢者単独世帯の数も割合も、現在より相当高まっていく。これらを単純に当てはめ合って考えると、『死にたい場所』が自宅であるとなると、自宅は『独りで死にたい場所』となってしまう。
病院よりも在宅の方がコスト合理性があるとされているので、介護・医療財政との兼ね合いも重々考慮していく必要がある。そうなると、独りで死ぬのは寂しいことなのだろうと想像してしまうが、それを覚悟するか、IT武装してバーチャルでは独りではない環境を作っておくか等々、今から本気で考えておかなければならない。少なくとも、自分はそうする。
<資料1>
(出所:厚生労働省資料)
<資料2>
(出所:国立社会保障・人口問題研究所資料)